大理編

 
菜の花が咲く大理石の故郷
DaLi 大理

 まず大理古城にある亜星飯店(ASIA STAR HOTEL)へ。ううあああ。想像以上にすばらしい「北朝鮮」っぽい建物。亜細亜の「亜」をかたどった外観のデザイン、なぜか、ひょうたん型のオブジェが建物の上に乗っている。中の吹き抜けは悪趣味な仏像の絵。ちょっとこのセンス、理解に苦しむ。やたらスケールはでかく、ゴージャスなのだが、すべてガラーンとした印象。ふーむ。私たちの同じフロアにさっき飛行機であったドイツ人2人連れおば発見。やっぱり大理古城一番のホテル、となるとここになるわけね。ここはFAXで直接予約を入れていて、スペシャルプライス500元。
教訓)中国のこうした「高級ホテル」は、日本とは大きくノリが違うのです
 

沙坪のマーケット
 ホテルを出て月曜日恒例の市が開かれている沙坪へ向かう。「あのマーケットはよくない。食糧も高いし、服もあまりいいものはないよ」「でも友達が行きたがっているから」それにしても道中の景色でとても感動したのが、蚕豆畑に点在する菜の花畑。緑色と黄色のじゅうたんが湖のまわりにひろがり、ジ海(アルハイ)の水色とかさなってとても美しい。そして行き交う人が民族衣装を着ている。それに大理といえば大理石。小さな工場もあちこちにある。
  確かに女性ドライバーにしてよかったかもしれない。日焼けするから、と気を使ってくれる。「日光はお肌に悪いのよね〜」彼女は運転手側の窓にカーテンをつけ、日除けにしている。
 30分ほどで沙坪到着。小高い丘がマーケットの場所になっていて、すごい人出だ。それぞれの商品によっておおまかに売場が別 れていて、同じようなものを売る人たちが並んでいる。野菜売場、カゴ売場、唐辛子売場、粉売場・・・。鶏とひよこ、タマゴを売っているコーナーなど確かに見るだけでおもしろい。しかし市場フリークのOliveさんは実際に買い物に走る。不思議なのは秤ではかるくせに値段は判で押したように「2元」ばかりなこと。Oliveさんさんの一番の収穫はハチミツ1Lだったようだ。20元。しかし地方ではよくあることだが「10元」と「4元」の発音が同じ。「7元」まで似ている。
教訓)「買東西」に必須は数字。数字になまりがあるのでわからなかったら指で確認しましょう
 車に戻ると「何を買ったの?いくら?」とOliveさんの袋をのぞき込む。そのあたり、主婦感覚。クルミが買いたい、どこかで買えるのか聞くと「麗江の玉 峰寺でいっぱい売っているよ」と教えてくれた。

周城
 次に安さんがおすすめの藍染めの街、周城へ行く。Oliveさんの選んだ布ははじめ1m=80元という。それはいくらなんでも高い。値切って3m200元に。私もなんとなく買う気はなかったが、ランチョンマットにしたらよさそうなのを1枚購入、50元。たっかー。

喜洲
 続いて古いペー族の家並みが残る喜洲へ。厳家大院という古い建物でペー族の踊りを見るのに50元とられた。ここではペー族が客をもてなすときのお茶、三道茶、というのを入れてくれる。最初は苦いお茶、二杯目は甘くて、三杯目はしょうがの味。ここは「三方一照壁」というペー族独特の建物。
 古城に戻る。もう1時になっていてお腹もすいた。安くておいしい食堂があるという。そこで安さんがおいしいと勧めるものを注文する。しかし辛い。豚肉は脂身が多く私たちはだめだった。安さん、お持ち帰り。今日のおかずになってうれしそう。

アルハイ
 それから<さんずい+耳(アル)=ジ>海へ行く。遊覧船は1人150元でチャーターできるという。対岸までいって2時間ほどジ海を巡るのだそうだ。ううん、高い。別に予定していなかったしなあ。もっと大きい船なら170元。これは却下。安さんは「今は風がでていないから、船の旅は快適だよ」と勧める。迷って結局「開発号」に乗ることにした。なんだかんだいってお金を相当使わされている。仕方がないかなあ。
教訓)やっぱり観光地、お金を使わされる仕組みです
 しかし貸し切りというのはキモチイイ。水も青く澄んでいてきれいだ。30分ほどで対岸にある観音閣につく。入場料5元。階段をのぼっていくと寺がある。中に道士がいて、お布施をするとお祈りをしてくれた。楼の一番上まで登るとジ海が見渡せる。しかし工事中でこれからいろいろ整備される雰囲気。なんだか俗っぽくなるんだろうなあ。そのあと今度は金稜島という中州の島に上陸。上陸だけで3元も取られた。別 に来たくて来たわけじゃないのに(鍾乳洞があるらしい)納得いかん。屋台でヘビやトカゲの串刺しとかを当たり前のように売っていた。別 にこれといって見るところもなさそうなので、味わいのある民家を勝手に撮影し(!)さっさと船に戻る。
 蒼山に向かってアルハイを行く帰りは妙に波が高い。すごく揺れるのでデッキから中に入った。そのうちデッキのイスやゴミ箱が倒れ、時化状態。こんなところで溺死はやだ。なんとか埠頭につくと、安さんが「私とても心配した。風が強くて波が高かったから。いつもはこんなに高くならないのよ」。 
 ところでOliveさんさんが「私、トイレ行きたい」。3角という細かいお金がなく、2角に値切ってもらう。しばらくして戻ってくると「いや〜想像をはるかに超えたものがあった。(以下略)」。相当なショックだったらしい。やっぱり「中国日常的壊滅的厠所」だったようで、ご愁傷様です。こればかりは体験してみないとわからないつらさがあるよね。
教訓)こーゆーところのトイレは覚悟が必要です。有料トイレだからといって過小評価してはいけません。

三塔
 気を取り直し、三塔へ向かう。三塔は1000年以上も前、大理国だったころのものとか。近くでみると迫力。三塔の全景を見るには隣にあるとかいう「三塔投影公園」がいいとあてにならないが唯一の資料である「歩き方」にあったので、探す。窓口の小姐に聞いても素っ気なく、あっち、と指さすだけ。そう離れているはずないといろいろ探してみるが見つからない。少し歩いた先にようやく矢印を発見。だけど見あたらない。5分ほどあるいてようやく公園らしき建物を発見。中に入るがいまいち三塔の景観が良くない。売り物の池に投影した三塔も風で波が立っていて見えない。それに町の建物が邪魔だ。がっかりして出る。そこに入ったときから1台の馬タクシーが。タクシーがいる三塔の駐車場まで歩いていくのはちょっと距離があるので、値段によっては乗るつもりだった。
 気弱そうなおやじが「乗らないか」。「三塔に行きたい。いくら?」当然高くふっかけてくるなら乗らないつもりだった。「2元」。え?想像より安いのでちょっと考えると、おやじは中国語がわからないと思ったのか、ポケットから2元札をとりだし、これだ、という。間違いなく2元だ。安い。1キロほどの道を馬で走る。結構ゆれる。本当に気の弱そうな営業下手のおやじでちょっと同情してしまう。商売は大丈夫なんだろうか?降りたとき馬と撮影をしようとしたら、ちゃんと「ここを持つといい」と教えてくれた。
 安さんに投影公園まで行って来たというと「離れているからここを見終わったら車で行こうと思っていたのに」。
 翌日、麗江に行くための長距離バスのチケットを買う。ボルボ製の快適そうなバスの写 真が貼ってあった。朝10時発のバスはそのボルボ製で1人50元というので、それに決める。お金を払うとおやじが定規で該当する部分を切り取り、原始的な形態の切符?を渡してくれた。
 大理の城門のところで記念撮影し、ホテルに戻る。ふー疲れた。安さんに300元渡すと嬉しそうに帰っていった。

亜星飯店を堪能
 部屋に戻り態勢を立て直して再び古城に今度は歩きで行ってみる。ホテルが建っているのは城壁の外で、「旅游度暇区」というエリアにある。といっても周りはまだまだ田んぼだらけ。
 古城の中に入り、街をそぞろ歩く。大理石でできた何かを買おうと思ったが、実用的で気に入ったものがない。Oliveさんは爪楊枝入れを買う。何か食べようということになったのだが、適当なところが見つからない。インターネットで「まずい」と評判だったチベッタン・カフェの前を通 ると、店は欧米人のバックパッカーでいっぱい。結局 これがまた庶民的なレストラン。名物の砂鍋魚は鯉がけっこう大きなぶつ切りのまま入っている。鍋物らしく味がしみていておいしいのだが、Oliveさんは鯉が苦手で食べられず。「大理ビール」を頼んだらプラスチックのコップが出てきた。ご飯を頼んだらアルマイト洗面 器に入ってでてきた。うなる。
  帰りどうやって帰ろうか、と店を出たとたん、砂が混じったものすごい風が吹いてきた。砂なのか、大理石工場の砂塵なのかはわからないが、目も開けていられない状態で、顔が痛い。たまたま救世主のようにタクシーがいたので迷わず乗る。言い値で10元。
 帰ってお風呂に入ると砂が下にたまっていた。
 Oliveさんが料金表を発見。なぜか中国語の表記しかないのだが「このホテルの備品はすべて中国の典型的な文化的特徴を持っており、特別 に購入を希望される方には以下の料金でお譲りします。ご希望の方は内線○○までお電話ください」といったことが書いてある。そこまで書かなくてもストレートに「欲しい奴はちゃんと金払って持って行け!」とすりゃいいのに。それだけ失敬してしまう中国人が多いと言うことなんだろうか(ちなみに大理は中国国内のハネムーン旅行先で一番の人気)。高級ホテルのプライドか。それが見事にすべての備品についての料金が書いてある。趣味の悪い按摩カードは30元。(ほとんど昆明の金龍飯店と同じノリ)30元もの大金をはたいてこれを欲しがる人とは?

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  壁紙は大理の菜の花です