No.78

西洋鏡

★★★

監督:胡安 出演:夏雨(太陽の少年) ジャレット・ハリス 劉珮[王奇](秋菊の物語 北京バイオリン)呂麗萍(青い凧

 夏雨くんが久々にスクリーンに帰ってきました。10代のころとそう変わらない、笑顔が魅力の夏雨くんです。(それにしても不思議な名前)。
 映画が初めて中国に紹介された20世紀初頭の話。史実を掘り起こしたわけではなく、「こんなんだっただろうな〜」という感じで、どこかメルヘンチックに語られます。「中国版ニュー・シネマ・パラダイス」とキャッチがついていたけど、ちょっと違うかな?なんで小劉があんなに英語が都合よく理解できるのかは、まあ置いておいて。「ニュー・シネマ・パラダイス」に比べ物足りないものは何か、考えながら見ていました。好奇心旺盛、新しいものに興味津々、野心もあるという小劉はいいのですが、レイモンドの描き方が少し弱いせいか、いい奴なのか、やな奴なのか、感情移入ができないせいかもしれません。二人のやりとりをもう少し丁寧に描いて欲しかった。あと実にくだらない点で恐縮なんですが、リンの、「産毛」が妙に気になりました。ま、自然体ということでいいのでしょうか。あとね、脇役も味のある役者を使っているんだから、もう少し何か魅力あるエピソードが欲しかった。
「不過!」のセリフ、わざと日本語の字幕で見せなかったのね。私だけふふ、と笑ったのですが、あとで英語のセリフになったとき初めて字幕が出て会場から笑いが・・・。なかなかうまい演出?かもしれません。
 本当は★もう半分あげたかったんだけど、パンフの内容がちょっと・・・時代背景とか、もう少し参考になる資料が欲しかったのに。あれで700円はないです。(2003.1.27)

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