12/13 アヴィニョンの橋の上で踊る?

法王庁宮殿

 

Avignon アヴィニョン
 ホテルの1Fにある小さなダイニングで朝食をとる。ハチミツ、パンがとってもおいしくて気に入った。しかしnaoさんはいつ猫が登場するかと気もそぞろだったらしい。ここの猫はいつも暖炉のそばのイスに寝ていて動いていないようだけど?テレビのリモコンが動かないので、マダムに替えてもらう。
 ミシュランによるとニーム、アルルとアヴィニョン共通の「ゴールデントライアングル」カードとやらでいろいろなところの割引になるという。観光局で、とあったので朝一番で観光局に出かける。職員の人に聞くと「Long long ago」(笑い)のものだったらしい。今はアヴィニョン独自の割引クーポン「Avignon passion」があり、それを見せると入場料が割引になるサービスがあるというのでもらう(15日間有効。無料)。最初の見学場所は通 常料金で次のところから割引になる。隣のヴィルヌーブ・レザヴィニヨンも共通 。
 最初の見学場所はやっぱりこの街のシンボル、Palais des Papes(法王庁宮殿)。 中世らしいいかめつさをもち、わりとさっぱりとした装飾だけど巨大、という感じの宮殿だ。ここはベルサイユ宮殿のように見学用テープを借りて番号にしたがってみてまわる仕組み。日本語もあるんだけど、全部聞いている大変。途中適当に飛ばして見る。だって石の建物でとっても底冷えがするのだ。実は今日、冷え対策でホカロンを貼ってきた。それでも寒い。しかもお腹がぐるぐるいってる(変な話でごめんなさい)。んで豪華なホールはなんだかイベントの準備中だったりして、工事のおにいさんたちが働いていた。階段はちょっときついけど屋上からの眺めがなかなかいいのでお勧め。トイレに行きたかったのだが見つからなかったので売店で聞くと(さっき通 り過ぎた)「上」だという。え?気づかなかったなあ。結局ホールの片隅に目立たなくあるのだった。利用客が少ないせいか、きれいだった。売店ではアヴィニョンの橋Tシャツ等を購入。(うっ・・我ながらミーハー)
 お次はサン・ベネゼ橋(アヴィニョンの橋)。ところが法王庁宮殿の裏の出口から出てしまったらしく、完全に街の中に迷い込んでしまった。案内板も細かい通 りの名前が載った地図もないので、ここがどこだかわからない。以降、どの街でも体験したのがこの「旧市街ラビリンス」。一度迷うとなかなか抜け出せない。思った通 りにでない、などなど。方向感覚には自信があるし地図があれば迷わないはずだったのに、勝手が違う。私はわかるところまで歩いて自己解決を図ろうとするので、かえって傷口が深くなることもある。(あとで悲劇が・・・)
 なんとなく歩いているうちに城壁をぐるっと囲む環状道路にでた。ドン岩壁公園の裏っかわだ。とはいえめざすサン・ベネゼ橋はすぐわかるのであとはそれに向かって歩くだけ。
 サン・ベネゼ橋は観光客も少なく、ほとんど独占状態。ここもテープを借りて聞きながら見学する。フランス人の親子づれ(小さな子供2人とママ)が、橋の上で輪になってぐるぐるまわっているのがほほえましい。やっぱりここにくるとみんなやりたくなるんだろうな。幸い?少したつと橋の上には私たち2人だけになったので三脚を立てて、ちょっと「輪になって踊る」。ぼーっと対岸のヴィルヌーブ・レザヴィニヨンの街を眺めたりとにかく超マイペースで見学。いやあ、シーズンオフの醍醐味だわ。ホント、誰もこないもんね。
 橋を出たところで本日初めて?日本人のカップル発見。歩き方を持っている(私も持っているけど)のですぐわかる。そろそろお昼。どこにするか特にあてもないし、適当なところに入ろうということになる。 たまたま通りがかったRUE DE LA BALANCEにあるBRUNEL Restaurant"Le Mesclun"というレストランのMenuが59Fと安く、地元の人で賑わっているようなので入る。お店の人はてきぱきしているし、親切。味もなかなかにおいしかった。最後に頼んだカフェオレについてきたチョコレート、おいしかったです。見ればオリジナルの包みだったので持って帰ってきた。(だから今こうして書けるのだ)。カードは使えず。
 お昼休みの2時を過ぎたのでとりあえず?近くのプチ・パレ美術館へ。建物が重厚。他にあまり観光客もいないので各部屋にいる職員もヒマそうだ。 ここの目玉はボッティチェリの若いときの作品『聖母子』。でもうっかりすると通 り過ぎてしまうぐらいひっそりした存在。ごめんね。私たちはもうフィレンツェで彼の代表作を見てしまっているから、どうしてもまだまだ未熟さが残るこの作品にあまり感銘できないのでした。後の片鱗はあったけどね。なので、この美術館自体、さーっと流したという感じで終わりました。すみません。パスのおかげで15Fでしたが。
 さて、アヴィニョンで行ってみたかった、レ・アール(屋内市場)へ。旧市街のちょっと込み合った道を抜けると大きな建物があってどうやらそこらしいのだが・・・閉まっていた。時間が遅いから?とっても残念。ホテルに戻りがてら旧市街のお店をいろいろみてまわる。明日は早いのでパンも購入。
 これからアングラドン美術館に行くというプランもあったけど、ちょっと疲れたし(もー女も三十路半ばとなるとね)どうしても行きたいところではないし、(お腹の調子も悪いし)体力温存のため、ちょっとホテルで休憩。この時間を利用してnaoさん、リコンファーム。飛行機は予定通 りとか。
 4時半をまわり 夕焼けのころ、再び時計台広場、法王庁宮殿を通り、ロシェ・デ・ドン(ドン岩壁)公園に向かう。天気がちょっと曇り気味だったので、それほど夕焼けの景色はきれいではなかったけど、ここからみるサン・ベネゼ橋の眺めがよい。もう少し天気が良ければ展望台からはプロヴァンス地方の街が見渡せたはず。
 引き続きホテル近くのお店をいろいろみてまわることにする(こっちも実は体力を使ったりして)。すでにnaoさんのお気に入りのお店があり、いろいろ試着を繰り返す。7時ちょっと前、音楽が鳴りやんだかと思うと シャッターが下ろされいきなり閉店の構え。あわててnaoさんが会計をしようとするが、クレジットカードはもう閉めてしまったから、と断られる。強気だ。
  このお店に限らず、周辺の店はたいてい7時には閉まる。時計台広場に出ていた店を物色。かわいいパステル調の、いかにもプロヴァンスという感じの食器を売っているお店があった。しかし重そうなので結局買わず。ホテルに戻り、夕食の算段をする。といっても私はリストを持っているだけで、唯一の手がかりは歩き方。ホテルにもカードが置いてあったRestaurant du Mondeをうたう「Woolloomooloo」レストランにする。7時30分の予約をnaoさんに入れてもらう。「なんだかとってもせっかちな人だったよ」。
  ホテルからレストランまでは歩くしかない。お店が並ぶRue Bonneterieの延長線にさっきのレ・アール、その先にRue des Teinturiersがあって・・・とだんだん人通りもなくなりさびしー感じになっていく。まだかな、と思った矢先、本当に「廃屋のような」レストラン発見。中に入ると薄暗い中、まだ客はいない。店はどうやら電話に出た彼1人でやっている風だった。いろいろなところのろうそくをつけたり、忙しい。オーダーを取りに来るのも時間がかかる。やがてオーダーを取りにきたのだが、せっかちな彼は私たち2人で話す日本語はわからない(そんなんわかっているよ。2人で相談しているだけ。それをオーダーと思われた)ので「英語で言って」だの、せかされてちゃんとゆっくり聞いてくれないのでむかついた。忙しいから余裕がないのはわかる。で面 倒な外国人がきていらつくのもわかるけどさあ。Woolloomooloo風サラダ、アフリカ風?の牛肉料理はスパイシーで変わっていて料理自体はおいしいのだが、誰が調理しているんだろう?
 9時近くになるとほぼ満席。不思議なインテリアも相まって確かに若者受けしそうな店だ。これでサービスがもっと行き届いていればいいんですけど。1人じゃ忙しすぎる。一応HPもある(www.woolloo.com)
 なんだかんだいってお腹が一杯になり、ホテルまで再び歩く。
 ホテルは今度は若い女の人がいる。少しは英語ができそうだけどああん??「緑茶」を飲みたかった私たち、naoさんが「Hot Water」を頼む。彼女は身振りでお湯を沸かすまねをし、上を指さす。お湯を沸かして持ってきてくれる、といっているようだ。部屋に戻って待つ(1Fには猫がいるし)。 明日はアルル。バスの時刻表で明日必ずあるか確認しなきゃ。朝7:45発のバスは「SAUF SAM.DIM.et FETES」とある。曜日は会話集でわかったけど「Fetes」の意味が分からない。要はまあ、明日あるかないかわかればいい。これは彼女に聞くしかないな、とお湯を持ってくれるのを待ち続けるが一向にこない。「お湯わかしているにしても遅すぎるよねえ?」。結局猫問題で私1人で下に確認しにいくことになった。
 行ってわかったのは、彼女は別にお湯を沸かしているふうではないこと。さっきのはどうやらお湯はでる、といっていたのだ(そんなんわかっているよ)。もう一度「For drink」といって飲むまねをするとようやくわかってくれた。ふう。さて、時刻表。FETESを聞くと彼女は一生懸命フランス語で説明をする。どうやら英語でなんていうか出てこないらしい。「あ、そうだ」と奥の部屋にいき、仏英辞典で探す。「あった!festivalだ」。結局、明日は平日なので大丈夫、ということがわかった。ふー。(ところでこの部屋にはimacがあった)
 こうしてようやくもらったお湯で入れた緑茶のおいしかったこと。

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