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第2日目 サンチャゴ・ベルナベウ初見参。そして・・・

ドルトムント戦のラウール
絶対負けられない試合じゃあああ。

最初のお買い物で買ったものは・・・


マドリッドの甘〜い朝食で復讐?
 朝起きて窓を眺めると雨。まいったな〜。
 お腹が減ったので朝食を食べにいくことにする。昨晩もらった「ご近所さんマップ」の中から、手作りチュロスとチョコラテがおいしいというお店に行ってみることに。
 しかし出かけるとき隣室の彼女に出くわす。朝食に行くというと、彼女も行きたいとか。断るのもなんなので、呉越同舟で出かける。ドルトムントの黄色+黒の縞々模様の帽子をかぶっている彼女。げ!私も被ってくればよかった。建物を出たすぐのところにある新聞スタンドでマルカとアスを購入。併せて1.7ユーロ。(asの方が後発なので10センティモ安い)
 チュロスとチョコラテは2ユーロちょっと(たいてい小数点以下のセンティモの単位が聞き取れず、適当にお金をだしているのでいいかげんしか値段を覚えていない。この後もずっとそうです)。チュロスのほうは少し堅めの「油条」って感じ。確かに濃厚なチョコラテは甘いけど、チュロスをつけると中和される。日本人としてはこれプラス水でも飲みたいところだけど。(食べながら彼女のことをいろいろ聞いたけど、ちょっと別な世界の方だったので省略します。)彼女はほとんど手をつけず。甘すぎでだめなんだそうだ。
 さすがに彼女と一緒にスタジアムに行く気はしないので、夜は単独で行くことになりそうだ。(向こうもそうだろうけどさ)
 インターネットが使える時間になったので、サロンにあるPCで無事にマドリッドに着いたというメールを打つ。彼女も隣でやっているので画面をのぞかれやしないかとヒヤヒヤした。1つ仕事のことで気になっていたこともなんとかなったようだ。
 部屋に戻り、少し鶴と格闘。
 根を詰めてやってあきてしまったので、いよいよ街歩きに出かけることにする。まずは「エル・コルテ・イングレス」のビニール袋を手に入れたい、ということもあってソルに出ることに。入念に?10ユーロ札、20ユーロ札、クレジットカードをそれぞれ別々のポケットに入れて、小銭入れはジャケットのポケットに入れて、手ぶらででかける。
 MHの目の前に地下鉄の出口があって、駅まで30秒という至近距離。「メトロブス」(10回分で5.20ユーロとかなりお得)を自販機で購入。クレジットカードが使えるようなので、カードリーダーから差し込むものの、反応なし。結局お札を入れて(これも一度には認識されず、何度もやりなおす)無事購入。
すぐソルに向かう方のホームがあって、電車がやってくる。大江戸線よりもさらにコンパクトで、都電のノリ。「メトロブスでメトロに乗るブス」。おそまつ。

最初のお買い物で買ったものは・・・

 5分ほどでソルに到着。いくつもの路線が乗り入れているターミナル駅なので人も多い。気を引き締めて階段を上る。プエルタ・デル・ソルにはマドリッドの象徴のくまちゃん銅像などがあってそばを通ることは通ったけど、ま、そういう観光モニュメントでの撮影などは今回はパス。安全第一なのだ。
 すぐエル・コルテ・イングレスに入り、まっさきにスポーツ用品売場に向かう(笑)。ラウールの巨大ポスターも飾ってある。ほとんどがユニフォームでマドリーのほか、アトレティコとバルセロナ、バレンシアなどのグッズが並んでいる。バレンシアの帽子がセールで9ユーロだったのでキープ。んで欲しかったスペイン代表ユニのほうは、店員のおやじがでてきてとりあえずあやしい英語ではあるが、Sサイズを出してもらい、これを買うことに。ナンバー入れサービスも10分でできるというので頼む。(もちろん7番ラウールの)やる気のないおばちゃんが係で、やる気なさそうに「10分後にね」と言われ、引換券をもらう。
 10分後、戻って引き替え。背中だけでなく、正面にもちゃんと「7」が入っている。これで赤に黄色のスペイン代表のユニフォームが私のものに。ぐわんばれ、EURO2004!
 ずんずん地下に降りて、地下の「スーペルメルカド(スーパーマーケット)」へ。巨大な缶詰がずらりと並ぶ棚に圧倒される。今回チケット予約の電話をしてくれたS女史にリクエストされたのがアンチョビ入りのオリーブの缶詰など。オリーブの缶詰はなんとか見つかったけど、ほかのものがどうもあやしく、彼女に書いてもらったメモも持っていなかったので、「とりあえず今日はここまでにしといてやろう」。
 で、またメトロに乗り、MHに戻る。少しネットやMHのスタッフの方とお話したりして、本格的に態勢を整えて(スーパーの袋に地図などいろんなものを入れて、「カルネ・マドリディスタ」も持ち)再びソルへ。

アレア・レアル・マドリー1店目

 まずカルメン通りにある「アレア・レアル・マドリード」へ。初めてのショップ訪問なのだ。しかし、雨や寒いときの観戦に役立ちそうなジャケットなどを探してみたけどなかったので、マフラー2本、CD、女性用パンツ(ウケねらいか?)、時計27ユーロなどの小物を購入。で、「カルネ・マドリディスタ」を提示すると5%引きになる。チームロゴ入りのブルーの毛布も購入。これなら観戦の時よさそうだ。
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●はじめてのランチ

 さて2時をとっくに過ぎてお昼時となってきた。うーん。一人旅の最大の課題であるかもしれない食事。ファーストフードには頼りたくなかったので、かつて行った記憶がある、「ムセオ・デル・ハモン」へ行ってみる。メヌ・デル・ディアが6〜9ユーロ程度。パエリアもあるみたいなのでこれにしよっかな。1階は人で大にぎわいのバル。巨大なハモンの固まりがいっぱいぶら下げてあって壮観なのだ。2階が食事ができるレストランだけど満席で、さらに「アリーバ(上に行け)」と言われる。3階はまだ余裕があるみたい。わりと愛想のよいおやじが担当のようだ。ここで私は最初の皿のセレクションを間違えてしまった。横と縦と間違えてメニューをとらえていて、パエリアが食べたかったのに、茹でた空豆のマヨネーズがけの山(!)が出てきた。まずくはないんだけど、これだけを食べ続けるのにはまいった。隣の人が食べているパエリアがおいしそうだったこと。メインはメルルーサのフライにして、こちらは淡泊な、日本人向けの味。ビネガーをかけるとさっぱりとしておいしい。お店のおやじにウインクされながら、一人の食事を楽しむ。最後はカフェ・コン・レチェ。
 お腹がいっぱいになったので、早足でグランビアまで行き、この買い物の大トリ、ロエベへ。途中、プエルタ・デル・ソルでドルトムントサポの黄色い工事屋大集団に出くわす。みんなでビールを飲んで盛り上がっている。ふん、今にみておれ。喜んでいられるのも今のうちだ。シエスタ時で多少人が少ないし、グランビアの北側は危ないらしいのでとにかく走るように、坂を下る。

●ロエベの買い物ざます

 ロエベの入り口はドアマンが立っていて、こちらを確認してから開けてくれる。高級感あふれるわりには、応対してくれたお姉さんは気さくな感じ。さすが日本人の買い物が多いようで彼女も片言だけど日本語を話す。スペイン語por mis amiga(私の友達のために・・・など)と英語、日本語をごちゃごちゃにませながらショッピング。頼まれていたバッグが無事にあったのでホッとした。私も本当は財布でも、と思う程度だったけど、結構気に入ったバッグがあったので、唯一の贅沢と思い、買うことにした。「フラメンコ」という名前がついたバッグだ。あと財布に小銭入れ・・・どひゃ〜ん。頼まれた分をあわせて海外過去最高額のショッピングをしてしまったかも。
 安全の心得。大きな買い物の荷物をもって(とくにブランドものの)出歩かない。だからまっすぐタクシーでMHへ帰ることにする。お姉さんにタクシーを呼んでくれるように頼むと気を利かせて、どこのホテル?と聞いてくる。面倒なのでホテルでなく、友達のところのpisoだとかなんとかで誤魔化し、住所の紙を渡す。お姉さんは呼んだタクシーの運転手に「このセニョーラはスペイン語がわからない。着いたら紙を返してあげて」というようなことをいい、私にも「着いたら紙を返してもらってね」と英語でいい、見送ってくれた。10分ほどでMHに着く。

Vamos!

 部屋に戻って鶴作業に再び没頭。しかし5時近くになっていたのであわててMHを出る。スタッフの人が「とにかく暖かい格好で行って下さいね」というので、あちこちにカイロを貼って、精一杯の重ね着。防寒対策をかなり念入りにやった。
 RENFE(国鉄)の本数はそう多くないのでMHにあった時刻表で確認すると15分というのがある。駅も歩いて3分ほどのところなのだけど、切符売り場で立ち往生。往復で1.95ユーロの切符を買いたいのだけど、入れるコインが全部返ってきてしまう。ものすごくあせってようやく2枚のコインが機械に認められ、無事購入。
 ギリギリ間に合った〜とホームに向かったのだけど・・・こない。5分待ってもこないやがてアナウンス。「なんたらモメント」というからにゃ、もう少し待て、ということらしい。地下鉄と違い、屋外のホームは寒いんだからはよしてほしい。結局15分頃遅れてようやく到着。なんか、本当にこれってマドリードの街に行くの?と不安になるようなさびれた感じの風景をみながら、やがて列車はアトーチャ駅へ。
 ここで再びアナウンス。半分ぐらいの人が「やれやれ」という表情で降りてしまう。私はどうしたらいいかわからず、とりあえず座って待っていると、車内の照明が消えて全員強制退去処分に。結局、運休だ。これって中国のバスではあったけど・・・
 アトーチャはご存じ、ターミナル駅。メトロと違い、プラットホームがたくさんあってしかも行き先は微妙に違うので、ホームに行っていいか、旅行者にはちょっと難しい。「チャマルティン?」と聞きながら、ようやく違う列車に乗り換える。2つめのNuebos Ministeriosで下車。まだ開始時間まであるので、それほど混んでいないだろうと思い、10号線のメトロに乗り換えて1つめ、その名も「サンチャゴ・ベルナベウ」駅で下車。順調なら30分もかからずこられた道のりを結局1時間もかかってしまった。最初からメトロを2回乗り換えて行った方がよかったか??
 外に出ると、すでに多くの人がいる。私は引き替え窓口に指定されていた14番窓口を探す。とにかく巨大なスタジアムなのでずいぶん歩いた。さて14番はさらに予約番号別に窓口が分かれていて、それにしたがった窓口で予約番号1508(もうソラで覚えてしまった)と予約時に番号を伝えたクレジットカード、パスポートのコピー(間違っても本物はもっていかない!!)を提出。受け取りのサインをして、あっという間に引き換え完了。微妙に1字だけスペルミスがあったが、ちゃんと名前入りの封筒にうやうやしく入れられたチケットが!チケットにも名前が入っていて、いい記念になる。うい〜。

アレア・レアル・マドリー2店目

 でもまだ試合開始まで2時間近くある(笑)。スタジアム内のオフィシャルショップは小さいかも、と思いやめて、隣のショッピングセンターにあるオフィシャルショップへ。うーん。最初は大人用Sサイズにしよかと思ったけど、イケルくんの名前、1番入り子供向けキーパーユニホームセット(シャツにパンツ、ソックス)が60ユーロ。164というのがあったので、これにする。それと同じく子供用164のパジャマ。うい〜。ほかにも選手のポストカードを何枚か、ラウール7番のキーホルダーなどを購入。このショップ恐ろしいほどの混雑で、品定めも四苦八苦。ポストカードはレジの後ろにあって、いちいち「誰々を○枚」などと言わなきゃならない。だから時間がかかる。イケルくんのカードは売り切れ。デルボスケのカードはあった。(買わなかったが)。しかもカイロをあちこちに貼り付けてかなりの重ね着をしている私にとってはまさにサウナのようだ。もちろんここもカードを見せて5%割引に。

まもなくキックオフ!

 店を出てピッパ(中国語でいうところの瓜子、ひまわりの種)や水、ボカディージョを買い込む。1階の横の出入り口のところでかなりの人だかりがあった。そうだ、ここは確か選手の出入り口「50番ゲート」の近く。人垣でほとんど見えないけど、ちょうどドルトムントの選手が乗ったバスが通ったようで、みんなで口笛をふきながら何かやじっているらしい(たぶん、汚い言葉)。それでも人が動かないのでさらに待っていると、今度はマドリーのバスが通る。拍手とマドリーコールが起こる。選手はほとんど見えず。
 外の大通りは騎馬警官やドルトムントサポのグループ、普通のマドリーファンなどで大変な人になってきた。日本人グループもぶらぶら?している。私にもダフ屋が寄ってきたけど、持ってるモンね〜。
 一人の若い女性が、怪しい英語で時間を聞いてきた。手口はわかっているので当然無視。
ラテラルの出入り口はさきほどの50番の近くなので、戻って行ってみると、ちょうどゲートが開けられたところだった。チケットを赤外線にあててチェックして、中に入るとすぐ手荷物検査。
 私のチケットはVOMITORIO9 ,SECTOR129, FILA0013,ASIENTO0001とある。SECTOR(エリア)はなんとかわかったけど、FILAとASIENTOはなんなんだ?結局係のお兄さんに聞くと、FILAが列、ASIENTOが席、ということがわかった。要するに前から13列目、通路脇の絶好の席だったのだ。座ってみて、そこがいかにピッチに近いかわかる。アウェイ側のゴールは目の前だ。ところですぐ上の3階をみあげると、黄色と黒のドルトムントの集団がすでに大声で歌い、盛り上がっている。それに対して所々からブーイングの口笛が鳴る。
 こうして待つこと約1時間。だんだん周りの席も埋まりだした。後ろも前も横もおなじみさん同士らしいソシオおやじばかり。羊革でつくられたなんだっけ?水筒のような入れ物にワインを入れていて、みんなで回し飲んでいる。サッカーに対しては熱いものの、どことなくもの静かな方ばかりな印象。通路をはさんで反対側のエリアはわりと若者が多い感じだった。おじいさんと孫、年寄りの夫婦、など日本ではなかなか見られない客層が目に付くのも、さすが100年の歴史。
 ところで気になるのは雨だなあ。小雨だけど降ったりやんだりで本降りにならなきゃいいが。しかも昨日の雪で下はかなり濡れていて、私の席の下も水たまりになっている。だから荷物をおくこともままならない。
 しかもアレア・レアル・マドリードで買ったグッズは「紙袋」に入っているのであんまり雨がひどくなると危うい。
  練習FOTOを経て、選手入場。ラウールはCマークをつけていて細身なので、よくわかる。すこし時間をすぎたころ、あのテレビでおなじみのCLのテーマが流れてくる。 FOTO 。ラウールと立つと、ロナウドのデブぶりがよくわかる。 FOTO
 試合展開についてはあえてここで書くこともないだろうけど、相変わらずマドリーはスロースターターでヒヤヒヤする。前半はとくにマドリー側のゴールが目の前なので、できればここでラウールゴールがみたいもんだ。

歓喜のラウールコール

 通路の向こうの一団はウルトラスールまではいかなくても、コールリーダーのお兄さんがいて、それに合わせて歌ったり、手拍子したり、なかなか楽しい。しかもふだんCDで特訓したかいがあり、私もほとんど歌えるん♪私がいるエリアの客層も普段は静かでも燃えるときは燃え、抗議のときにはみんな立ち上がって手を挙げる。それもまた面白い。かけ声もほとんどみんなファーストネームなことがわかった。フィーゴは「ルイース!ルイース!」もちろん「イケ〜ル!」。
 それでも一番強烈だったのは、ブーイングのときの口笛のボリューム。ものすごい勢いでみんな吹いている。(私はもちろん吹けないが)
 しかし上から聞こえてくるドルトムントサポの応援の元気なこと!彼女もあのドルトムントサポ席のどこかにいるに違いない。もちろんみんなそれが気に入らないので、ドルトムントがチャンスになって3階が騒ぐたびに上に向かって声を張り上げる。
 あちゃ〜という間にカウンターでやられてしまった。一瞬周りは静まり返る。歓喜にわく3階のドルトムント席。それでもほどなく「リャマリーアレアレ♪」の歌が起こり、みんなで歌う。向こう側のゴール裏、恐怖のウルトラスールと一応シンクロさせながら盛り上がる。
 そうしてじりじりした展開の中、ついに、態勢を崩してほとんど寝ころんだ形になったラウールから出されたボールがキーパーの股をくぐって(正確にはそのまえにディフェンダーの股もくぐっていた)ネットに!
 「ぎゃあああ!!」周りは大歓声。もちろん私も大歓声!すぐにラウールコールをみんなで大合唱。「ラウー、ラウー、ラウール、ラウール」(字にしてしまうとなんと単調な・・・)ストライカーとしての魂を見せつけた、決してきれいではないけど涙が出るほどラウールらしいゴール。ついに生ゴールをこの目でみたのだ。あそこからあの態勢で、ゴールを決めてしまうストライカーがほかにいるだろうか?何が何でもこの試合に勝つという思いが現れた根性のゴル。さすがスペインの至宝っつ!あなたを追ってきてよかったわん。(彼への讃辞は長くなるので以下略)
 はあー。もう私のマドリッド訪問の目的の7割ぐらいは達成されちゃった気分。もちろん勝たなきゃ意味ないが。とたんに応援にも熱が入り、常に3階に向けて歌声を張り上げる。
 そしてハーフタイム。なぜかみんな立ってボカディージョを食べるので、私も立って食べる。面白いほどみんながみんな食べている。もちろん売店に行く人もいるけど、ほとんどが持参組だ。気になるのはだんだん雨足が激しくなってきたこと。隣のおやじたちに「日本人か?」「一人か?」と聞かれたのでそうだ、と答える。「ボカディージョはおいしいか?」「うん」。下の水たまりに毛布がついているよ、と後ろのおやじが教えてくれたり、興奮のあまりに通路に落っことしてしまったメモ帳を拾ってくれた通路の反対側のお兄さんといい、みんなやさしいのだった。 後半のこちら側の楽しみといったらイケル君。あんまり彼が活躍するようではだめなんだけど。通路の隣エリアにはどこからか太鼓が持ち込まれ、ドンドンとさらににぎやかになった。私の周りの物静かなおやじたちは「またこいつら、しょうもないな」という反応。

 

勝った、勝った!

 後半、向こう側のゴールでロナウドが逆転ゴール。 当然こちら側もさらに盛り上がる。そして「ざまあみろ!」と言う感じでみんなで3階に向かって叫ぶ FOTO

  あまりの盛り上がりぶりなので写真に撮ると、もっと撮ってくれよ!と隣のお兄さん。しかしラウールと違って、ロナウドコールが起こらないところが微妙。グティなんかアップしているだけで「グティアレ〜グティアレ、フォルサ、フォルサ、グティアレ〜♪」と歌が出るのに。ほかに歌われるのはやっぱり?「ロベルト・カル〜ロス♪」のあの歌だった。
 逆転してからはマドリー側のゴールが向こう側だし、目の前でアップするグティやモリエンテス、ソラーリがいつ出るのかな、ということと雨に気を取られ、いまいち試合に集中できな〜い。 後半はますます雨が本格的になり、みんなポンチョをかぶりだす。ポンチョを持っていない私は耐えきれず折り畳み傘を控えめにさすと、何もささずにいた隣のおやじが私の傘をさして「とうとうさしたね?」みたいなジェスチャーをして笑い合う。カメラがかわいそうなので撮影も断念。そのうちついに紙袋が雨で大破。その前に別に持っていたエル・コルテ・イングレスのでかめスーパーレジ袋に中味を移していたので、最悪の事態は回避。しかし2つ買っていたラウールのキーホルダー、底から落ちてしまっていたようで拾えたのは1個だけだった。(後でわかった・・・)
 モリエンテスの方が早くアップしていたのに(翌日これが論争に・ FOTO)結局グティ投入。終了間際、まさに隣の熱いお兄ちゃんたちエリアにボールが飛んできた。で、そのボールを隠してしまい、あわてて警備のお兄さんが捜索に来た。そのときあの「リャマリ、アレアレ〜♪」を歌っていたけど、急に「○○アレアレ♪」になって周りは大爆笑。たぶん警備の人がんばれ、という歌詞に変わったんじゃないかな。そういう即興の歌が面白い。
 追加点はあげられなかったが、なんとか1点差で逃げ切った。
 やった!これでCL2次GL突破も見えてきた。

 テレビで見るとおり、終わるとみんなさっさと帰り支度。私は通路脇なので、早く立ち去らねばならない。隣のおやじが「さあ、帰ろう(バーモス)、今日はいい試合だったね、ムイ・ビエン!」というので「ラウール、ゴル、ムイ・ビエン」と言うと、「シ、シ、ラウール、ムイビエン!」とおやじも納得。(情けないほどぼきゃ貧だぜっ)私と目があった何人かのお兄さんはガッツポーズ。隣の熱い集団たちに混じって席を立った。ドミンゴの歌う、例のセンテナリオ用イムノが会場に流れる。驚いたことにあれにあわせてみんな「あ〜ら〜まどり〜♪」と歌いながら歩いている。みんなオペラ歌手のように。逆転勝ちで気分がいい、ということもあったかな?
 スタジアムを出て、人の流れにまじって、カスティーリャ大通りを駅まで急ぐ。たくさん人がいるので暗くても怖くないし、道もまっすぐなので迷わない。ドルトムントサポが暴れているとか、ぼこぼこにやられているとかもない。みんな満足して足取り軽い。10分もかからずに駅に到着。あの小さなメトロだと乗り込むのに相当時間がかかりそうだけど国鉄の列車はさすがにでかい。列車はバリャドリド行きと書いてあるので、すごく不安になったけど、聞いたらデリシアス駅も行くというので乗り込んだ。帰りはうそのようにスムーズで15分ぐらいで着いてしまった。

そして、ばったり。

 MHの玄関でちょうどドルトムントサポの彼女にばったり出くわした。結局タクシーで帰ってきたんだと。タイミング悪・・・。エレベーターに乗り込むとき、一方的な彼女の嘆き。「あーくやしい。あんなくそチームにまけちゃったよ。でもあそこまでできるって思わなかった〜次(ドルトムントホーム)は絶対やってくれるよ」。あのね、ここマドリッドです。ドルトムントぢゃありません。それに私、マドリディスタとはいえませんが、かなりのファンでございます。それでも私は大人なので「そうね、前半の途中はドルトムントもよかったよね(でもラウールの同点ゴールがすべてを変えたでしょ←心の叫び)」とフォローなのか、いやみなのか、どちらともとれそうな返事をしておいた。

 ところで彼女、その後私の部屋をノックしてきた。襲撃か?と思いきや、「私プリン買っちゃったんだけど、食べられなかったから、よかったら食べて」とダノンの4個入りプリンを差し出した。かわいいところもあるぢゃないか。
 余韻に浸っていたいところだけど、何より鶴を作らねば、というわけでお風呂の後、再び戦闘開始。
 ようやく私が折った500羽分の糸通しが完成したのが午前1時。やばい、このままだと・・・作業より計算ばっかりする。幸いAさんが折った分の鶴は紙の質が違うのか、糸が通しやすく思ったより早くできそうな感じだった。それでも3時頃再びダウン。寝てしまったらしい。

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