上海 食欲・物欲∞

 


ほ〜ら、おいしそうでしょ!

12/11 上海来たならあの小籠包はお約束

  朝起きて外へ出ると曇ってはいるものの雨は降っていない。買い物三昧のこの日にラッキー!と例によって大衆のタクシーを拾い豫園へ向かう。5分ほど走って豫園商場の前の信号で停まり、レシートを出してもらっている間に公安がやってきた。私たちが降りたと同時ぐらいに公安に捕まる。たぶん罰金だろう。親切な運転手さんだっただけに複雑な気分。「なんだか悪いことをしちゃったねえ」
 ゴミゴミした豫園商場だけど朝早いのでまだ店もほとんど空いていない。観光客も少なく豫園の前ではお年寄りが体操をしている。湖心亭の九曲橋を渡って、南翔饅頭へ直行。1階の吹き抜けも本当はテイクアウト用の小籠包を買う人で長蛇の列、のはずがほとんどゼロ。代わりにこちらもお年寄りたちが胡弓とともに歌をうたって人垣になっている。2階にあがるとこちらも空いている。普段は待っている人がいっぱいなのに、やっぱり朝の奇跡なのだ。朝っぱらから小籠包を食べにくる観光客は私たちぐらいで、あとは地元の客。とっても怖い番台のおばちゃん(中国の番台って高いから顔から上しか出ていない。それがよけいこわく感じる)に欲しい物をいうと、食券をくれる。とりあえず小籠包の蒸籠1つ分15元(16個入り)と玉 子スープ1元を注文してみる。やがて蒸籠が運ばれてきた。このモチモチの皮、中の肉汁のおいしいことといったら!!く〜♪。あらかじめここの小籠包をとりあげたサイト(しらじらしいけど実は私が管理しているサイトだ)を見てイメージトレーニング?していたOliveさんは「20個は行ける」と言っていたけど、その言葉も嘘ではない感じ。結局もう蒸籠を1個追加することにした。ついでにきざみ生姜1元も追加。これを入れた方がやっぱりおいしい。全部で32個のうち「本当に20個は食べている」というOliveさん。結局朝から大丈夫だろうか?というほど食べてしまった。番台のおばちゃんのにらみをきかせた視線が怖いけど、いいのだ。この南翔饅頭店は88年、95年と3回目だけど、来るたびに店舗を改築・拡張しているあたり、さすがだ。おいしいものは本当にみんなよく知っているし、流行る。小籠包のアップ(Oliveさん渾身の名作)
  満腹になって下に降りると、さすがにテイクアウト用の列ができていた。近くにある宜興紫砂の専門店に行ってみるが、専門店といっているわりには意外と宜興紫砂を置いているスペースは小さく、他のお土産物に押されている感じ。いくつか目に留まった茶壺を出してくれたが、なんとなく全体に大きなサイズ。それにデザインがどうもぴんとこない。お店のおばちゃんもどちらかといえば「こわい」系。なので早々と退散した。

老街でお茶して、茶壺も買う

 ちょっとお茶が飲みたい気分、てなわけで普通は湖心亭なんだろうけど、雑誌にのっていた「春風得意楼茶館」へ向かう。豫園商場の南側にできた商店街?が上海老街。その角に春風得意楼茶館がある。昔は湖心亭の向かいにあったそうで、最近になってここに復元された。2階にあがり、広い客席を見るとガラガラ。それでも地元のおじいさんたちが座っていてのんびりお茶を飲んだり、おしゃべりしている。実は私、中国の味わい深いじいさんがことのほか好きなので、こういう光景はたまらない(変?)。 話をしているじいさん2人はかなりアクセントの強い、上海語。「あれはケンカしているの?」とOliveさん。ケンカではないけど、じいさんだから声が大きくなってしまうのだろう。隣のテーブルでは何事もないように新聞を読んでいるじいさん一人。シブイ。たまらない。つり下げられている鳥かごから聞こえる鳥の鳴き声もいいわあ。外を見ると晴れ間が!やったあ、って感じだ。
 老街をブラブラしたあと、それぞれ自由行動にしてみる。私は豫園商場と老街でいろんなお茶屋さんや茶壺を売る店を物色。どの店もたいてい商売熱心で、呼び込みも盛ん。ただ習性からいかにも日本人団体観光客が大挙して訪れそうな大きめの店は避ける。宜興紫砂ののぼりが出ていた小さな個人商店をのぞく。店の規模のわりには茶壺の種類が多く、手頃なサイズも目につく。お兄さんとおやじの間の微妙な歳の男性が一人、店にいる。いくつか見せてもらう中で紫泥と朱泥のが気になった。茶壺の中をじっくり見ると、ちゃんときれいな仕上がりでまずは合格。しかしこの2つ、大きさ、デザインはほぼ同じなのに、軽さが全然違う。しかも値段も違う。「なんで?」と聞くと、「朱泥の方が軽くて質が高い。だけどあまりとれないから高くなる」と説明してくれた。でも最初の言い値に対し「それなら日本と同じぐらいの値段だ」、ととりあえずふってみる。結局交渉の末、「友だちだから」2つ買ってくれれば2つで200元にするという。よく考えるとやっぱり2つは要らない。朱泥だけなら120元という。どうしても朱泥だからと100元にはまけてくれない。うーん。「じゃあ、紐を掛けてくれる?」とオプション(っていうのかな)を頼む。(茶壺のふたを紐で結んでいるもの。ふたが落ちないので結構重宝する)「いいよ、いいよ!」と調子いいお兄さん。ところが「小姐、ちょっと待っていて!」と言い残し、どこかへ去るお兄さん。え?待っていて、って店どうするんだよ。私が店番?茶壺持って逃げちゃうぞ〜。・・でも正直者の日本人中年女は待ちました。少し経って、お兄さんは若い小姐を連れてきた。そしていきなり私が買った茶壺に赤い紐をかけ、編み始めた。手際がいいので本当にあっという間に終了。でもよく見ると、私が家で使っている茶壺たちの紐に比べて編んである部分がかなり短い。大陸式?仕方がないのかなあ。お兄さんが結んでくれるのかと思ったのでちょっとびっくりしたけど、お姉さんはたぶん近くの別 の店で働いていて、こうして要望があるとやってあげているんだろう。こちらのリクエストを聞いてくれたし、よしとするか。(後日談:茶壺を買ってきたら、かけてあるロウを取るため、最初に鍋でごとごと煮るんです。そしたら紐の赤い色が落ちてしまいました。ちゃんと色オチしない紐を使って自分で結びました=結び方を教わったので)
 待ち合わせ時間にちょっと早いけど、豫園商場に戻ろうか、と思ったとき、Oliveさん発見。おみやげ用の袋を4つ買ったらしい。豫園商場のごちゃごちゃしたお店の中で中国結の店を発見。完成品が屋台などあちこちで売っている、中国っぽい紐の飾りもの(さっき茶壺に結ってもらった紐も中国結の一種)お店の小姐は、好きなデザインで結ぶこともできるという。気に入ったネックレスのデザインを見つけたOliveさん、「このデザインで、この色の組み合わせで作ってもらいたい」とリクエスト。最初は積極的に結んであげる、といっていたのに、どうも完成品を勧めてきたり、別 のデザインで結ぶのをしきりに勧める。「でもやっぱりこっちがいい」というOliveさん。するとあきらめたのか、二人の店員が結び方の本を取りだし、二人でああだこうだ、とやっている。結局このデザインが結べないらしい。だから他のデザインや完成品を勧めたのだ。「だったらいい。算了!算了!」20分でできるから、と引き留められたけど、本を見ながらじゃ出来上がりも怪しいもんだ。アバウトというか、驚いたなあ。
 ここで散策をやめて一度戦利品を部屋に置くために大衆タクシーでホテルに戻る。空がどんより曇ってきた。

Oliveさん、待望の上海博物館(というよりその売店)へ

 小籠包の食べ過ぎで昼時になってもお腹がすかない。先に上海博物館に行くことにした。地下鉄で人民広場駅に行く。タクシーでもよかったんだけど、とにかく都心部なので地下鉄+徒歩の方が早くいけるような気がしたのだ。人民広場駅で降りて地図で位 置を確認。人民大道という広い道に出ればいいみたい。人民広場は1号線と2号線の交差する乗換駅なので構内が広い。ずいぶん歩いて、人民大道に近い出口を出た。朝の晴れ間は嘘のように小雨が降っている。いきなり新しくって立派な建物。でもここではないみたい。隣にはさらにどでかい、威風堂々とした建物。ぬ あんと上海市人民政府だった(昔は外灘にあったのだ)。入っていく車はどれも黒塗りの高級車ばかり。歩いている人は皆無。第一この都心部で周りとまったく隔絶している感じ。その向かい側に目指す上海博物館らしき建物が見える。渡ればすぐなのだが、やたらに道幅が広いし、中央に柵があって越えられそうにもない。渡るための横断歩道もない。唯一見える信号は遙か遠い先。人民広場駅に人民大道、人民政府と人民、人民というわりには人民にやさしくないぞ、と二人で愚痴る。立派な人民政府の隣にはさらにご自慢のオペラハウス(上海大劇院)。斬新なデザインでさっき見た博物館と人民政府をはさんで左右対称になっている。パパロッティのコンサートがあるようだ。ようやくそれらの巨大建物群を通 り、端の横断歩道を横断。さらにUターンする形でやっとの思いで(しかも「人民広場」内にあって、近いようで結構遠い)上海博物館到着。もうちょっと地下鉄駅からのアクセスが親切だったらいいのに、と思う。(他に行き方があったかも)
 ここでOliveさんの目的は陳列品もさることながら売店にある。入口から入り、まずは1階の青銅器など古代の出土品から見る。さらにチベット文物の特別 展をやっていた。チベットから無理やり取り上げたようなお宝がたくさんあって心が痛む。なぜならダライ・ラマ以下いろんなチベット人が書いた本で、いかに多くの貴重な宝物が人民解放軍に持ち去られたり破壊されたかを読んで知っていたからだ。そのあたりをOliveさんにも説明しながら見学。極めつけは、薄暗い別 室に恭しく鎮座されていた仏像。これはひどい、と思った。一応壁には寺院を模してお経の絵などが描かれているけど、本来は寺院にあるべきかなり貴重な仏像(なんとか寺所有だった、とあった)をこんな形で展示するとは。もともとチベット自治区にある博物館の移動展だから、チベットの地でもこのように展示されているのだろう。側には僧侶ではなく、ガードマンが立っている。これをチベット人が見たらなんと思うだろうか。複雑な思いでその展示ブースを後にした。
 台湾の故宮博物院ほどでないにしろ、とにかく展示物が多いし、時間も限られているので、絞ってみることにした。あまり書を見る目がないのでパスして、陶磁器(白磁とかがいいなあ)高そうな明清家具などなど。それでもかなり疲れた。ちなみにトイレがとてもきれいで感心した。
 再びロビーに下りて、インフォメーションのお兄さんに「売店はどこ?」と聞く。「2階」という。2階の踊り場にあったけど小さかったはず。「小売部ではなく、大きい売店はないの?」。出口を出た右側にあるという。確かにその売店は大きく、Oliveさんさんの目が輝いた。ひとつの獲物も見逃さないように吟味が始まる。意外に広く、奥のスペースでOliveさんは蓋碗などに釘付け状態。まあ、日本語でなんとかすませているようなので(ここは値切れないし)私は自分の買い物に専念することにした。まずは収蔵品の落款をモチーフにしたトートバッグ。なかなかセンスがいいし、丈夫そうなのが気に入った。ところが無造作に重ねられているバッグはよく見ると接着剤?か布地に染みができている。染みがないのをさんざん探してようやく見つけた。やれやれ。あとは同じく落款などが入ったTシャツ。ステーショナリー関係の小物のコーナーで陶磁器の形をしたかわいいマグネットを発見。いくつか種類があって、一番かわいい形のものを取ろうとしたとき・・・突然「いや〜これ、かわいいわあ」と、関西弁の女性4、5人で構成された強烈なグループが来襲してきた。あっという間に目を付けていたマグネットがなくなり、私がゲットしたのは1個だけ。それでも「あ〜、これもう残ってへんの?えらいショックやわ〜」とゲットできなかった人の恨み?を買う。他のデザインもうかうかしていては取られてしまうと、その狭いコーナーで関西弁に混じって孤軍奮闘する。もっと吟味して買いたいのに。年齢的には私より下だと思うけど、若い女の子でも複数集まった関西人のパワーってすっごいなあ。競争の末、マグネット計6個、メモ帳3個、背の高いマグカップ、マウスパッドを手に入れる。関西人グループはこのコーナーだけを物色し、あっという間に去っていった。
 嵐が過ぎ去った頃、Oliveさんが登場。すでに蓋碗、茶杯などを買い満足げだ。さらに印泥と小物コーナーでマグネット4個、ポストカード立てをご購入。効率的でぬ かりない。かなりOliveさんの物欲を満たすことができて私も一安心。(後日談:茶杯破損、使用不能とか)

新天地をぶらり

 外に出るとやっぱり雨。さすがに2時近くになっていてお腹も減った。ここから食事のために最新スポット、新天地へ行くことにするが、どれくらいの距離かわからないし、雨なのでタクシーにした。といっても博物館の周りはタクシーが通 りそうにない。とにかく人通りと車の多いところへ出て拾おう、と歩き出す。ところがなかなかタクシーを拾うのによさそうな場所がない。延安東路という大通 りはどこも歩道と車道の間に柵があって、拾いにくい。よりよいポジションを求めるあまり、結局かなり歩くことに。ところが今度はタクシーは通 っても、さすがに雨だから繁華街に向かうタクシーはどれも客を乗せていて空車が通 らない。大衆だけにこだわっている余裕はない。空車、と思うと「上流部分」で先に乗られてしまったり・・・雨の中、辛抱強く待ち続けていると偶然、私たちが立っている前で客を乗せたタクシーが停車。ラッキー!と思ったら少し先でやっぱりタクシーを拾おうとしていたグループが車に合図している。ここで逃すわけにはいかないので、彼らに「私たちが先」とジェスチャーで牽制して客が降りるのと交代に素早く乗り込んだ。「新天地に行って下さい」「え?新天・・何?」(こいつ新天地を知らないなんてもぐり?)「新天地だよ。新・天・地!」仕方がないのでメモに漢字を書いて見せる。「あー!なんだ。新天地か。小姐、あなたはなかなか中国語上手いけど新天地の地はdiだよ」「げ!」こんな初歩的な発音を勘違いしてなぜか「Zhi」とかなんとか発音しちゃっていたみたい。通 じないわけでした。「間違っていました。ごめんなさい」あー恥ずかしい。その新天地にはほんの数分で到着。
 新天地は昔の上海の町並みを再現したシックな空間でブティックやレストラン、バーなどお洒落な店がたくさんならんでいる。スタバもある。ただしまだまだ工事中という感じだ。ここでお昼、と思ったけど時間も半端でなかなか適当な店がない。夜はなんていったって上海ガニだからお昼はあんまりたくさん食べたくないしなあ。
 そこでジャッキー・チェン以下、映画スターたちがプロデュースした「上海東魅」というレストランに入る。広い店内をかっこいいけど無愛想な小姐に導かれ着席。メニューを見るが、これといって食欲をそそる感じではない(そもそも味で勝負する店ではなく、コンセプトとライブが売りなのだ)ので、適当にチャーハンを注文。Oliveさんはビーフンらしきものを注文。テーブルや壁はたまたま?禁煙のマークがあって禁煙席かと思うけど、となりに座っている客などはバカバカ吸っているし、灰皿もあるのでとくに厳密なわけではないようだった。あるいは時間帯によってなるのかもしれないけど。

雨の繁華街を歩く


 お口直しにスタバのコーヒーが飲みたい気分というOliveさんに賛成し、対面 にあるスタバに。上海スタバ特製のがちょっと気になった。元気よく愛想のよい店員さんが説明してくれる。日本にない上海っぽいデザインが面 白いので、それを買う。1杯目無料だから、39元なり。傘を差して熱い飲み物を持って歩くのでこれにして正解だったと思う。加えて冷たい雨が降る中、久しぶりに飲む本格的コーヒーの味は格別 だった。淮海中路をゆっくり歩く。途中、日本人のおばちゃん2人とすれ違う。「私がタクシー停めるから、あなたは待っていて」と作戦を練っている。どうも雨の日&停めにくい繁華街(たぶん下手なところに停めて見つかれば罰金)でタクシーを捕まえるのに苦労しているようだ。
 しばらく歩いて「ね、ね、あの店恐いんですけど。最初マネキンかと思った」とOliveさん。見ると店員がみな腕組みして通 りをただじっーと見つめている。たしかにめちゃくちゃ恐い。こんな店恐くて誰も入らないよ。しばらく行くと私がチェックしていた「叙友茶荘」があった。ここも国営。放っておいてくれるのはいいけど、何人かは物も言わずただ腕組みしてこちらの動きを伺っているのでやっぱり恐い。お茶や茶壺の値段は手頃だけど・・・また後で時間があったら寄ることにする。
 さらに88年に行った懐かしい「紅房子西餐庁」前を通る。昔の店の位置と違うし拡張したみたいだけど、かなり中華風にアレンジされたフランス料理レストランなので今回行こうとは思わなかった(南翔饅頭とは対照的)。
 淮海中路と交差する茂名南路を左に曲がる。センスのいい個人経営のブティックが並んでいる。なかでも中華風ながらセンスのよいデザインが光る1件のお店へ。チーパオのようなデザインのハーフコートがとっても個性的で気に入った。ちょうど私が迷っているコートと同じデザインの色違いを試着している人がいた。Oliveさんとヒソヒソ。一見して田舎出身と分かる服装、しかもかなりビッグサイズの方。失礼ながらこういう服は似合わないと思うのだが、何着も試着をくり返している。「ちょっと服がかわいそう」。だったら私の方が絶対似合っている、とヘンにライバル視してしまう。買っちゃおうか?しかしお値段を聞いてびっくり。900元近いお値段は気軽に買うには高すぎる。第一そんな現金を持っていない。当然カードは使えるのかと思い、聞いてみると使えないときた。「近くの銀行は24時間営業だから降ろしてくれば?」とお店の人から脳天気なご提案。カードが使えたら絶対買っていたけどあきらめた。後日談:この話を上海出身者に言うと「カードが使えないような個人商店だから絶対値引きができたよ」とのこと。そうか、考えてもみなかった。

お茶、買いまくり

 少し行ったところにOliveさんがチェックしていた茶舗「匯豊茶荘」があった。それほど広い店ではないけど、なかなか親切な応対で、少し日本語も通 じる。重いかばんも置かせてもらった。まずはOliveさんの茶壺選び。結局2個ご購入(しかし後日破損、使用可能とか)。道具も手頃な値段。茶鋏や茶則などもあると便利だと勧めて道具セットをご購入。余勢をかって小ぶりの茶盤もご購入。計430元なり。日本だともっと高いはず。
 今度は茶葉のコーナーに移動して私とともにお茶をいろいろ見る。Oliveさんの好きな武夷岩茶は大紅袍と武夷肉桂があった。50gずつ購入。大紅袍などは大きな缶 に大量に入っている。うわ、いったいこれだけでいくらなんだ?私は普段飲む龍井50g45元に、お土産用として中でジャスミンのお茶が開くと中の菊の花が咲く錦上添花を2個ずつ4袋にわけてもらう。合計381元だった。Oliveさんも大紅袍、武夷肉桂、ちょっと高級な龍井茶、メイグイジャスミン100g、緑牡丹100g、計480元もご購入。分けてくれた小さな袋にも丁寧に店のシールを貼ってくれる。とにかく感じがいい店だった。ごーかーく。
 もう一度戻ってさっきの「叙友茶荘」へ。ここで見かけた茶壺が気になったのだ。口が広めなので鳳凰単そうを煎れるのにいいかもしれない。見せてもらおうと思ったけど、棚のを見る限りサイズが大きいので断念。他のお茶も見てみるけど、さっきの店でめぼしいお茶は手に入れたので結局買わず。ところがOliveさんは竹の茶盤に釘付け。茶盤といえばさっきの店で紅木+プラスチックの茶盤を買ったばかりなのに?ここの竹茶盤、200元と確かに安い。いい竹ならかなりお買い得なのは確か。それにわりと小ぶりですのこをひっくり返すために指を入れる穴がかわいい、と気に入った様子だ。結局、本日2個目(!)の茶盤をご購入。紅木の茶盤の方は誰かにあげるとか。この店は最後まで愛想なしだった。(後日談:竹茶盤、安物だったらしく早くも使用不可能だとか)。
 ちょっと行くとさっきの恐かった店がある。やっぱりマネキンのように腕組みしてにらみを利かせている店員たち。恐すぎる。一昔前なら分かるけど、この上海のメインストリートで本当に商売やろうっていうのだろうか?
 駅に向かう途中に天福茗茶がある。どこでもあるおなじみのチェーン店だ。かなり広い店でちょっと中に入ってみる。店長と思われる男性と小姐が愛想良くやってきて、まずは茶杯でお茶を出してくれた(どこでもこの店に入るとやってくれる)。ところがおそろしいほど味も香りもないお茶で何茶かも判断できないほど。店長?は日本語を操り、べったり私たちに付いて説明をしだす。ゆっくり見たいのになんだか落ち着かない。お茶の知識ならほどほどにある私たちに説明は不要なのじゃ。茶道具コーナーではOliveさん、とりあえず聞香杯と茶杯のセット45元を購入。私は説明を適当に聞き流しただ見るだけ。お茶のコーナーはさっきのお茶がまずかっただけにちょっと信頼できず、熱心なセールストークにも関わらず購入せず。唯一、この店オリジナルの八宝茶のセットを買おうと思ったのに、「あれは人気があってもうないんです」うううーん。結局、前に成都で買った烏龍茶梅を購入。Oliveさんも3袋購入。今日は三者三様のお茶屋さんを体験したわけだ。

何が何でも王宝和の上海ガニ!

 わりといい時間になってきたのでホテルに戻らず地下鉄で直接王宝和酒家に行く。駅から2つめ、再び人民広場で下車。今度も慎重に出口を確かめて地上に出る。駅からは3ブロック。福州路はメインストリートでもないので照明もあまりなく、この時間かなり暗い。ちょっと不安になりかけたころ、蟹のイルミネーションが怪しく光るレストランに到着。リクエストされていたので外観を写 真にとるけど雨なのでちょっと苦戦する。予約は中国通の人を通じてすでにしてある。「ここは絶対予約したほうがいい、しかも予約時間より早めに店に行くこと」というアドバイスに従い、予約15分前に店に入る。受付カウンターのチャイナドレスを着た長身の小姐(いいレストランにはたいていいる)に名前を告げる。6時を少し回ったころだけど客席はもう賑やか。2人掛けのテーブルに座る。両脇にはグループ用の円卓。
 お店のお兄さんは片言の日本語を交え、親切、丁寧にオーダーを聞いてくれる。まずはオスの蟹(1パイ240元)、2ハイを注文。5年ものの黄酒、蟹と豆腐の炒め物、その他お店オリジナルの上海蟹料理を何品か注文。スープ豆腐と蟹肉の料理蟹ミソで黄金色になったチャーハン、私が注文した濃厚な蟹肉が詰まったグラタン?Oliveさんが注文したパンのような台に蟹肉をのせた料理など、どれもおいしい。
 出された料理を2人でデジカメに撮っていたのを見てお店のお兄さんも「見せて」、と言ってくる。そこにもう一人小姐がきて「デジカメ!」と興味深げにのぞき込む。「撮って」とせがまれるので、3人の写 真を撮ることに。ちょっと髪を直すあたりかわいらしい。見せてあげると、「好看、好看」とうれしそう。「これ、送って!」「パソコンは持っているの?」「ない」「残念だけどパソコンがないとメールで送れない。ごめんなさい」「あ、そうなの」(後で考えれば一度プリントしてそれを郵便で送ってあげればよかったんだけど)
 そしてメインのゆでた蟹。まずはゆでる蟹を一度見せてくれる。一度日本で予行練習をしたので(ここを見よ)、Oliveさんに指南。だけど足の部分はなかなか上手く肉が取り出せない。お兄さんが見本を見せてくれる。要するに細い方の足をつっこみ、ところてん方式で肉を出せばよいのだけど、なかなかうまくいかない。悪戦苦闘中の私に対し、Oliveさんは順調に食べ進めている。押し出すための細い足を「いかに適当なサイズのを見つけるか」がコツだという。それでもなんとか食べ終えた。最後は甲羅に紹興酒を入れて飲む。おいしすぎる。蟹ミソがあまり好きではない、といっていたOliveさんだったけど、その概念が変わったという。それにしてもなんて食べるのが早いんだ? 脇目もふらず蟹ぐいに没頭しているところを密かに撮られた動画あります→見られるか不明。
 ところでたまたま持っていた歩き方のコピーを見ると「カードなし」になっている。ちょっと、ちょっと!今の二人の有り金を全部合わせても足りないよ。他のガイドにはカードありになっていて・・・ビクビクしながら聞いてみると、カードは使える(そりゃそうだよね)。気になるお代は二人で元だった。「歩き方」のせいでちょっとハラハラしちゃった。店の前から大衆タクシーを拾い(さすがに歩く気なし)ホテルに帰還。

最後まであきらめません

 でもちょっとおみやげが足りない気がする。そこで9時まで営業しているホテルの近くにある友誼商店へ急ぐ。客はほとんどいなくて店員が閉店準備に入っている感じ。見ていると側によっては来るものの、あまり商売っけがないので、いろいろ吟味できる。時間がないし、早く手頃な土産物を見つけなきゃ。というので結局印泥を購入。市価よりかなり高いぞ。(ツアーなどで配っている)10%割引券を持っているか、と聞くのでない、と答える。最初から10%引いた値段で売ってほしいものだ。Oliveさんは七宝焼きのパンダの小物入れを見るけど、4個セットで1個あたり約800円と不当に高い。いくらなんでもふっかけすぎ。納得いかないので買わなかった。
 続いてOliveさんは別のおみやげものを探すべく、何回か通った南京東路の食料品屋さんへ行く。あそこならまだやっているはずだ。着くと予想通 りまだまだ店は営業中。ここでOliveさんは珍味の詰め合わせなどをご購入。他にやっぱり甘栗8元をご購入。私はあちこちで見て気になった五香豆を買ってみる。しかし最小単位 は1斤(500g)という。ちょうど通りがかったおじさんも「もう少し少ないの、ないの?」と聞くが、1斤しかだめ、との答え。どんな味かわからないけど話のネタに購入。(後日談:仕事先に持っていくと中国人留学生たちには大好評。だけど日本人男性たちには大不評。バターの独特な香りがだめだったようだ。大好物でわざわざ中国から送ってもらっているほど、という小姐は及び腰の男性たちに「10個食べればおいしさがわかる」、とすすめていたけど「10個も食べられヘン」と拒絶された)
 余力があれば上海最後の夜、どこかバーでも、って考えていたけど、余力など当然なかった。雨だし、疲れているのでまずは荷造りをしなきゃ。明日は9時に空港への無料リムジンバスを予約している。  部屋に戻って荷造り。自分のより、Oliveさんはスーツケースを20キロ以内にできるのだろうか他人事ながら気になる。私は少し軽めなので2人分で考えれば少し余裕もあるけど・・・。重さよりもかさばる物をたくさん買った感じ。私が頭を悩ませたのは例のスーパー趙雲。これを常に手にして飛行機に乗るのはちょっとあぶない人のようだ。かえっていろんなものにあたって破損しそう。工作が得意のOliveさんが見かねて「じゃがりこ」の空き箱と半分に切ったペットボトルをガムテープで止めてくれた。問題は綿飴のように棒をどう固定するか。ペットボトルの底に穴を開けて棒を通 すと、かなり固定された。謝謝。これを手荷物で持って行くしかない。がんばって耐えてくれ、スーパー趙雲。これをX線でかけられるのもかなり間抜けだぞ。
 こんな感じで荷造りを終え、お風呂から出て明日の朝のモーニングコールは何時にする?と聞いたけどOliveさんからは返事なし。やっぱり最終日も先に寝られてしまった。  

12/11 Oliveさんの成果(yantian確認分)

食べ物

その他
大紅袍 茶杯
武夷肉桂 茶盤1
メイグイジャスミン 茶盤2(竹)
龍井茶 ポストカード立て
乾物詰め合わせ バッグ4つ
甘栗 印泥
   

←インデックスへ戻る  ←前日へ戻る    翌日(怒濤の帰国編)へ→