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1/25(第12日目) 「2部の試合見る物好きってドイツだ?」
「オランだ」
 

●ドイツをひた走る

  朝、駅でサンドイッチや飲み物を買い、8時発の電車に乗る。IC Eはきれいな車両。今日からは列車での移動が続く。
  1時間ほど走り、9:10ケルン着。駅からもう巨大なカテドラル(こっちではなんというのか?大聖堂)が見える。ここで次の列車まで1時間ほどの余裕がある。「大きなロッカーがあるはずなので、荷物を預けて見学(私は大聖堂、ごっしーくんはW杯使用予定の新スタジアム)」という予定だったのだが、ロッカーは自動式で1ついくら、というシステムらしい。しかも専用のカードを買わないとダメなようで・・・ここで力関係からごっしーくんが一人駅のカフェで荷物番をすることになった。

●ケルン大聖堂を見学

 ミゾレがときどき降る中、駅の隣にある、という感じの大聖堂へ。ブルゴスのカテドラル同様、あまりにでかいのでファインダーに収まりきれず。引きで撮ろうにも建物があるので下がれないFOTO。建物は黒くくすんだ色でおまけに鉛色の空。あの青空に真っ白なカテドラルの美しい姿を見た後なので(ここ)、ちょっとがっかり。
 ちなみにここは「周辺の高層建築による景観の統一性の破壊」という理由で危機遺産になってしまっている。確かにこれまでスペインで見てきたカテドラルは旧市街にあって、周りの景観と統一感があったけど、ここは駅の隣、市街地のど真ん中に建っている。この先どうなるのだろう?正面のファサードや尖塔を撮影して中に入る。2ユーロ払えば塔の上まで上って市内が見渡せるらしいが、約20分かかると聞き、あきらめる。バイエルンの窓などを撮影・・・さすがに暗いのでどうしても手ぶれしてしまう。それに圧倒されるようなスケール感も撮影してしまうとイマイチ伝わらないFOTO。電池がちょうど切れたので交換するために椅子に座っていると、すぐうしろにオヤジが座った。気にも留めなかったけどなぜか隣に移動してきた。なんだよ〜と顔を上げると露出系エロおやじだったので、怒りを感じ、さっさと立ち上がる。大聖堂で恥を知れ、このアホおやじめ!同じアホでもサッカーのアホサポの方がどれだけかわいいか! 憤慨して外に出て、ざっと大聖堂を一周。後ろからの方が全体が撮れてファインダーにも収まるFOTO

●国境を越えてオランダ入国

 駅に戻り、10:25発のICに乗る。さっきの電車より若干グレードが落ちた感じ。メルヘングランドバッハ11:20着、11:25分発の電車に乗り換え。さらにローカル線の雰囲気の電車に。オランダ国境の駅、Venlo下車。時刻表によると11:57について12:05発の電車に乗り換える予定が・・・手前で停車。「たのむよ、ドイツ国鉄」の祈りも空しく、結局乗り換えに間に合わず、次の13:03発まで待つことになった。まだどこかの国の国鉄のように予約した列車がなくなるよりはマシだ。
 次に乗ったのも快適なIC。2階建て、2階の席だったので見晴らしもいい。ちょうど1等車には誰もいなかったのでお邪魔して記念撮影など。オランダになって車窓を見て気が付くのは、ネーデルランドの名の通り、どの水辺も少し増水しようものならたちまち浸水しそうな、表面張力ギリギリなのだ。陸地が本当に低い
 オランダ第2の都市、ロッテルダムについたのは14:48。大戦で破壊されたために近代的なビルが建ち並ぶ街だ。地下鉄、トラムとあるけど、とりあえず地下鉄でホテルの最寄り駅へ。港にも近いメインストリートを1本入ったところに泊まるホテルが。入口のドアにはワイヤレス・ブロードバンドのステッカーが貼ってある。フロントは若い女性2人がいて、なかなか感じがいい。ここは朝食付き。もっともスペインと違って周りにあまり食べるところもなさそう。聞くとワイヤレス・ブロードバンド用のプリペイドカードを買ってアクセスするシステムだった。つなげてみると、さすがに早い早い。場所柄ビジネス客が多いんだろうなあ。ネットで調べものやら、更新などをしつつ、すこし休憩。シャワーなのが残念。
 さらに一枚フロントで買うとお姉さんが「あなた達が最初のユーザーよ」と笑う。いつから始めたサービスかは知らないが、ちょっと驚き!もったいない。
 このロッテルダムはいわずとしれたフェイエノールトの本拠地だけど、小野君は負傷中。今日はドルデヒトへ行ってアムス・カップ、つまりオランダの国内カップ戦の試合を見ることになっている。今日も2部のチームということしか知らない・・・本当は強豪PSVも試合がある日で本来ならそっちに行くのだろうが、私は訳あってPSVは見たくないし(私の傾向とサッカー通なら理由はわかる?)ごっしー君もここのスタジアムには行っているので、初のスタジアムの方を選択、ということでこの渋い試合に行くことになったのだ。

●初の腹痛に襲われる

 ケルン駅で買ったドリンクヨーグルトを一気に飲んだ直後からお腹がアヤシイ感じになってきた。う。お腹が張って苦しい。腸閉塞の前触れ?・・・こんな時のために私は今回、ホメオパシーの薬(レメディ)のコンビネーションキットを持ってきていて、おかしいな、と思ったときに飲んでいた。主に喉用、風邪用だったけど、初めて「胃腸用」を飲んでみる(他に免疫力用、鼻用あり)。急性時には1時間おきに4粒のレメディを飲むように書いてあった。一時は歩くのもつらい感じだったが薬のおかげか、少し落ち着いてきたので、お腹にカイロを貼って出かけることに決めた。(私は抗ガン剤を飲んでいるので、下手な薬と併用できず、生薬でできていて副作用がないホメオパシーを服用)

●どこや?ドルデヒト

 今度はトラムで中央駅まで行って、国鉄でドルデヒト駅へ。駅に降りるもスタジアムに向かうサポーターの姿もなく、地図等もないので、ごっしーくんが駅員に聞く。すると男性の駅員はスタジアムを知らない(!)らしいが、女性がわかるらしく英語で道を説明・・・しているところにオランダ人の2人のお兄さんたちも聞いてきた。結局、オランダ語で説明され、私たちは彼らと一緒に行くように指示された。この2人、スタジアムを知らない、っていうことは明らかにアウェイサポーター。「僕らはデン・ボッシュを応援するけど、君たちは?」デン・ボッシュが一瞬、「デル・ボスケ」に聞こえるバカ耳の私。対戦相手が「デン・ボッシュ」っていうチーム名なことすら初めて知る・・・線路沿いの暗い道をたどり、さらに小さな運河沿いに20分ほど歩いて、ようやくライトアップされたスタジアムに到着FOTO。みんな車や自転車で観戦にくるようだ。第一平日だしね。ほんとーーーにいかにも地方の2部スタジアム、というノリの1階席のみのスタンド。席は9ユーロ。

●忘れられない「メェーメー」

 このチームのトレードマークは羊FOTOらしい。どうもあまり強そうにないのが気になるキャラだ。が、トレードマークだけでなく実際のチームも弱かった。どうやらデン・ボッシュは1部チーム。試合が始まると実力差がはっきり。雪が舞い散り寒いが、試合内容も寒いFOTO。「なんでそこにパスだすかな〜?」「っげ!そのパスミスはありえん!」とつっこみたくなる。今まで見てきた試合ってやはりハイレベルだったのだわ・・・と再認識もした。んで思わず「これならまだ本山くん(鹿島アントラーズのMF)の方がうまい」と言ってしまい、「『まだ』ってことは本山くんが上手やないって思っていることや」とつっこまれる。
 試合中もレメディを飲んでいたけど、後半に入る頃にはすっかり痛みもなくなり、快調になってきた。ハーフタイムはなぞのチアリーディングショー。1人だけうまい子がいるけど、他は?中には他の人を見ながら踊るので常にワンテンポ遅れている子も。。。そんなところに超ローカル色が出ている。
 実力差があるので、めったにホーム側のドルデヒトがチャンスにならないのだが・・・その数少ないチャンス、気が付くと周りから、「メェ〜」とかけ声?鳴き声?最初は空耳かと思ったが、何回か聞くうち、本当にチャンスには「メェ〜メェ〜」鳴く?のがオリジナルの応援フレーズなのだとわかってきた。これから、というときに、なんとものどかな「メェ〜」。かえって力が抜けるんだが、みんなは真剣に鳴いている。
 が、やっぱりメェ〜メェ〜チームはいいところなく、1点はどうにか入れたものの、後半の40分すぎ、だめ押しの3点目を入れられてしまう。どう考えても逆転は無理そうなので、帰ることに。結構この時点で席を立つサポーター多し。このスタジアムに来た日本人は私たちだけ、とはいわないが、かなり少ないのは間違いない。それになかなか得難い観戦だった。だってメェ〜メェ〜と応援するチームなんてめったにないもの。


 みんな自転車で足早に帰っていく。駅まで向かう帰り道、行きで同行したお兄さんたちに遭遇。私たちを見つけるなり、マフラーをかかげて「デン・ボッシュ!」とご機嫌。
 ポケットに入れていた帰りの電車の切符をいつの間にか落としていて再び買い直す、というトホホなおまけはあったものの、再びロッテルダムへ電車で戻る。もともと電車でやってくるサポーターはあまりいないようで(それだけ地域密着型チーム?)車内は普通に静かだった。
 回復したとたん、お腹が減ったので何か食べたいと思っても10時過ぎに開いているのはパブのような店ばかり。少し歩いたところにアメリカンカフェがあったので、ばかでかいステーキやら、オムレツやらを注文。味?普通。トイレ?でかい。ホテルまで歩いて帰る。オランダの発見・・・トイレの「穴」が後ろではなく前にある。たいしたことではないけど。

本日の成果・サッカー1試合!珍応援に遭遇!

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