クリスマスはノートルダムで!

9時5分上野発の京成の特急に乗る。途中田中さんと合流。空港に着くと同時に小俣さんから携帯に電話がかかる。

「中央線の事故で成田エキスプレスに乗れなかった」とのこと。30分ほど到着が遅れるそう。待っている間、登場したときすぐ分かった。赤とショッキングピンクの固まりが動いていたからだ。

ラッキーなことにエコノミーが混んでいて、エグゼクティブクラスの席になった。映画も個人用のテレビで見られるのだ。ううん、すごい。

これで「マスク・オブ・ゾロ」、「ゴジラ」それに、バレエ「くるみ割り人形」を見る。あまり寝ることもできないし。出されたワインもおいしく、幸せな気分。

約50分遅れて、シャルル・ド・ゴール空港に到着。タクシーでホテルに向かう。

AU ROYAL CARDINAL HOTELはカルチェ・ラタンのエコール通りにある2つ星ホテル。大学が多く、周りは静かだし、1泊朝食込みで640Fとリーズナブル。ホームページでみた写真と差がないし、なにより改装したばかりなようで、中は新しい。部屋はこじんまりしていて、3人だと正直つらいかな、という感じだったが、3人で泊まれるところはなかなか見つからなかったので、まあいいか。何せ物価の高いパリで1人4000円ほどだから。7泊となると、ここでの節約は大きい。それにメトロの2つの駅にとても近く、アクセスが大変便利だ。

荷物をとき、落ち着いてからさっそく近くにあるノートルダムへ向かう。カルディナル通りをセーヌ河に向かって歩くともう目の前にライトアップされたノートルダムが見える。右手にはあのトゥール・ダルジャンがある(用はないけど)。

クリスマスのこの日、当初はシャンゼリゼのイルミネーションを見ようと思っていたが、フランス政府観光局でもらったパンフレットに「パリ市庁舎のクリスマスイルミネーションは必見」とあったので、シテ島を渡り、市庁舎へ向かう。イルミネーションもさることながら、ここで面白かったのが巨大なミラーボール。それと市庁舎前の広場に設けられたアイスリンクでスケートに興じる人たち。

再びシテ島をわたり、カフェ・ノートルダムで軽い食事。お客できていたおじさんが「この席がいいよ」という感じで勧めてくれた席に座る。マダムはその名もズバリ、クロック・マダムを注文。私はホット・サンド。おじさんは英語が分かり、サッカーファンなようで、「ナカタはいいプレイヤー」と言っていた。ミラノまで試合を見に行ったこともあるそうだ。

 ホテルに戻り長い一日が終わる。

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パリはクリスマスムード満点

12月26日 土曜日

 このホテルの朝食は時間になると部屋まで運んできてくれる。大きなカップにうまく紅茶がつげない。クロワッサン、バゲットが1個ずつ。

 ホテルの前にある郵便局へ行き、トラベラーズチェックを両替する。郵便局でトラベラーズチェックはアメリカンエキスプレスだけ扱う、と「歩き方」にあったが、試しに聞いてみるとOK。ただ、さくら銀行の発行だったので、印刷された桜の絵が不審に思われ、何人かの職員で話し合いが始まってしまった。田中さんがフランスワールドカップの記念切手を購入。近くのJusssiu駅に行く。10回用のカルネ(52F)を購入。7号線でオペラ・ガルニエに行く。切符を売る窓口が開くのが11時からだったので、周辺を散策することにする。ヴァンドーム広場へと続くrue de la Paixのクリスマスの飾り付けは上品。お店も高級。そしてマダムにお似合いのヴァンドーム広場。ここはごみもなく、とてもきれい。リッツといい、数々のブランドショップと言い、ここはやはり別世界。「いつかリッツに泊まれるようになりたいわ」とマダム。マダムならいつか実現するでしょう(私は永遠に2〜3ツ星どまりでしょう)。

 続いてマドレーヌ寺院に向かう。その途中、田中さんの好きな「アガタ」のお店に遭遇し、ショッピングタイムに。イヤリングや時計をご購入。

 マドレーヌ寺院前で記念撮影し、再びオペラ・ガルニエに戻る。すでに11時をまわっている。強引に裏口から入ってしまうと(楽屋裏口?)親切なお兄さんが窓口は表にある、と教えてくれる。

なんとここの窓口は見学者用のチケット売り場と兼用なようで、すでに長蛇の列。この日は1月8、9日分の発売日。インフォメーションのお姉さんのいうとおり、当日券なんかあるわけない、という状況。一応、一人を列に残してメトロの駅で「カルト・ミュゼ」を買おうと外へ出ると、ダフ屋が当日券を売っている。「とってもいい席」を一人200Fで売ると言う。しかしよく確認してみるとランクで言えば下から2番目の60Fの席。確かに1階席だがすごく端っこの席で舞台はよく見えない予感。ここで田中さんが他に席がないか交渉し、上のほうの階だが、中央よりの席のキップを出させた。500F札を出すと「それはとんでもないよ!」と言ったが、結局根負け。その代わりほっぺにキスして、と要求が。田中さんのキスは100F分になったわけ。

その後、リドのツアーを予約するために「シティラマ」のあるピラミッド広場に行く。その途中、以前きたことがある「OSAKA」があることに気がついた。あの時は子供だったので(しかもイギリスで2週間も悲惨な食生活を送っていたので)、その旅行で食べた一番おいしい料理がそこで食べた「さけ茶漬け」だったなあ・・

ピラミッド広場にはジャンヌ・ダルク像がある。リドの予約を無事に済ませ(590F)、ルーブルに向かう。

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ルーブル、オランジェリーを攻める!

ルーブルの地下にあるショッピングセンター「カルーゼル・ド・ルーブル」にあるファーストフード店で昼食をとる。ここでマダムがコートを脱ぐと、目の覚めるようなショッピングピンクの「プリーツ・プリーツ」が現れ、まわりの人も驚いていた。確かに目立つ。混んでいるので食事が終わると早く席を立つように店の人に促される。

 さていよいよルーブル。カルト・ミュゼ(3日間用・160F)をインフォメーションで購入、これを見せればならばずに館内に入れる。このカードはやっぱり優れものだ。以前きたときよりはるかにスペースも大きくなり、なかなか目指す作品に行けない。ミロのビーナス、サムトラケのニケ、ナポレオンの戴冠、民衆を率いる自由の女神、メデュースの筏などなど記憶に残る作品の数々に出会う。あ、もちろんモナリザも。しかしとにかく巨大すぎる。本当は古代の彫刻とかもみたかったがとても見切れない。日本人ツアーを要所要所で拝聴しながらとりあえず一周。

 3時間ほど見学し、5時に閉まってしまうオランジェリー美術館に向かう。チュイルリー公園を突き抜け、突進。なんとか閉館10分前(!)に入ることができた。ここの主要な絵は日本のオランジェリー美術館展のために貸し出し中。しかも全体が99年8月から2年間閉館になる。ここでの目的はもちろんモネの「睡蓮」の連作。確かに「睡蓮」に360度ぐるっと囲まれた部屋は圧巻。急いできてよかった。

 出るとすっかり日が暮れている。コンコルド広場になぜか観覧車が登場、長い列ができている。コンコルド広場からみるシャンゼリゼのイルミネーションがとてもきれい。ルイ16世とマリー・アントワネットが処刑されたというプレートが埋められている。

 結構疲れたのと、バレエに行くために簡単な食事をしようということになる。ホテルまで戻り、前にあるサンドウィッチ屋さんで2種類の巨大なサンドウィッチを買う。

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オペラ・ガルニエでバレエに酔いしれる

急いで食べて急いで着替えて(注・マダム小俣は普段からドレッシーなので着替えの必要なし)、再びメトロに乗ってオペラ・ガルニエに。そこはドレスアップした人たちであふれている。入り口には昼間のダフ屋がいた。しかしギリギリまで商売に励んでいるためか、横を通っても気づいていなかった。豪華な階段やシャンデリアは息をのむ。席は4人がけのボックス席になっている。隣のボックスは品のいい少年たち。制服のようなスーツをみな着ている。(リセの生徒か?)その隣には若い日本人カップルがいた。

私たちの席は4階席。手すりに身を乗り出すと(これがけっこう恐い)舞台がほぼ全部見られる。天井に近いので、シャガールの絵も間近に見ることができる。

 バレエの演目は「ドン・キホーテ」。舞台はうっとりするぐらい美しく、グラン・パ・ドゥ・ドゥなどの見せ場も完璧!(バレエマンガにでてきたなぁ)来てよかった。隣の少年たちは目が肥えているようで、拍手のタイミングもちゃんと心得ている。さすが!さてこのクラスの席はさすがにちょっとずれるだけでまったく見えなくなるらしく、例の日本人カップルの女性は「3分の1ぐらいしか見えない」と嘆く。ちょうど私の後ろの席の人がいなくなったので、前の列に私たち3人が座り(田中さんは中腰に)、空いた席で見てもらうことに。こうして2時間40分はあっというまに過ぎていった。帰りにはそれぞれの階の客席ボックスに潜入し、違いを見てきた。とにかく重厚な建物。タクシーを拾い、ホテルに。

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ヴェルサイユでバラバラ?

12月27日日曜日

早めにヴェルサイユへ向かう。超近くにあるカルディナル・ルモワーヌ駅から10号線でオーステルリッツ駅に。ちょうどSNCFの駅なので、ロワール行きのTGVの予約もしてしまおうと思うが、聞けばそれは列車の始発駅であるモンパルナス駅でないとできないとか。コンピュータは入っているからどの駅でも予約できそうなのに、不便だなあ・・さて、RERのヴェルサイユ行き。乗り場の表示とホームにある表示の時間がどういうわけか1分づつずれていて、3ヶ所とも違うのだ。どーなってるんだ?わかりにくいなあ。混乱のうちに出発。

 さてなんとか10時ぐらいにヴェルサイユに到着。何も考えず人の流れについていくと、角を曲がったその先に宮殿が見えてくる。マリー・アントワネットのファンだというマダム小俣は大はしゃぎ。テープ付きの解説で宮殿をまわるCコースを選択。カルトミュゼが使えるので、25Fの差額分を払って中に入る。テープを聴きながら1時間ほどかけて王の寝室、王妃の居室など、プライベートスペースと鏡の間を回る。続いて公式なスペースを中心にした一般見学コースを見る。カルトミュゼは長蛇の列(A)を横目にBの入り口から入る。寒い日だけによけいありがたい。

とにかく絢爛豪華のひとこと。王妃の部屋の色使いがとてもかわいらしく、ほっと落ち着ける。

 そろそろお腹が空いてきた。ここはレストランが少ないので、なにか食べられるものを持っていくといい、とガイドブックにあったけ、どとても寒いので外で食べる、という状況ではない。セルフサービスのレストランに並び、チキンシチューのセットを頼む。これがかなり塩辛い。

外に出ると、ちょうど離宮や庭園をまわる「プチ・トラン」が乗り場についているのが見えたので、駆け出す。二人はどうして私が走り出したのかわからなかったみたいだけど、とにかく走る。

プチ・トラン」は32F、乗り降り自由で、かわいいのりもの。日本語のパンフレットもくれた。ネプチューンの泉を通り、プチ・トリアノンで降りる。確かにここまで歩くとしたら結構な距離だ。

プチ・トリアノンは『ベルばら』を読んだことのある人ならすっかりおなじみ。マリー・アントワネットがとても好きだったところで、ここの改築のために相当な浪費をしたんですね。

 プチ・トリアノン自体はとてもかわいい建物。確かにあんなにゴテゴテした宮殿から逃げ出したくなる気持ちもわかるなあ。だからって能天気に愛の神殿やらわらぶき屋根の農家なんか作っていたらそりゃ、革命も起こっても仕方がない気がする。

それで庭園を歩くうちにいつの間にか、グラン・トリアノンに出てしまった。ここもきれいな建物で美しい。田中さん、小俣さんはトイレに。一人で待っていると、「プチ・トラン」がやってきた。急いでトイレに行き身支度を整えていた二人を呼ぶ。

大運河、アポロンの泉を経由して宮殿に戻り、下車。少し庭園を見ることになる。写真を撮るうちにフィルムが切れる。入れ替えをしていると気がついていないのか二人はどんどん歩いていってしまい、待ってくれない。追いかけようとするが、タイミングが悪く、今度は電池が切れてしまった。取り替えていると、もう追いつけないほど離れてしまった。アポロンの泉に向かっているようで、戻ってくる様子はない。あきらめてそこで待つこと20分。ふきっさらしの中待って、「お待たせ〜」と戻ってきたので、ちょっとムッとしてしまった。

相変わらず多くの人が列をしている宮殿を後に、駅に戻る。4時半ぐらいの電車があり、乗り込んで待っているとその電車は運休する(推定)というアナウンスが。向かいのホームにすぐ電車がきたので、それに乗り込み、発車を待つ。しかし待っても待っても発車しない。どうやらさっきの電車の代わりではなく、次の電車と言うことらしい。となりのボックスには日本人家族4人が乗っていて、女の子二人がやたらテンションが高く、うるさい。英語と日本語をチャンポンで話しているので、どこか海外に暮らしている一家だろう。お母さんはうるさい二人を注意することもなく、居眠りをしている。(ちゃんとしつけをしなさい!)

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恐怖のエンドレス・リドツアー

 途中、サン・ミッシエル=ノートルダム駅で降り、サン・ジェルマン界隈を歩いてみる。小さな路地にたくさんのお店が並びにぎわっている。お惣菜のお店でメインやキッシュ、デザート、サラダなどを買い込む。ホテルに戻り、さっそく食べる。『おいしゆうございます』。そうこうするうちに時間がなくなり、慌てて着替える。8時半から始まる4時間のツアーなので、今夜は遅くなって12時を過ぎる、とホテルのフロントに伝言し出かける。

リドのツアーの集合場所に行き、ピックアップを待つ。並んでバスに乗り込もうとしていたら、スペイン人の女に割り込みをされる。席をどこにしようか、あがったところで探していたら、その女性に(多分)「そこは私の席だからどいてちょうだい」という感じで強引に押しのけられる。私はそこに座るつもりはなかったのに、なんてマナーが悪いんだろう。スペインの団体観光客って・・(たまたまそういう団体に出会うからか?)

英語とフランス語、スペイン語でガイドが説明をする。どこからか英語かわからないような感じだったが、気がつくと「リドのショーが終わるのは午前2時」といっている。え?と思った。田中さんは聞いていなかったので、多分聞き間違いということになる。

エッフェル塔の下に着く。このツアーはリドのショーの前にイルミネーションツアーが付いているので、ここから始まるんだな、と思うと、ガイドが「これからバトー・ムーシュに乗っていただきます。これは私たちからのプレゼントです」という。??。ほどなく船が到着し、わけのわからないまま乗り込む。「こんなものもついていたなんて。乗りたいと思っていたからラッキー!」と小俣さんはご機嫌。でも、すでに9時。10時からのショーに間に合うのだろうか?

 バトー・ムーシュは暖房も効いていて快適。ここのガイドは英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語となんと5カ国語で解説している。セーヌを私たちのホテルに近いところまで下る。同じところに戻ると10時。なんとなく、さっきのが聞き間違いでないことがわかってくる。

それからヘッドホーンが配られる。これからイルミネーションツアーだという。もう間違いない。何かの都合で10時のショーがいっぱいになり、12時のショーになったのだ。だから終わるのは午前2時といったのだ。ガーン。

ともあれ、ヘッドホーンをつけて解説を聞く。日本語の解説はいかにも直訳で意味不明なところが多く、なんのこっちゃ?という感じ。最初はまじめに聞いていたが、だんだん眠くなり、気が付くと寝ていた。時間をかせぐためか同じところを何度も回っている気がする。(ああ、だってこのサン・ジャック塔って3回目・・ムニャムニャ・・)もう、どうでもよくなり、夢うつつの中、11時半、リドに到着。30分も並んで待ち、10時の回の客が帰るのを待つ。素直にこれから帰られていいな、とうらやましくなる。これからがこのツアーの本番だと言うのに眠い!

ようやく入場が許される。ツアーの席はまさに最前列。かぶりつき、という好位置だ。それよりもまず一斉にみんなトイレへと駆け込む。席に戻るのとほぼ同じころ、ショーが始まる。なんてったって席が近いので、メインの男性スターの肌の凸凹までよくわかる。ダンサーのボタンがとれて飛んできたこともあった。

 さて、女性ダンサーの多くはトップレス。みなさんとってもスタイルがよく、かっこいい。だが、気が付くと大音量の歌を聴いているのに意識がなくなっている。間近に何かきた、と慌てて目を開けると、本当に目の前で歌っていたりする。なにせ、舞台に馬は出てくるわ、ドラゴンのような乗り物、アイススケートリンクになるわで、これぞ「スペクタクル!」という感じ。マジックショーも面白かった。問題は異常に眠かったこと。歌だけのショーになると寝てしまう。これ以上シャンパンを飲むと本当にどうにかなってしまいそうだった。

とりあえず早く終わって、早く寝させて欲しい、なんて考えながら見ては楽しめませんよね。だけどなにせヴェルサイユにはじまった長い1日。しかたがないのだ、zzz・・・

それから各自のホテルに送ってもらうのだが、他の人たちは当然ながら右岸の、四つ星クラスホテル。最後に残されたのはやはり私たち。ホテルに着いたのは2時半をまわっていた。フロントには夜勤でおなじみの人が腕組みをして立っていた!「ノー・プロブレム」といいながら、顔は怒っている。しかたがないのだけれど、私たちのせいでもない。はたさんから伝言が入っていた。電話をしてくれとのことだが、遅いので今夜は無理だ。それからお風呂に入って、シャンプーをして、ベッドに入ったのは4時近くになっていたと思う。次の日は9時半起床にした。

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朝から電話攻撃

12月28日月曜日

朝起きると、電話があった。はたさんだ。第一声が「どうして電話をくれないの?こっちは電話がないから予定を立てられなくて困っているのよ」だった。慌てて電話をできなかった理由を話し、謝る。今夜なら会えそうなので、2時にこちらから電話をすることになる。フロントに行って以前に頼んでいたロワールの現地ツアー(フランス政府観光局でパンフレットをもらっていた)の予約について聞いてみる。

結局自分たちで電話することになる(なんだかな・・)。当然、3人の中で一番英語ができる田中さんに頼む。電話をすると留守電のよう。折り返し電話すると言っているが、私たちも出かけるので、そのまま切る。するとすぐにフロントから「あなたに電話です」と外線につながる。もしかしたらはたさんからかな、と思ってとると、いきなりフランス語でまくしたてるおじさん。では英語ができる?と聞かれたので、とりあえずできる、というと、英語で話してくれた。ようやくトゥールの現地ツアーデスクだということがわかる。

「1分前に電話したでしょう」という。どうやらこのホテルの電話は送受信先の電話番号がわかるようになっているらしい。フランス版ナンバーディスプレイ?のおかげだ。

よろよろな英語でなんとか先方の言うことを理解し、明日のツアーの予約をする。名前と滞在先の連絡場所、デポジットとしてカードの番号、有効年月をいう。集合場所についてはホテルにFAXで送るとのこと。なんとか予約完了。明日会いましょう、といい電話を切る。どっと疲れた。ちなみにツアー会社はTOURAINE EVASIONというところ。

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シテ島を巡る

再び郵便局に行き、両替やテレホンカードを購入。その後、シテ島へ行き、ノートルダム見学。また長い列ができている。カルトミュゼで中に入る。といっても中はとくにゲートがあるわけでもない。ステンドグラスさん、20年ぶりですね、とつぶやく。残念ながら修復工事中で、門にある立派な彫刻は覆われて見えない。そのあと、メトロの脇にある花市を見る。きれいだ。

 続いてコンシェルジュリーに。ここはマリー・アントワネットが最期のときを過ごした牢獄だ。面白かったのは、収めるお金によって、部屋の種類が違っていたということ。一般にはわらが敷かれているいわゆる雑居房なのだが、お金持ちはベッド付きの個室が与えられている。マリー・アントワネットの独房も思ったより広く、とりあえず特別扱いだったような感じだ。彼女を忍ぶ礼拝堂もあった。

 ここに隣接するのがサント・シャペル。ここのステンドグラスはあまりにも美しい。日本人の観光コースにはあまり入っていないようだけど、ここは必見だ。しばし鑑賞した後、出るとそこは同じ敷地内にある裁判所。立派な「LIBERTE EGALITE FRATERNITE」の文字が見える。そういえばこの言葉はコインにも彫られている。それがユーロになるとなくなるんだろうな。フランスのアイデンティティはいずこへ?

 時計を見るとそろそろ2時近く。近くのカフェで軽く食事をとることにする。カフェはとても混んでいたが、強引に3人がけの席を作ってくれた。一番早いであろう、EXPRESSメニューを選ぶ。一度店を出てはたさんに電話をする。カキなど、おいしい魚介類が食べられるという店に予約を入れてくれるそう。JALの前に7時50分に待ち合わせ。EXPRESSの割にはあまりにも混んでいて会計などにも時間がかかり結局1時間以上かかる。こちらでいう「EXPRESS」だったようだ。

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レ・アールとマレ地区を歩く

 実はこの日、オルセー美術館に行く予定だったが、よく調べてみれば休館日。予定を変更してポンピドゥーセンター、そのちかくにあるピカソ美術館に行く。昨夜、バスでさんざん通ったサンジャックの塔を経由して、レ・アール地区を通り抜け、ポンピドゥーセンターへ。ガイドブックにあるようにやっぱり書店を除いて閉鎖中で、田中さんをがっかりさせた。そこからマレ地区へ。錠前美術館なんていう、渋い美術館もある。ピカソ美術館も例によって長蛇の列。ここもワープして入場。カルトミュゼ万歳!

ピカソ美術館は遺族が作品をフランス政府に相続税の物納として寄贈したもの。バルセロナのピカソ美術館とはまた違った趣がある。

ここまできたのだから、とバスティーユ広場まで足を延ばす。近代的なオペラ・バスティーユと革命記念柱がたっている。

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彩りのシャンゼリゼへ

そしてメトロの1番線に乗り、凱旋門に向かう。ちょうど日が沈んだばかりでなかなかの景色。シャンゼリゼも反対から見るとまたいい。できれば上に上りたいと思い、料金所を探すと「ストライキ中」の貼り紙が。ついてない。

 それからシャンゼリゼをまわる。なぜかプリクラをやったのち、小俣さんお勧めの「セフォア」を発見。間口はそれほどでもないのだが、奥行きがあって、各種の香水がずらりと並んでいる。すんごい香水の匂い。ここでおみやげにリクエストされているオーデトワレを買う。ラッピングしてくれというと、とてもかわいい包み紙でラッピングしてくれた。おもしろかったのは、私の次に並んでいた客に対しては、「私は7時までだから他のカウンターに行って」というようなことを言っている。さっきからしきりに時計を気にしているのはそのためだったのか・・。(といっても1、2分前だったのだけど)徹底しているなあ。あとは自分用にディオールのマニキュアを購入(日本では売っていない色のようなので)。あんまり化粧品には興味がないし、以前に買った香水はなかなかなくならないので、これだけで充分。

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はたさんと再会

そんなこんなで時間もなくなり、待ち合わせ場所へ。程なくしてやはりおなじみの黒っぽい服装をしたはたさん登場。はたさんは「お友達の分も含めて3人で予約していたのに」という。だけどもうどこにいったかわからないので、2人ではいる。カキやツブ貝、ムール貝、エビなどの盛り合わせを注文。なかなかおいしい。さて、はたさんはフランスに来て画家として生計を立てているようだ。なんとこちらにきて2年で20人と付き合ったのだそう。だけど長続きしなくてすぐ別れているそうだ。今の彼氏は驚くなかれ34歳バツイチとか。モンパルナスに住むお金持ちなのだそう。哲学のサークルで出会い、話があってつきあっているそうだ。ううん、予想以上にパリで人生を謳歌しているのだった。

 食べ終わるとちょっと部屋までこない?と誘われる。すでに10時近く。明日はロワール行きで朝早いので少々迷ったが、せっかくなのでおじゃますることに。はたさんの部屋は20区にある。同じアパートにはミュージシャンや画家が住んでいるとか。日本風に言えば2DK。アトリエ兼居間にしている部屋に続くちいさな廊下があって、はたさんの絵が飾られている。居間も素敵で雰囲気がある。これで日本円にして6万円ほど、というのは格安物件だという。個展もすでに3回開いたとか。本当に描きたいものではないが、ギャラリーには日本ぽいものを、とリクエストされるため、どうしてもそうした絵が多くなるという。はたさんが自分で作った短歌を筆がきにし、それにフランス語訳をつけて、毛筆と水彩をミックスしたような絵がとても人気なのだそうだ。窓からはエッフェル塔がみえる。すぐ前には古い町並みが残されていて、よくロケに使われているらしい。中心部に比べて物価も安いとか。近くにエディット・ピアフの生家もあり、静かな一角だ。

 部屋に入って程なくすると日本人の友人から電話。それがなかなか終わらず、そろそろ私も帰りたくなってきたので、困ってしまう。20分間、ぼーと過ごす。だけどワインを出すから、と引き止められ、チーズやなぜか近くのチャイナタウンで買ってきたという臭豆腐ににたもの(チーズのような味)などを食べる。ホテルに電話すると、なるべく夜のうちにチェックアウトしたい、といわれ早めに帰らないといけないことになった(わたしのカードで清算することになっていたので)。はたさんはこのあたりもホテルのあるあたりも危険はないし、メトロも大丈夫、というのでメトロの駅まで送ってもらい、一人で帰る。

 大丈夫、とはいわれてもよっぱらったおじさんなどがいるとさすがに恐い。やはり一人でいた女性の隣に座り、7号線に乗り換えてからは、観光客に見えないよう、はたさんからもらった映画雑誌をよむふりをして過ごす。駅にでると安全というか、人通りがまったくなく、かえって恐くなり、ホテルまでダッシュ。近くてよかった・・。フロントの例の彼に遅くなってごめんね、というとチェックアウトは明日の朝で構わないという。6時半でも?と念を押すと、「ノー・プロブレム」(彼の口癖か?)。田中さんのワインの差し入れが効いたのか?なんだ、と思いつつ、部屋に戻る。2人は結構心配していたようだ。あれからやはり近くのレストランに入り、それなりに苦労はしたものの、おいしいディナーをいただいてきた。私がはたさんの話をすると小俣さんがうらやましがることしきり。2人も会いたかったという。残念なことをしてしまった。さて、次の日は朝早くいったんチェックアウトなので、当然その荷造りをしなければならない。何が必要かお互い結論が出ず、妙に寝るのが遅くなってしまった。

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TGVでロワールへ

12月29日火曜日

3時間ぐらい寝てもう起床時間。もうろうとした意識の中、いつも驚かされるのはマダムの寝起き。目覚ましが鳴ってから1分後にはもう顔を洗っている。かえって体に悪いのではないか、と思ってしまう。よろよろになりながら部屋をでて、チェックアウト。ところでマダムは妙に荷物が多いぞ。大丈夫かァ?チェックアウトしてスーツケースはホテルに預かってもらい、いざ、ロワールへ。

 

 10号線でモンパルナス駅に向かう。さっそく金山氏のアドバイスどおりSNCFのホームページで検索してプリントアウトしてきた紙を窓口に見せて購入。スムーズに買うことができた。7:40分発、トゥール行きTGV、2等で一人201F也。ちゃんと刻印機で刻印をして、乗り込む。車内はわりとすいている。睡眠不足で乗るなり、深い眠りの中に。起きるとあたりはまっ白。一瞬また雨なのかと思い、憂鬱になった。しかしこれは霧だということがわかる。時間が経ち、日がだんだん出て来ると霧が晴れてきた。

 8:50、定刻どおりトゥール着。10:00のツアー出発まではまだ時間がある。そこで駅で見つけたのが、メトロの駅にもあった3分間写真式のプリクラ?。私は迷わずフランスワールドカップバージョン。やはりフランスチームを選択。操作方法が結構分かりにくく、コインをただ入れるだけでは撮影できない。マダムは間違えて16分割の証明写真を作ってしまい、大うけ。

 今日は晴天だ。集合場所の観光局で時間をつぶす。マダムはしっかりこの時間に観光局内にあるチョコレートショップでご購入。やがて黄色いミニバスがやってきた。持っていかない荷物は後ろのトランクに入れてもらえる。ガイド兼運転手のお兄さんは英語が達者だ。

ただし、車の中での料金支払いなので、カードは使えず、現金払い。午前のツアー75Fと午後のツアー170Fをあわせて245F。お城の入場料は含まれないが、割引料金ではいれるのもうれしい。

 ツアーの参加者は私たちを入れて6人、なんと全員日本人(ちなみにみんな若い)。午前中は私たちだけだが、午後は参加者が増えるのでもう一台車を出すという(昨日予約のときに言われた)。

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かわいいお城、アゼー・ル・リドー

 最初のお城はトゥールから20分ほどのところにあるアゼー・ル・リドー城。かわいらしい街のそばにたつ、これまたかわいらしい城だ。水面に映した姿がまた美しい。日本人同士なのでお互い写真のとりあいっこが簡単にできる。さてトゥールに戻るともうお昼。1:00に再び観光局前に集まることになっている。ガイドのお兄さんは「食事をしてきてください。ただし、この前にあるレストランは入らないこと」と教えてくれた。よくないらしい。先ほどから一緒だった男女のカップル、実は兄妹なのだそうだ。お兄さんのほうから「一緒に食事をしませんか」と誘われる。彼は今、ツールーズに留学していてフランス語ができるので、頼もしい存在。もちろんOKして、あちこち検討した結果、駅の反対側にあるカフェに入り定食を注文。ここでも例によってウェイターは多忙でなかなかことが運ばない。ここでマダムの本領発揮。強引に日本語で「すみませ〜ん」。耳慣れない呼び声にさすがに気づき、注文をとりにきてくれた。確かにマダムはフランス語はもちろん、英語もあまり使わない。カタカナが苦手、とおっしゃる。「でも私の日本語って通じてしまうの」。確かに。ときどきびっくりするようなボケを言ってくれる。そこがまたおもしろいのだけど。

 話すうちに彼らはやはり「田中さん」といい、お兄さんは東京外語大の学生さんだということだ。フランスには9月に来たといい、だいぶ慣れたけどフランス人はいいかげんだ、という話で盛り上がる。切符など結構年齢で割り引きになったりするが、その証明書類を見せろとは言わないという。じゃあ、帰りのTGVは25歳です、っていってみよう、ということになる。とくに東洋人の年齢はわからないようだ。

 午後、私たちはルノーの乗用車の方に乗ることになる。運転するのはわりと年輩のおじさん。英語はできないようだ。他にロンドンに留学中で一人でヨーロッパを旅しているという日本人の女の子が午前中に続き一緒。彼女は私たちの会話を「漫才みたい」と楽しんでくれた。

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華麗なシュノンソー、シャンボール

 午後はかなりの距離を走る。まずはシュノンソー。「6人の女の城」といわれる、シュール川の上に立つ、美しい城だ。ここは庭園も美しく、さぞかし花の咲く時期はきれいだろうと思う。大きい方がアンリ2世の愛人のディアーヌの庭、小さい方が本妻であるカトリーヌ・ド・メディシス(この人の名前はいろんなところででてきますね、やっぱり)の庭。夫が急死すると本妻の逆襲が始まり、ディアーヌをこの城から追い出した・・そんなことを考えるとなかなかどろどろした物がこの城にはうずまいていたようだ。

 続いてシャンボール(世界遺産だって)。フランソワ1世が建てたロワール最大の、壮大な城だ。「人がすれ違うことなく」設計されたという、螺旋階段が面白い。440も部屋があると言うだけあり、見るところがたくさんあり、とてもまわりきれない。しかし、遠くから見るお城はとても威圧感があり、「中世」を感じさせる。同じ壮大、といってもヴェルサイユのあのゴテゴテはちょっと飽きてしまうが、ここは外からじっくり眺めても美しい城だ。

 このあたりをロワール谷、とはいうけれど、なだらかな丘の連なる田園地帯、というのが感覚的にはあう。「イノシシ注意」「鹿に注意」なんていう道路標識があったりする。車に戻る頃にはもう日没。途中、ライトアップされたショーモン城、アンボワーズ城なども見る。とてもロマンチック!。それに途中もしかしてホテルはこのあたり?というところも通る。あとは3人ともぐっすり・・

 定刻通り、午後6時30分、トゥール着。お兄さんにタクシーのりばを聞く。オート・ロッシュに泊まるというと、「途中で通ったのに」と言われる。だけど、荷物はミニバンの方だったし、おじさんにフランス語で説明する術がなかったので仕方ない。

 Vouvrayにあるホテルまでは15分ほど。ちゃんとホテル名を言っただけで運転手はわかってくれた。

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夢の『岩窟』ホテル

 オート・ロッシュ(Les Hautes Roches)は四つ星。トゥーレーヌ地方独特の、崖を掘って作った修道院を改装して建てたホテル。全11室のうち、5部屋がその岩肌もあらわな洞窟をくりぬいた部屋(Troglodytiques)。私たちは1号室。ベルボーイ?に案内してもらうが、なぜか部屋の電気のスイッチが見つからない。「Sorry」を繰り返す。ようやくみつかり、電気がつく。中に入ってその部屋の豪華さに感動。

 エントランスルームもあり、中の部屋も広く、マントルピースつき。洗面所も2つある。パリのホテルの感覚で言えば10人ぐらいねられそう(笑い)。これで1泊1050Fは安いと思う。超〜お勧め。ところがわたされたアンティークなカギでは玄関、部屋のカギともかからないことが判明。今度はさっきフロントにいた人が登場し、カギのご指導。部屋のカギは単なる飾り。玄関のカギはちょっとコツがいることがわかった。部屋が散らかる前に撮影を済ませる。

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ディナーは恒例・我慢大会

8時、ホテルにあるレストランへ。ここのレストランも有名で、「地球旅行」などでも紹介されていた。とくに魚介類がおいしいとのこと。まず、アペリティフを頼み、メニューの解読を試みる。もちろんフランス語で英語のメニューは置いていないという。どうだ、フランス語を読んでみよ、ということかな?しばらく考えるが、どれがお勧めかを聞くと、やはりシェフのお勧めコース(490F)、という。他の二人は解読を最初から放棄しているみたいなので、安易ではあるが、結局それを3人分頼む。ワインはやはりご当地の白ワイン、Vouvray、と決めていたがいろいろな種類が当然あり、よくわからない。ここのソムリエールが「でしたら、Demisecのタイプを」と選んでくれた。ううん、かっこいい。少し発砲性のある、すっきりとしたワインだ。

 前菜、次のお皿は魚、メインはロブスター。これがけっこうなボリュームで、上品な味付け。すでにお腹はいっぱい。しかも眠くなってしまった(全員)。一口食べては周辺を走り回る女の子がやたらに気になる。チーズはパス!デザートはアイスクリーム、そしてだめ押しで、小さなお菓子の盛り合わせがでてくる(これはローマの2ツ星レストランでもでてきた。無理矢理2つほど食べた)。デザートには目のないマダムだが、ここでもうギブアップ。あまりにも食べられないのが残念そうなので、これを持って帰っていいか、聞くと、「もちろん、どうぞ」。と、いっても何かしてくれるわけではないので、ティッシュに包んで部屋に持って帰る。

 なんて幸せなディナーだったんだろう。そしていつものことながら、睡魔との戦い。限界まで来ている胃袋。お風呂の順番がまわってくる、1時間ほどの間、ベッドにうつぶせになったまま寝てしまっていた(田中さんも同じ)。

 明日の朝こそ、ゆっくりしよう、ということで朝食は9時30分にする。見かけはダブルベッドだが、実はゆったりめのシングルベッドを二つくっつけてある。マダムのエキストラベッドもダブルサイズで快適そう。・・マダムと言えば、スペースがあるため、机一杯に荷物を広げていた。ゲッ、こんなものまで持ってきたのか、と驚いたのが「レインガード」。しかも普通サイズのスプレーだ。私だったら1日ぐらいかけなくてもへっちゃらだが、マダムはそうはいかない。私も貸してもらい、恩恵を受けたので感謝。だけど真似できない。

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夢の朝があける

12月30日水曜日

すっかり熟睡して目覚めのいい朝。残念ながら今日は小雨模様。用意をしてレストランに向かう。ここの朝食は85F。ヨーグルトとオムレツを追加注文する。朝食だけでお腹が一杯になった。部屋を出て周囲を散歩。ホテルを改めて眺めてみると、本当に崖に窓がくりぬいてあるのがわかる。ロワール川にも下りて、眺めを楽しむ。隣にちょっと変わった作りのやはり洞窟をくりぬいている建物が建っている。MARC BREDIFというワインカーブだ。門が少し開いていて、オフィスが横にある。ちょっとのぞいてみたが、ドアは開くのに誰もいない。カーブの見学も受け付けているようだけど、誰もいないのでは仕方がない。ワインも欲しかった・・・

 ホテルに戻り、荷造りを始める。そういえばイヤリングが見あたらない。昨日の夜はしていたのに、どこに外したのかな。ひえー大事なイヤリングをなくしたらこまる、と思ってあせって探し出す。そのとき、ベッドを整えていた田中さん、「あれ、イヤリングが・・」。昨日の夜あまりの睡魔に無意識のうちに外してそのままにして寝ていたらしい。よかった。

さて、部屋代、朝食代全部入れて、3人で3150F。なんとパリのホテル4泊分より高かった(もちろん、ディナーが含まれているからだけど)。まあ、一度ぐらい、こんな贅沢もよいと思う。来てよかった。

 タクシーを呼んでもらい、待っている間、田中さんがここのトイレも写真に撮っておいて、とリクエスト。確かに岩の中のトイレはユニークだ。

 

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25ans、切符を買う

 トゥール駅に戻り、まず帰りのTGVの予約に挑戦。「Today、午後4時ごろパリ行き、禁煙車、2等、25ans 3枚」と単語をメモに書き、窓口のおじさんにみせる。「ああ、今日ね」とコンピュータで調べると「No seat」。14:30ぐらいの電車なら1等が空いているという。まあ「25歳」だし、他に選択の余地がないのでそれで頼む。発券されたチケットを見ると、31日になっている。「ああ、明日じゃないよね?間違えた」。さっき自分で確認しながらなんで間違えるのかなあ?あの留学生の田中さんが言っていたのは本当だったのね。“何度も確認しないと間違える”。結局最初から検索のやり直し。ただ、やはり空いているのは同じ列車の1等だとか。もういいや。260Fだし(1等の正規料金は297F)。「25ansね」、とおじさんは何の疑いもなく、切符を渡してくれた。(注:マダムはこの時、わざと離れていたんだって。自分だけとても25ansには見えなさそうだから、と言っていた)。ここはフラン建てトラベラーズチェックで支払う。

 パリからの電車はすんなり買えたが、帰りがこんなに混んでいるとは思わなかった。年末だから?

 あ、ちなみにこの駅の設計はオルセー美術館と同じ、ラルーという人なんだって(by フランス政府観光局パンフレット)

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トゥールを歩く

さて、まずステンドグラスが見物という、サン・ガシアン大聖堂に向かう。10分ほどで到着。しかしタイミングが悪いことに14時まで昼休み。しかたなく、木組みの家があるという、プリュムロー広場に向かう。15分ぐらい、古い商店街を歩いていくと、木組みのかわいらしい広場に着いた。天気が良ければ広場にはカフェのテーブルとイスが並び、またにぎやかなのだろうけど、今日はだめ。結構ひっそりとしている。広場に面したサロン・ド・テで、クランベリータルトと紅茶を注文する。なかなかかわいらしい内装のお店。

 そろそろ先ほどのカテドラルに戻らねば。雨の中、再び歩く。2時、といっても開いてなかったりして、などと考えていたが、ちゃんと開いていた。ここのステンドグラスは13世紀に作られ、戦争中は信者によってワインセラーに隠され、守られたんだって(by フランス政府観光局パンフレット)。北は青、南は赤色が基調となっている。そろそろ駅に戻る時間。なかなかよかった。

 トゥールからはまず、連絡列車に乗り込む。時間になった、と思ったら隣のホームから列車が出ていく。確認したけどちょっと不安になる。?ぱっとみるとその列車、「Paris」とある。ドキン、とするが小さく、オーステルリッツとある。ローカル線のようだ。しばらくしてその列車も出発になる。次のSt.pierre-des-Corp駅で、TGVに乗り換え。結構ホームはごったがえし、めざす車両も遠いので焦る。なんとか乗り込む。1等は4人掛けのコンパートメントになっている。座席はとても大きく、下に足がつかない!席は満席で、やはりこの日は混んでいるようだ。

 マダムが急に「時計を無くした」という。気が付いたら腕になかったのだという。トイレなど、いろいろ探してみるがないという。念のためにもう一度バックをみたら?といい、探してみると見つかった。混乱の中、時計が外れてバックの中に落ちていたようだ。

 そして列車はモンパルナスに到着。ロワールの旅が終わった。

 

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