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1/20(第7日目) マジカル・ビルバオ・ツアー!

 

レサマへ

 今日はごっしーくんがドイツにお発ちになる日である。2日後、私も同じ便でバルセロナへ飛ぶので下見がてら空港バスが出ているMoyua駅までお見送り。風邪のごっしーくん、厳寒のドイツで悪化させなきゃいいが。
 ホテルに戻って部屋を「カンビオ」すると、シングルルームはシャワーだけということが判明。実は連日の移動で少々腸の調子が悪い。整腸のために今日はどこかでヨーグルトを買わねば・・
 練習場見学は屋外だけにきっと寒いだろう、とカイロを貼り、靴にも靴用ホカロンを入れたりして防寒準備。さ〜て、と気合いを入れてレセプションのおばちゃんにレサマにどういけばよいか訊いてみる(一応「バスク鉄道のレサマ駅」下車、とは調べて分かっていた)。「レサマ?レサマ!知らない」。おばちゃんはあきらめたように古いガイドブック?のようなもので調べだした。しばらくすると「そうね、サン・ニコラスからバスね」え?「トレンのレサマ駅じゃないの?」「トレン?NO!オートブスよ。サン・ニコラスまでメトロで行って、そこで乗り換え」うううん?ま、とりあえずメトロ駅へ。ところが!サン・ニコラスなんていう駅はない。なんなんだ。と途方にくれ、路線図をにらめっこすると・・Euskotrenの終点がLezamaとなっているのを発見!これに違いない。乗り換え駅はCasco Vieja。(Euskotrenの駅は「歩き方04-05」には載っていません・・・)昨日のアバンド駅の1つ向こう、旧市街のほうだ。
 Casco Vieja駅に降りると「SAN NICOLAS」方面の案内板発見。やれやれ。ここのことだったのか。で「EUSKOTREN」にのる。1.1ユーロ。何も考えず小銭をかき集めてギリギリ足りた。あとは50ユーロ札1枚。しまった、帰りの切符はどうする?まあ、レサマ駅で買えるだろう。
 電車は30分に1本らしい。次の電車は10時30分。ちょうど練習が始まる時間だ(公開、非公開、練習開始時間は事前にwebで確認済)。まあ、終わる頃にはさすがに着くだろう。
 この電車、妙にスピードがのろい。山間部を行くからか、途中の駅で「スイッチバック」して今度は逆に進み出した。やがて他の乗客もほとんど降りてしまい、車両には私だけ。かなり不安になったころ並行して走っている道路に立つ「Lezama」の看板が見えた。やがて左手にライトスタンドを備えたグランドと建物が見えた。あれが練習場かな?
 やがて終点レサマ駅到着。数人がパラパラと下車した。予想に反して無人駅で、バルなども近くにない。帰りの切符どうやって買おう・・・やばいところに来ちゃったかも。

●バスクのいい男密集エリア、レサマFOTO

 ちょうどトレーニングウエアを着たチーム関係者と思われる人が歩いていたので後をつける。つけるまでもなく7、8分歩いてさっき見たサッカー場に到着。クラブハウスには見取り図があって、ちゃんと「選手の駐車場」なんて書いてある。おお!親切じゃないか。
 テレビカメラが数台はりついているグラウンドに向かうと、ちょうど紅白戦のミニゲームをやっているところだった。見学者は20人ほどで、網に張り付けばすごく近くで見られる!女の子4人組は私と同じようにデジカメを持って熱心に撮影しながら盛り上がっている。昨日の試合には出ていなかったウルサイスFOTOもいる。ゲレーロ、カッコイイFOTO!ハビゴンもかわいい!FOTO いい男たちにクラクラ酔いしれているうち、20分ほどで試合が終わり、続いてPK練習。最後はゴールポストも選手自ら運び、撤収。時間は12時。これで午前の練習は終了らしい。
 さっきの4人組が行った後をついていくと(チーム関係者と話をしていて、誰々はあそこにいる、と情報を得たらしい)、ターゲットの一人、デル・オルノFOTOとジェステFOTOが。練習にはいなかったけどインタビューに応えている。しっかり写真に撮って、サインももらう。2人がいなくなったので、次なるターゲットを求め、チラホラとおじさんが出待ちをしていた選手の駐車場の出口にまわってみる。ウルサイスは行ってしまったか?気になって一人のおじさんに聞いてみる。「ウルサイスはあの黒い車だ。」と教えてもらう。まだだったらしい。そのうちさっきの4人も合流して、待つ。ジェステが現れたので、今度はクラブで用意しているブロマイドにサインしてもらう(各選手が自分のを大量に持っている)。次々と選手が車で出てきて(アトレティコのときを思い出す。あんなに人もいないし)ウルサイス用に少しスペースを開けつつ昨日買ったTシャツにサインしてもらう。カルロスおじさんと、足の不自由なラファエルおじさんにいろいろ話しかけられながら(といってもあまり聞き取れず。曖昧に頷いておく)待っているとゲレーロ登場。な〜んてかっちょいいんだろう。4人娘のリクエストに応え、車から降りてきてくれて写真撮影。私も写真を撮ってもらう。最初はカルロスおじさんがシャッターを押そうとしたがよくわからず、それを見かねてデジカメを持っていた4人娘の一人がシャッターを押してくれて、バッチリ!FOTO
 アリアガくんとハビ・ゴンFOTOには名前も聞かれる。なんてスペル?と聞かれ、戸惑う。スペインではHAは「JA」だから・・・「は」、で始まる名前なんて理解されにくいだろうな、と思った。ところが「アチェ、ア・・」というと、間違えることなく書いてくれた。思い当たるのはここは「スペイン」ではなく「バスク」だということ。バスクの名前や地名はKとかXとか、スペイン語には登場しないアルファベットも普通に出てくる。Hで始まる「は」だってバスクでは珍しく聞こえないのかも。
 おじさんたちには質問攻め。「アスレティックは好きか?このためにビルバオに来たのか?」「Si,Si」近くのエチェベリに住んでいるというおじさんが、ペーニャのピンバッジを2個もくれた。「日本でもテレビで試合は見ている」(バカワウのせいでダイジェスト程度だけど)。「Bien!」「次の土曜日の試合は見るのか?」「残念ながらバルセロナに行きます」「そうか・・・」見たいと言えばペーニャのコネでチケットを回してくれる勢いだ。カルロスおやじ「そうか、バルセロナには妹がいてレストランで働いている」。「明日はレサマに来るのか?来るならほら、トレンの回数券持っているよ。あと2回分だから、往復できるよ」 「どうもありがとう、だけど明日は来ない」。「誰のサインがほしいんだ?」「ウルサイス」「ウルサイスか。新聞のインタビューをしているみたいだ。だから遅い」
 そののちキャプテンのエスケーロ登場。彼も求めに応じ車から降りてくれた。「ねえ、日本から来ているこのセニョーラとも写真を一緒に撮ってあげてよ」そうだね。と笑いながらさらにぐっと抱き寄せられてしまった。赤面FOTO。さっきの女の子がまた写真を撮ってくれた。「アスレティックは世界的に有名だ!」 おじさん2人もすごくうれしそうだ。
1時過ぎた。隣にバルがあるので、そこで待つという手もあるようだけど、このおじさんたちはその気はないようだ。カルロス「僕はトレンでビルバオに帰る。君はどうする?」・・「明日こないからウルサイスを待ってみたい」。そうか、といってカルロスおやじとベソしてお別れ。「ホテルはどこ?」「オスタル・サン・マメス」「わかるよ、車で送っていってあげる。車だと10分で着く」いつの間にか4人もいなくなり、私とラファさん2人になってしまった。おじさんは携帯で「今レサマだ。まだ出られない・・・」などと言っている。どうやらこのあと予定があるらしい。私のために申し訳なくなってきたので「今からビルバオに帰りたいのですが・・・」「いいの?じゃあ、Vamos!」ラファさんの話では○年前にビルバオまで高速ができたので早いのだとか。「今のあの車がウルサイスのだよ」見ると1台の車がスピードを上げて追い越していく。あと5分待っていれば会えた、っていうことだろうか。でもラウールのサインをもらうのに長い道のりだったように、なんでも1回では成し遂げられないものだ。私も今度来るときはもう少し熱心なファンになってくるから!
 

ここで一つお勉強ここで少しアスレティック・クラブのお勉強。
(日本では「ビルバオ」で呼んでいるけど、こっちではみんな「アスレティック」で通っているので、「レアル」と呼ばず「マドリー」という場合と同様、現地読みを採用します)
このクラブの歴史についてはここをご参照下され。
こぼれ話
外国人(「スペイン人」も含む)を獲得せず、バスク人オンリーで構成する、というチームの鉄の掟?によってどっかのチームみたいに、「パボネスとジダネス」といっておきながら、実は「ジダネス」ばっかりやんけ!ということはしない。カンテラはチームの生命線なのである。だからレサマの教育システムは気合いの入れ方が違う。カンテラから明日のスターが生まれるのだ!後日視察にいった「りお様」によると、「いい男がはきだめになっている」そう。

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●ランチでうなる!
 オスタル・サン・マメスの前、まさに玄関横付けにしてくれてベソしてお別れ。
 時計は1時30分。ちょうど昼時だ。部屋に戻り、どこで食べるか検討する。旧市街も歩いてみたいので、再びCasco Viejo駅へ。さっきとは違う方向へ出て旧市街の路地を歩く。明らかに、マドリー近辺の例えばクエンカの旧市街とは趣が違う建物。木枠のバルコニーがかわいい。どちらかといえばフランスのトゥールで見たような建物が並んでいる。
 バルではなく、座ってゆっくり食べられそうなレストランを探す。結局歩き方に出ているレストランを探すことにした。 それがなかなか見つからない。本当に歩き回って、3時過ぎ、ようやく細い小道を入ったところにあるレストランを発見。前菜+メイン+飲み物の日替わりメニューが8.5ユーロ。地元の人で結構人気のようで満席だったので、少し待たされた。横にはバルがあって、そこにはおいしそうなピンチョスが!!前菜はパエージャにして、メインは魚をチョイス。ドリンクは迷って普通の水にする。するとどーん、と気前よく1リットル入りのペットボトルが出てきた。これを一人で飲めってか? パエージャもよかったけど、メインのメルルーサとエビにアンチョビソースがかかった料理がメチャうまなのだ。ご飯好き、エビ好きのごっしーくんに自慢したくなる一品だ。満足度120%で店を出る。4分の3以上余ったペットボトルは今後のためにもらっておく。
 もう4時近い・・・ 4:30からのスタジアムツアーはあきらめ、アバンド駅まで歩いて遅ればせながらas を買ってみる。さすがトップは昨日のヒーロー、ジョレンテ君。そして一人だからこそ行ける、エル・コルテのバーゲンへ。実はマドリードのホテルにマフラーを忘れてきてしまったので、今後のために手頃なマフラーを探してみる。エル・コルテオリジナルのイタリア製?マフラー、16ユーロが12ユーロ。これで手を打つ。ホテルに戻ってみるとレセプションは昨日もいた愛想のいいおじちゃんになっていた。

●緊張!1対1のスタジアムツアー
 5時10分ぐらいになったので、5:30からのスタジアムツアーに参加すべく、向かいのスタジアムに。ネットでは26〜27番出口で、とあったので行ってみると、トロフィールームの入口?。座っていた小顔のお姉さんに聞いてみると、ここだという。入場料6ユーロを払うと「下に降りて左側で待っていて」。他に待っている人もない、スタジアムの壁際に立って待つ。本当にここでいいのか?17:30になってさっきの小顔姉さんが現れた。どうやら参加者は私一人らしい。すると昨日、ごっしーくんが写真撮影していた扉(24番、選手の出入り口だっ)の鍵を開けて、中に入って、といわれる。ここがVIPの出入り口。お姉さんが一通りの説明をする。もちろんスペイン語だ。つ、つらいぞ。「なぜサンマメスというかですが、イタリアの聖人で、アフリカからここへやってきて云々(違うかもしれない)」うん、なるほど、と相づちを打ってみる。「何か質問は?」できるわけないじゃん。このお姉さん、本当に顔が小さく、9等身ぐらい。実はそんなところに見とれていたりして。中は基本的に写真撮影禁止。一部撮っていいところはお姉さんが「撮ってもいいよ」と言ってくれる。許されたのは、ライオンの剥製。このクラブのマスコットはライオンなのだ。ライオンにまつわる話を聞く。よくわからん。とにかくすべて鍵がかけられている部屋に鍵を開けて照明をつけながらまわっていくのだ。VIPルーム。そしてピチチの銅像FOTO。ここには昨日ランサロテの選手が掲げた花が飾ってある。ピチチはリーガでは得点王の代名詞。早世した天才ストライカー、愛称「ピチチ」がプレーしたのがここアスレティックなのだ。だから必ず相手チームはメインスタンドにあるこの銅像に花を捧げ、敬意を表す。
 スペイン最大級だというプレスルームは撮影禁止。それぞれの場所を見学するとお姉さんは照明を消し、鍵を閉めて、確認。「セラード!(閉まった!)」
 ピッチにも降りてみるFOTO。お姉さんの表現を借りると「カンプノウやサンチャゴ・ベルナベウに比べたら小さなスタジアム。4万人しか入らない」。スタンドをバックに写真を撮りますよ、と言ってくれた。お姉さん、無理矢理シャッターを押していたので手ぶれが気になったが、案の定、ぶれていた。さて、サンマメスは別名「ラ・カテドラル」という。それだけ愛され、街の象徴になっているってこと。サッカーの聖地なのだ。素敵!
 終わり際、「あなた、とても若いでしょう?」と言われ、苦笑い。ぜーーーったいあなたより年上だもん。続いてトロフィールームは自由に見学。古いクラブだけに歴史を感じさせるトロフィーがいっぱい。一度もセグンダに落ちていない名門チームながら最近のクラブのボーダーレス化とは一線を画し、一応バスク人のみで構成(実際にはかなり拡大解釈。純粋なバスク人は少なく、バスクおよび周辺地域出身者も含んでいる)というポリシーがあるので、優勝からは遠ざかっているのも事実。ここ20年優勝していないのだ。ただし今シーズンはUEFAにもコパにも残っている。がんばれ!

●グッゲンハイムへ!

 楽しかったスタジアム・ツアーを終えて、ホテルへ。さて・・・と。ビルバオ観光の私の場合、レサマ>サン・マメスツアー>グッゲンハイムだったのだけど、一般的にはその逆。せっかくだからグッゲンハイムに行こう!
サンマメスからトラムに乗る。ここからだと1本で行けるはずだ。トラムをぼーっと待ち、乗り込んだのはいいけど・・・30秒ほどで着いてしまった次の駅で全員下車。運転手もいなくなった。どうやら乗り場を間違えて、反対側に乗ってしまったのだ。。。次の駅は終点・・・また乗るのも悔しいので、今度はメトロに乗って、駅で下車。歩いていくことにした。重厚な建物が並ぶビジネス街を抜けると、どんよりした雲と街の明かりとで鈍色に反射するグッゲンハイム美術館が見えてきた。入口にはナゾの犬の巨大オブジェ。
んで、着いたのが閉館1時間前。たまたま1階の常設展示は一部見られないのでディスカウント。見る部分が少ない、というのはありがたい。なにせ朝からのレサマ攻撃で今日はほとんど椅子に腰掛けていない。そういうときに美術館巡りってまた疲れるのだ。荷物を預けて大後悔。カメラまで預けちゃったのだ!なぜ後悔したかと言えば、そとに出られるテラスではぼーーーーっと一定間隔で周りに炎が立ち上り、美術館を演出しているんである。3階で展示されていたミケランジェロのデッサン画の特別展は見応えあり。ゆったりした空間でのんびり自分のペースで見られる。今日端折った部分はまた、ビルバオに来たときゆっくり見ればいいのだ!トイレもきれいだったが、一瞬ドアが開かなかった。他に誰もいないし、閉館時間に近いのでこのまま閉じこめられたらどうしよう、と少しびびる。幸いほどなく脱出してミュージアムグッズのショップでおみやげなどを購入。グッゲンハイム美術館のロゴが入ったナイロンリュックも購入。対岸にも渡って夜景を撮影したところで、観光終了FOTO
 グッゲンハイムから少し行くともう隣のトラムの駅で新しいショッピングセンターが隣接していたので、適当な店に入って夕ご飯にすることに。すると地下にスーパー発見。方針を変えて、今日は適当なものを買ってホテルで食べることにした。おいしそうなパンやチーズ、サラダ、ヨーグルト、水。リンゴも買おうと思ったのだけど、たいてい果物は1キロいくらと決まっていて、売り場の人に秤で量ってもらうシステムなのに、無人。買い物客もいないので、しかたがなくリンゴを2個、備え付けのビニール袋に入れてレジへ。
 レジのお姉さん、リンゴの袋を見て、何かいいだした。何かがない?と聞いている。ん?通じないと観念したのか、お姉さん、レジにビニールを通して「ピッ、ピッ」とジェスチャー。あ!!わかった。ここはセルフサービスで図るんだ。確かに秤はあった。お姉さんに「ちょっと待って!」といい、再び果物コーナーへ行き、図ると約400グラムだ。で「0.4」と数字を入力してボタンを押すと、横からバーコードのシールが出てきた。それをビニール袋に貼って、レジへ戻る。「ビエン!」といわれニッコリ!
 後で気が付いたら、ショッピングセンターにはアスレティッククラブのカフェがあった。トラムの線路を伝って(もうここからなら2駅程度なはず)10分ほど歩くと懐かしのサンマメスへ。ちなみにアヤシイ人もなく、一人で歩いても怖くなかった。相変わらずスーパー袋ではあるが・・・
 ホテルの部屋で今日いただいたTシャツやブロマイドなどを眺めて思い出ににやけながら、夕食を食べる。サンチャゴ・ベルナベウの芝は日光に当てられず、少し元気がない。確かにビルバオではまだ太陽を見ていない。だけど心は晴れ晴れ〜。さっそく今日のことをネットで報告したくてごっしーくんが置いていったPCをつなげて見るも、つながらない。前の部屋では問題なかったのだけど、この部屋は電話回線と共用で、なぜか「ビジー」になってしまうのだ。そんなに混んでいるってこと、あるのかなあ。

 

本日の成果・フガドールのサインいっぱい!愛情いっぱい!

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