魅惑の窓枠!



昔の美人風ポーズ(おいおい・・拙政園にて)

12/8 蘇州観光へ

 朝、Oliveさんはモーニングコールが鳴る前に起きる。日本でのリズムなんだろう。部屋の窓からはこんな景色。とにかく庭園の中にいる、という雰囲気だ。ところで外を見た限り狂は小雨模様のようだ。ちぇ。
 早々に昨日夕食を食べたレストランへ行くと、部屋番号を伝えただけで禁煙席に通 される(偶然か?)おなじみのビュッフェスタイル。 どれもおいしいけど、とくにパンがとてもおいしい。機内食で出た何倍もおいしい と、調子に乗って二人で朝からしっかり食べてしまった。コーヒー(私)、紅茶(Olive さん)のおかわりも間違えずに持ってくる(当たり前?)。さすが5つ星は違うんだわ ん。朝食から部屋に戻るとき通りがかった売店でふとみかけた茶壺。それほど高級な扱いを受けておらず、値段も150元とまあ手頃なので、今回茶壺を買う、と意気込んでいたOlive さんさっそく購入。めざといし、すばやい。
 このホテル、改めて見ると本当にどこまでが昔の「風景地区」でどこからがホテルかわからない。とにかく広い敷地に伝統的な家屋の部屋がいくつも連なっている。なかなか素敵なのでぜひ庭園から写 真もとりたいけど、雨を恨む。(部屋からはこんな感じ
  9時30分出発、ということでのんびり部屋でテレビでも見ていると、9時10分ごろ、内線がかかってきた。日本語で私たちをロビーで待っているという。名前は「鐘、と書いてしょうといいます」とのこと。ロビーに行くとそのガイド、40代と見受けられる女性、鐘さんがいた。日本語ガイドとは思ってもみなかった。私たちだけを案内するという。昨日言っていたシンガポール人って?結局私たちだけ日本語対応で別 になったのだろうか。まあ、日本語ガイドということで不足なし。ただ彼女は9時出発、と聞いてきたという。9時30分じゃなかったの??昨日の王志文似の運転手さんがやがて登場。その間、ホテルでリコンファームの代行をやる、とあったのでコンシェルジェに依頼。1人30元はちょっと高い気がしたけど、今日も一日中観光なので手間いらずな方を選んだ。問題があればメッセージを残すという。
 さて私たちの「専用車」は昨日のマイクロバスよりさらにボロいマイクロバスだった。5つ星にいよいよ遠い。結局、このガイドさんも運転手さんも、ホテルからの「外注」で私たちを案内しているので決してホテル側の人間ではないことがわかってきた。
 バスに乗り込み鐘さんによる蘇州の話を聞く。ときどきどうしようもないおやじギャグが入り、脱力してしまう。きっと年齢がいった日本人観光客には受けているんだろうなあ。「東洋のベニス、といわれています」というけど、マルコ・ポーロの時代はそうだったかもしれないけど、今は車がじゃんじゃん行き交う、中国の普通 の街だ。ベネチアとはやっぱり違うよ、と本家本元に行ったことがある2人は密かに思うのでした。でも水郷はむしろこの先にいく周荘などに期待しているからいいや。

世界遺産の風格、拙政園

 最初に拙政園に向かう。世界遺産とはいうものの、中国の庭園て太湖石があって、どれも同じじゃん・・なんて思っていた私がおろかモノでした。一説では賄賂で建てたと言われる明代の高級官僚(なんかどこかの外務省の役人みたい)の庭園。いや〜ディテールのこだわり方がさっすが、と思わせるものがある。どうせならこういう、後生に残るような使い方をしてもらいたいもんだ。とにかくあきれるほど広く、贅沢。お金のかけ方を知っている、っていう使いっぷりに感服です。
 私たちがまず目を奪われたのがその窓枠。デザインが一つ一つ違い、なかなかによろしい。なもんで、それぞれのデジカメでただただ気に入った窓枠をひたすら撮る2人。「お二人は窓が好きですねえ」と少しあきれている鐘さん。それでもって石畳も縁起のいい「コウモリ」(ピェンフー=偏福と同じ発音)がデザインされていたり、とにかく凝っている。Oliveさんはカエルのゴミ箱(宜興産と思われる)が気に入ったようだ。ガイドさんは真面 目にいちいち「これは何々」と説明しようとするけど、ゴミ箱なんて見ればわかるし。 窓枠1 2 3 4  5 6  7 
  広い庭園の真ん中に立つ楼閣からは四方の窓からそれぞれ春夏秋冬をイメージした景色が見られるようになっている。そんな景色をめでながらお茶をすすったりしていたわけだ。なんて優雅なんだろう。廊下も落ち着いていてよいわ。一応記念撮影なんかもしてもらう。ほかの写 真

古代の王様が眠る?蘇州版ピサの斜塔・虎丘

 続いて虎丘へ。本当は有名な庭園、留園の方がいいけど、ツアーなのだから仕方がない。ここから船で運河を通 っても行けますが、と誘われたけど、とにかく水郷の感じはしないのでパス。少し雨の降りが強くなってきた。
 虎丘入り口の近くで売っていた糖炒栗子にさっそく興味を示すOliveさん。結局5元で購入。本来なら入り口の建物と虎丘が正面 から見て虎に見えるらしいけど、雨が降っていて、肝心の虎のしっぽにあたる塔が見えない。伝説ではここにの骨が埋められているらしい。階段の登りは結構Oliveさんさんにはつらいようだ。のぼると虎丘塔(蘇州版ピサの斜塔)の傾きがよくわかる。鐘さんの子どもの頃は塔に登れたという。ここ虎丘は呉王・闔閭の墓があると言われている。細長い池の上、かなりの高さにかかる橋には丸い穴があいていて、そこから美女で有名な西施は川面 に自分の顔を映していたんだって。こんな高いところから???4000年前、春秋戦国時代というからすごい。
 ここからシルク研究所へ。もうお昼だったので併設のレストランで先に食事をする。団体ツアーと契約しているレストランのようで他のテーブルも日本人団体が多い。1ドリンク付き。食事はいかにも大量 に作っていますっていう味。蘇州名物「松鼠桂魚」(あげた川魚のあんかけ)も出たけど、骨が多く少し臭みがある川魚にケチャップ風味のソースであまりおいしくない。他もそれほど食べなかったので「もういいんですか?」と鐘さん。うーん。小姐はみんな腕組みしてカウンターにもたれかかっているし調理を終えたコックがゾロゾロカウンターに出てタバコを吸っているのもまるでやる気ナシ、という感じ。ツアーの食事ってやっぱりこんなレベルじゃの。 さて、シルク博物館は繭から糸を紡ぐ様子などを見学させてくれる。布団とかも売っているけどカバーがどうもいただけない。高いし結局購入せず。続く売り場は大きく、種類も多い。私はジャケットを買うか迷ったけど、中華テイストはいいものの日本ではちょっと・・・だったので結局やめた。Oliveさん、絹の布を購入。優柔不断で迷い出すとなかなか決まらない私に対し、Oliveさんの買い物は効率的だ。

寒山寺の五百羅漢にびっくり。

 次にあらかじめ聞いていたプランと違い、寒山寺に行くという。日本人が好きだから?とはいっても「行く年来る年」で寒山寺の除夜の鐘が取り上げられたからと思うけど。「行ってみればそれほどでもない寒山寺」と鐘さんは笑う。鐘楼は有料で鐘を突くことができる。1回つくと何年かは寿命が延びるらしいけどとくに興味なしなので「流す」。あとは碑文が有名なのだ。それでも一応2人で線香を買い、お供えしてみた。しかしOliveさんさんがはまったのが五百羅漢像。いろんな羅漢さまがいて、ユーモラスなのは写 真に撮る。目から手が生えている羅漢様は怖かった!近くの楓橋という太鼓橋はなかなか風情があった。
 次にもしよければ刺繍研究所に案内するという。ここもやはりお金持ちの私邸だったところで庭園は世界遺産、ということなのだが、もちろん刺繍の様子を見学させ買わせるのが目的。薄暗く寒いなかそれぞれ適性に応じていろんな作品を仕上げている。とにかく精密。Oliveさんが間違えて動画を押してしまったけど、ちょうど刺繍の様子が動画で撮れてそれはそれでよかった。(後で知ったのだがガイドさんは何もいわなかったが、ここの庭園は見学者のみ言えば見せてくれるらしかった。またとないチャンスだったのに・・・)でも途中に見た庭の感じもよろしかったです。 庭園1 2 3
 売店の刺繍は予想通り高く、私向けではなかったのでブラブラしているだけだったけど、Oliveさんの嗅覚は鋭く、刺繍が入った1メートルほどのリボンを発見し購入(これをどうやって使おうか考えるとウキウキするらしい)。

不親切な盤門風景区で歩き疲れる

 ホテルに戻り今日のツアーは終了。明日は9時に迎えに行く、とのこと。まだ3時頃だったので、歩いてホテルの裏側にある(というより表裏一体。後ろの建物がホテルです)「盤門風景区」へ向かう。ここは昔の蘇州の城門が残る地域。だけど広い公園の中に組み込まれている感じ。寒いのに、公園の中央にある楼閣で風がふくなかお茶を飲んでだべっているグループが印象的だ。昔の城壁が残るあたりにまで散策した。
 出口へ戻るとき城壁にも道があるのでそちらから行ってみることにする。きれいに整備されているわりには順路の案内板などがまったくない。城壁の道からは城壁内にある古い民家がよく見える。逆のお堀側はとっても短い距離にも関わらず遊覧船が行きかい、結構繁盛しているようだ。船頭さんは民族衣装に合羽を着込んだおばちゃんで甲高い声で歌を歌いながら櫂を操っている。で、この運河に阻まれ対岸に渡ることができず、結局さっききたところまで戻り橋を渡る。まったく!!でもこの城壁沿いのスポットはきっと晴れていればカップルには絶好のデートスポットになりそう。

観前街でお茶&買物三昧

 かなり歩いた気がする。ホテルに歩いて戻るのも面倒だな、と思っていると出口を出たところでラッキーなことにタクシーがいた。「観前街まで行ってください」。蘇州で初めてのタクシー体験だけど、ちゃんとメーターだしきちんとしたマナーだ。10分ほどで観前街に到着。11元。
 ふと前のビルを見ると、茶館の看板があり、面白そうなので行ってみることにする。看板にはビルの6階と書いてあったけどエスカレーターを降りるとあやしげな雰囲気。少し進むとめざす茶館があるものの、真っ暗。営業しているのだろうか?恐る恐るカウンターの人に「2人」と告げると、広い店内の端にある、ブースに通 された。そこで電気もつけられた。
 何にするか迷って「武夷肉桂」(たぶん)を注文。2人で68元。一応工夫茶器で出てきた。お茶はまあまあおいしかったかも。ところがお代わりするお湯もお茶請けもないのか、とちょっと不満げにいると、しばらくたって小姐がポットやお茶請けを持ってきてくれた。お茶請けは正統派という感じでひまわりの種、さんざし、バナナチップなど。よくわかんない瓜子やさんざしがOliveさんさん、気に入ったよう。結局ひまわりの種などを食べていると止まらなくなってくる。
 店を出て、観前街へ。買い物をするためにとりあえず歩行者天国になっている通 りの一番端っこへ行く。そこには「第一食品商店」というOliveさんさんには夢のような場所があったのだ。さっき食べて気に入った瓜子やさんざしのほか、私が前に中国人の子にもらっておいしかった「陳皮」(ミカンの皮)のお菓子、「蜜棗」などを購入。私はドライいちじく、2両(100g)。7.3元。
 「ジョルダーノはないかな」と探していると、規模は小さい物のいきなりあったので、Oliveさんはセーターを購入。あとはお茶だ。あるお茶やさんで茶壺を物色するもどうもサイズが大きすぎて気に入らず。そのあと薬局へ。私はある中国通 から聞いた「口内炎に効く」という薬、それと今や欠かせない「ゴールデントローチ」のまとめ買いが目的。ところで「口内炎に効く」薬の名前を「地名+果 物の名前」で覚えてしまっていた私。その果物が「枇杷」だったはず、と一生懸命店の小姐に訴える。あーこれ?と出されたのは全然違う薬。「口内炎ができたときにバフバフって塗るの」(身振り手振り)「飲むの?」「飲むこともできる薬」。「あーわかった、もしかしたらこれでしょ」辛抱強く聞いてくれた小姐、ある薬を出してくれた。ビンゴ!「これは枇杷じゃないわ、西瓜よ」と小姐、笑う。「私間違えた。ごめんなさい。お手数かけました」。正しい名前は「桂林西瓜霜」だった(地名+果 物名には違いない)。ただし枇杷飴というのど飴もあるので、ごっちゃになっていたのでした。トローチ8個と合わせて55.6元。
 さて私がそうやってへまをしているころ、Oliveさんは一人のおじちゃん店員相手にすごい買い物をしていた。ホーローのキャニスターの大、小、薬瓶。あーでもない、こーでもない、と日本語ですべて済ませていたのだからすごい。「だってこんなの、ハンズで買ったらすごく高いんだもん」そりゃそうだ。本当はもう少し買いたかったみたいだけど、第一日目からこんな調子だと後がこわい、という自制も働いたようでここで打ち止めとなった。
 次に入ったお茶屋さんで頼まれていたジャスミン茶を購入。Oliveさんさんは鉄観音王、ジャスミン龍珠を購入。(こうして買った物だけ書くとあっという間だけど、選ぶのにもちろん時間がかかっているんだからね。)

乞食鶏とジミー大西のパフォーマンス

  そして蘇州4大レストランの一つ、王四酒家へ。ここで名物の乞食鶏を食べるのが目的。お店は結構古いタイプの老舗という感じで、妙に広くてちょっと寒めの客席、多めの服務員、意外と安い値段、というパターン。乞食鶏(叫化鶏)58元のほか、特色料理としてやっぱり「松鼠桂魚」が紹介されていたけど、昼に食べたからパス。ここの方がおいしいに決まっているけど、仕方がない。他に碧螺春蝦仁などを注文。龍井茶を使った龍井蝦仁は聞いたことがあるけど、碧螺春蝦仁になるあたり、ご当地らしい。
 ここでは結構おなじみになった、「八宝茶」のお湯つぎパフォーマンスがあった。ジミー大西似のお兄さんがついでくれる。まだ時間が早いからかお客が少なめ。ジミー大西も手持ちぶさたで、しょっちゅうまわってくる。1センチでも蓋碗のお湯が少なくなっていると注がれる。いや、少しのお湯を上手に足す方がたぶん技術?もいるからか、得意げにやっている感じ。お湯が減っていないとがっかりして去っていく。あろうことかその後席についたカップルは八宝茶を拒否、普通 のお茶をリクエストしたのでジミー大西の出番なし。
 さて乞食鶏は蓮にぐるぐるまきにされた固まりがまずテーブルに運ばれる。その場で金槌で割られて中から蒸し焼きにされた鶏がでてきた。この鶏、やわらかくてとってもおいしかった。8年物の黄酒、38元などあわせて2人で195元だった。
 外は冷たい雨が降っていた。タクシーを拾いホテルに戻る。ホテルの前に着いたときに(スロープを)「登るかどうか」と聞かれたが気を抜いていてとっさに反応できず、1階で降ろされそうになったので、スロープをあがって玄関に横付けしてくれるように依頼。
 部屋に戻るとなぜか「白雪姫と7人の小人」のこびとのぬいぐるみがOliveさんのベッドにおいてあった。ホテルかららしいけど「私、こんなのいらない」。私も不要だなあ。
 明日も9時ということで、蘇州の夜は更けていった。

12/8 Oliveさんの成果(yantian確認分)

食べ物

その他
茶壺
さんざしのお菓子
刺繍のリボン
陳皮
ホーローのキャニスター大、小
蜜棗
薬瓶
瓜子
お茶(鉄観音王・ジャスミン龍珠)
 
シルクの布地
  のど飴
  セーター

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