先制パンチ! 第1日目(2005.9.23)

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 成田発、定刻どおりSQ便は離陸した。
 久しぶりに今回、行きも帰りも同行者がいる。おっとこの同行者、おなじみの登場人物なのだが、今回スタオくんと呼ばせていただく。なんといってもスタジアムオタクのこのスタヲくん、今回「海外観戦100試合」ならびに「訪れたスタジアム100」のダブル100達成をめざす旅なのだ。そして私の方は、世界遺産6カ所をめざす。ちなみにわれわれの使用言語は岐阜弁であるので、以下のセリフはすべて岐阜弁となる。
 オンデマンドの映画上映、私は「スクールウォーズ」を選んだ。昔、ドラマでやっていたが、これ昨年作られた原作に忠実な映画の方。これが涙ボロボロもんでスタオにバカにされる。「帰りに見てみ!きっと泣くで!」
 そんなこんなで本当は寝ないといけないのに、1時間ほどウトウトするうちロス着。やっぱりヨーロッパよりうんと近い。

初ネタ・岩姐、チケット紛失?事件
 ロスのトランジットで最初の事件は起きた。入国カードを書いて、さあ入国審査の列に並ぼうとしたとき。成田で発券してもらったメヒカーナ航空の搭乗券がない。貴重品入れに入れたはずなのに見つからない。どこかで落としてしまったのだろうか。やばいじゃん、私、トランジット客として入国できるの?メキシコへ行けるの?
 そこへSQの日本人用スタッフである日系のおばちゃんが来てくれた。事情を説明するうち、メヒカーナ航空のはもともとeチケットだし、航空券じゃなくて搭乗券なので問題ない。メヒカーナの窓口で再発券してもらえばいい、と言われ安心する。ほっとして、列に並ぶ。
 なんとなくもう一度、貴重品入れの別のファスナーをさぐると・・・
「あ!」見つかった。搭乗券。いくつかファスナーがあって別のところに入っていたのだ。
「おかしいなあ。さっき全部みたはずなのに」自分のミスを取り繕う岩姐。
「なにやっとるの?もう信用ならん。これからは俺がもっとく!」搭乗券を回収される。失せモノ女王、ここにあり。その後、チケット類のすべてはスタオが持つことになる。

嗚呼、ここは『ロス・アンヘルス』!

 来たくて来たワケじゃないのに、指紋を採られ、写真を撮られ、心ならずもアメリカ入国。
トランジット用のベルトコンベアにスーツケースを乗せて、メヒカーナのカウンターへ。
 ところがここはロス、さっき入国したのはまぎれもなくアメリカだったはずなのに。
 カウンターのお姉さんは
お〜ら!ブエノス・ディアス
「オラ!」と反射的に返したのがよくなかったのか、引き続き、スペイン語での会話が始まる。ちょっと、待ってよ。いくらメヒカーナで、いくらメヒコ行きとはいえ、ここはアメリカ、ロサンゼルスである。しかも見まごうことのない、100%アジア系であるわれわれに対して、あくまもスペイン語で通される(ってか、英語話したくないのか?)
 ああ、もうここは「ロス・アンヘルス」(スペイン語読み)だということを悟る、われらハポネス。が、最後に「メキシコの入国カードの言語はどれがいい?イングレス(英語)?それともエスパニョール?(スペイン語)」この質問するんだったら、最初にしろよっ!「イングレス!」
 空港の搭乗をまつ。「ヨーグルトでも買う?」、とスタオはこまめに心配してくれる。なんでも日付変更線を越えると優しくなるんだそうだ。そうとう立派な赤い果実入りヨーグルト、5ドル。量も、値段も半分が手頃なのだが、お腹のために食べておく。
 まあ、そんなことはあったが無事メキシコ・シティならぬ、「シウダ・デ・メヒコ」行きメヒカーナ便は飛び立った。
 メヒカーナ便ではメチャ眠くて、軽食を食べ終わるなり爆睡(この熟睡が次の日、命取りとなる)。

入国早々、トホホ事件

 意識が戻ったとき、窓の下にはメヒコの美しい夜景がひろがっていた。その広がりからでかい街だということがわかる(郊外併せて2000万人が住むという)。
 定刻どおり着陸。心配した荷物は無事に出てきた。ピックアップして、スタオが緊張しつつ(※荷物を減らすためスーツケース1つにまとめてきたのだ)、ついに最初の運試し、ボタンを押す。問題なく、緑ランプがついた。ほとんどが緑ランプのようだったが、不幸にも赤ランプだったらしいおじさんが、スーツケースすべてあけて調べられていた。
 外へ。緊張の一瞬。どこの空港でもお迎えの人などでごった返すので財布など、身の回りのものは気をつけないといけない。シティのロゴがあるATMを見つけたので、周りに注意を払いつつ、引き出しに挑むも、カード認識されず。しかたがなく日本円を両替することに。ある両替カウンターで「ここレートまあいいんゃない?」といわれ、両替すると驚くほどレートが悪く、凹む。1万円替えて、たった800ペソだ。
 しまった。他にもう少しいいレートの窓口もあったのに、BUYとSALE、レート表を見誤った。結局スタオ反省、自ら再びATMにチャレンジすると、今度は認識された。

怒りのタクシーチョロマカシー

 さて、タクシーだ。あらかじめ泊まるホテルはアラメダ公園エリア、「ゾーン3」だとの情報。誰もいないタクシー会社のカウンターでお兄さんが手招きしている。アヤシイが念のためにアラメダ公園エリアまでの値段を聞くと200ペソ。冗談ではないぞ。
 どうやら、さっきから長蛇の列が続いているのが一般客用タクシーチケット売り場のようだ。ここで辛抱強く待ち、いよいよチケットを買う番に。小さなチケット売り場の隣におっさんが立っていて、どこへ行くか聞いてくる。
「ZONA 3、アラメダ公園まで」。
「ノ!ZONA4、クワトロ!」
 あれ?と思ったが、なにせこちらは「歩き方」ぐらいが情報源。変わったのか?とにかく4と言われれば仕方がない。おっさんにお金を渡し、チケットをもらう。
 チケットを買ってもさらに外に長い列。その横にさりげなく、ゾーンを示す地図が貼ってあった(こんなところにあっても意味ないよ)。見るとギリギリではあるものの、しっかりゾーンは3でよかったのだ。もしかしておっさんはチケットを正規に売っているのではなく勝手に窓口に伝えてお金を渡すだけの、単なる仲介屋だったかもしれない。30ペソぐらいだが、まんまと騙された。
 ようやく私たちの番。あのタクシーに乗って、と指示されたとたん、隣に立っていたポーターのおっさんが、さっとスーツケースを持って行ってしまった。十分自分たちで持てるスーツケースなのにスキをつかれたのだ。。不本意ながら、1 USドルのチップを払う。
 むむ、油断ならぬ大都会、メキシコ・シティ。気を引き締めなくては。

「ゆったり休む」は無理だった

 タクシーは都会の街をひた走る。ヨーロッパのそれとは異なる、粗い作りのコンクリート、そこに塗りたくったペンキも年数と共に剥げ落ち気味な建物が続く。途中、かなりの女性がいわゆる商売のために立っているエリアも通った。
 3泊することになるホテル・メトロポールはスタオが予約サイトを通じて見つけたもの。思ったよりゴージャスな感じのエントランス、やる気と愛想のないフロント係がチェックインの手続きをする。
 部屋は広く、ベッドもゆったりダブルサイズが二つ。ところが残念なことにバスタブなし。ちょっとゆったり疲れを癒したかったところだけど、この料金なら仕方がないのかも。スタオは「乳頭温泉」の素を持ってきていたが、次のホテルまでお預けだ。
 ところが日付変更線を越えたスタオ、意外に元気で「ちょっと水買ってくるで」。普通な感じで出て行ったが、こんな夜遅く人影もまばらで治安もよくない街を大丈夫か、と心配してみる。シャワーを浴びて一息ついたころころ無事「メトロ駅の近くにセブンイレブンがあった」と水とヨーグルトを持って生還。毎度感心することだが、キミの地理把握能力はすばらしい!
 長旅で疲れているはずなのに、メヒカーナで寝過ぎたからか全然眠れない。スタオも同じだったようだ。

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