No.112

南京の基督  (南京的基督)

★★★ 
監督:トニー・オウ 出演:レオン・カーファイ(ラマン)富田靖子

 中国を舞台にした芥川作品の映画化、という異色作。なんで日本人作家がレオン・カーファイで富田靖子が中国人少女の役なんだろう、という疑問があってどうもビデオ屋さんにあっても借りる気がしなかった。けど逆に他に借りる中国映画がなくなってきたので、ついに手を伸ばした。
 さて、 富田靖子があの役になったのは合点がいった。香港女優じゃあ、なかなかあの濡れ場?はできないはず。15歳というのは無理無理だけど、純真さがあるのは確か。当然アフレコだけど、見ているウチに違和感がなくなっていく。日本のドラマとかでは感じなかったけど、なかなかしっかりとした演技ができる女優なのだ。処女を演じるためのからくり(なんかの本で読んだっけ)や外国人の客をキリストだと錯覚して身をゆだねてしまう場面 などちょっと「シュウシュウの季節」に似た「痛さ」があるけど、どうでしょう?私ね、レオン・カーファイってどうも好きになれないの。単に好みじゃないだけなんですが。貧しい子どもたちに果 物をあげるところや2人の再会の場面、小僧さんの一途さにちょっときゅん、としました。マニアックですが「 追憶の上海」と同じか、似たBGM使っていませんでした?(2001.4.25)

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