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6/20(第11日目) スペイン-ポルトガル戦(リスボン・アルバラーデ) 


反省中のかぴたんラウール

●ケルース宮

 リビングルームには小さなサンルームがついているので、そこを閉めてしまうと風が通らず、熱い。そのうえ、太陽に照らされるピンクのカーテンがいっそうの暑さを演出。汗をかき、目がさめる。それにもめげず床に落ちながらも(4つのクッション分離)爆睡中のごっしーくんを「またぎ」、窓を開ける。
 いよいよ決戦の日曜日だ。とはいえ、せっかく「ポルトガルのベルサイユ」といわれるケルース宮の近くに滞在しているんだから行っておかなきゃ、というわけで、観光はパスしてもっと寝たい、というごっしーくんを置いて3人ででかける。4ユーロの入場料も日曜日なのでタダ。ベルサイユというほどの規模はないものの、絢爛豪華さではがんばっている感じphoto→  Photo→ 。戻るとごっしーくんが起きていて、「ガスの付け方がわからないから、水でシャワー浴びちゃいました!」。気合いを入れた、というより風邪引きそうとか。
 昼は余っていた玄米とかよちゃんが持ってきていたひじき、にんじんと一緒に玄米チャーハンを作る。ごっしーくんはやはりノルマのカップ麺も。

●いざ、決戦の地へ

 さて、最初はどこかまで普通の格好で行って、スペインサポーターがいるところで着替えるという予定だったけど、かよちゃんが「やっぱり着て行きましょう」というので、アパルトからフル装備に。フェイスペイントまでして出かける。ごっしーくんだけは取材があるからと普通の格好で。ただしごっしーくんには私が「サイン用に(今から思えば笑える」)購入していた白のセカンドユニを貸与。Sサイズでも着られるみたいだ。
 予想通り駅まで行く途中から車に「プップー」とクラクションを鳴らされる。かよちゃん、いいだしっぺのくせに凹む。
 そして到着したアルバラーデ。地下鉄の駅を降りたところにすでにスペインサポーターがたむろして盛り上がっていたPhoto→ 。当然中に入る。サンタンデールから来たという男性たちはフラメンコの衣装を着ている。1人は目がかなり行ってしまっている感じ・・・ワインをごちそうになったPhoto→ 。かよちゃんは飲めないというと渡されたのが冷えたサングリア。これもなかなかおいしい。(結局私が飲んでいるんじゃん)。とにかくこの前のベッサのように大盛り上がり。今日はフィーゴをバカにした歌を歌っている。あと「アディオス・ァ・ポルトガル」という歌も歌う。即興でいろいろでてくるあたりフラメンコの伝統が活きているのか?手拍子もあいかわらずで楽しい雰囲気だった。試合前から疲れてしまうのでは、と思うほどだ。番外きれいなお姉さんPhoto→

●いけていない「FMT」
FMTとはFollow my team の略で、私はスペインのFMTを購入

 さて、なんとなく入口からイヤな予感はあったけど、アルバラーデに入り、指定された席についてびっくり。これがFMTで買った席とは思えないほど、ポルトガルサポーターに囲まれた席。隣のお姉さんは盛んに「ポルトガル」コール。通りがかったポルトガル人のおやじから「なんでスペインを応援するんだ?」と問いつめられる。うるさーーい!しかし、こんなとこでスペインを応援できるわけないじゃん!
 売店で飲み物を買って戻ってくるとごっしーくんが「ここはやっぱりだめみたいだから、他を探してみましょう」 というので、移動。待っている間、かなり孤独だったらしい。2ブロック横ならかなりスペインサポーターが固まってみるのでターゲットにする。会場係のお兄さんにチケットをチェックされて、事情を説明。こちらの状況を分かってくれ、どこか目立たないところで交渉してみて、とアドバイスをくれた。たいていの会場にいる、こうしたいい人に出会うとうれしくなる。・・・というわけでスペインサポーターに囲まれている2人連れのポルトガル人を探す。若いカップルがいたので話しかけると「何言っているのよ」と相手にされず。みるとカテ2だった(こちらはカテ3)。さすがにカテ違いだと交渉もしにくいのかも。別のブロックに入って探してみようとすると、同じく会場係の人にやはりチェックされる。しかし今度は「ポルトガルサポーターに囲まれているのでとても危険。私たちはスペインを応援しているからスペインサポーター側で見たい・・・」と説明しても「ノープロブレム、自分の席で見なさい」という。人によってこう対応が違うのね・・・ということでさっきのお兄さんのブロックのところに戻る。そのお兄さんが心配してくれていたので、ついでにどこからがカテ2でどこがカテ3なのか聞いてみると、彼もはっきりはわからないそう。ごっしーくんが目を付けた、若いお兄さん2人組に交渉。彼らがもっているのはカテ2だったので難しいと思いきや、一応席のところまで連れて行くと納得してもらえ、交渉成立。実は彼らの席に着いて分かったのは、スタンドの手すりが若干視界を遮っている、という点。私たちの席はカテ3とはいえ結構見やすかったのだ。彼らはカテゴリーより見やすさを優先したようで幸いだった。
 ところで彼らが持っていたのは「スペインサッカー協会」名義の席!これがポルトガル側に大量に流れているのだろうか?確かにポルトガルサポーターも混じってはいるけどスペインサポが後ろに固まっているだけずっとまし。ちょっと安心。しかし、なんなんだろう「FMT」って!
  お兄さんと目が合って、交渉が無事に行ったことを知らせると、よかったね、という笑顔を返された。

●え?これが「イベリアン・ダービー」なの??

 試合は・・・パスミスが目立ち、スペイン代表のいいところがまったくなし※書くのもいやになるひどい出来。ラウールもいいところで外すし、だんだんポルトガルサポが元気になっていく。ポルトガルが得点したときは前に座っていたカップルの男性が大喜びして、いやになる。
 一方でギリシャが負けている、という情報も聞こえ、1点入れて引き分けならポルトガルと一緒に決勝トーナメントに行けるんだったんだけど・・・無情のホイッスルが鳴ってしまった。現実を受け止められなくて、言葉にならない。本当にスペインの試合はもう見られないの?なにより楽しいスペインサポともう盛り上がれないのが寂しい。「思えばあの席からもうだめでしたね」・・肩を落とすごっしーくん。「アディオス」だったのはポルトガルではなくスペイン代表だった。
 周りで興奮するポルトガルサポーター。にぎやかだったのが嘘のように静かにうなだれるスペインサポーター。
 トイレに行ってスペインユニを来たおばちゃんと顔を合わせる。「とっても悲しい・・・」と言うと「仕方がない。だって今日は本当に悪かったもの(muy malo!)」「Si,si,muy malo!」と慰め合う。W杯のときはかなり疑問が残る敗戦だったけど、今回はとにかく悪すぎる。これでは進めるわけない、と変に納得できる・・・だけに悔しい。もっと打つ手はなかったのだろうか?いつもこうして、いいとこまで来て敗退していくスペイン。そうしてやっぱり言われてしまうのだ。「今回もまた、期待はずれに終わったスペイン」・・・無敵艦隊沈没す。そして私のポルトガル出国日もほぼ決定。
 4人合流して、出るのはグチばかり。喜びに沸くポルトガルサポーターと一緒になるメトロに乗る気になれず、国鉄の駅まで歩く。同じように力無く歩くスペインサポーター。街にはクラクションを鳴らしながら箱乗りする車があふれかえっている。広場ではみんなが盛り上がっている。それを見るのがつらい。この日どこかで見ていたはずの知人と会う予定にしていたけど電話はつながらないし、会う気になれない・・・。
 そのまま国鉄駅へ。直通電車がちょうど来たところだった。乗りたかったけど刻印をしていなくて、ごっしーくんが4人分の切符を持って走っていったが、あと一歩のところで間に合わず。時計は発車時間1分前だったのに、閉められてしまった。とことんついていない。力無く次の電車を20分あまりも待つ。
 当然ケルース駅周辺は開いている店もないので、カフェで適当におかずになりそうなものを買い、アパルトへ。ありあわせのものを作って食べる。とにかく盛り上がらない。
 もうこうなったら28日以降はスペインに行くしかない感じ。ターゲットは、ガリシア。冗談のように言っていたことが現実になるのか?

それでも「10会場制覇」に向けて、引き続きポルトガル内を移動!

 

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