No.49

恋人 (天上的恋人)

★★★1/2
監督:蒋欽民 主演:劉[火+華]山の郵便配達)董潔(至福のとき) 陶虹(太陽の少年

 広西チワン族自治区の天峨県という山間部が舞台。山の美しい自然の映像は「山の郵便配達」を思いださせる。主人公家寛を劉[火+華]がやっていることもあるのかもしれない。
  物語そのものは失礼ながらそれほどドラマチックというわけではなく、見ていてちょっともどかしくもあるのだけど、董浩の清楚な美しさ(「至福のとき」はかなり痛々しい)や歌、山の景色が和らげてくれる。
 そもそも耳の聞こえない家寛、盲目の父、そこにやってきた口のきけない玉珍(あの〜中国でいえばまれにみる美しさ、っていうニュアンスの名前ですから、つっこまないでね)。この状況設定が「おとぎ話」的で現実的ではない。いろんなメッセージを込めた設定なんだと思う。そもそもあんな山村で、玉 珍がしょっちゅう服を替えてきれいにしているなんてないと思うし・・・
 ま、だからあの珍妙な?(会場からも笑いあり)ラストもありなんでしょ。
 てっきり2人の恋の話で、いつ始まるんだろう、って思っていただけに、「恋人」っていうタイトルに少し肩すかしを食らった感じがある。

  上映後、監督、主演の2人によるティーチインがありました。 面白かった話をまとめておくと 山のロケは約50日間、毎日高い山に登って撮影し、また麓に帰るというくり返しだった。董浩は美しい景色だったのでそれほど大変ではなかった、と言っていました。

 会場からの質問で、なんと大胆にもこんなものが 。
「ラストシーンはいかにもフィクションという感じで、それまでの作品のイメージを壊してしまい、視覚的にもいかがなものかと思うのですが・・」(会場のみんなも同意していた)
  しかしこれに関して監督は「最初から朱霊があのようになるのは決まっていた。フィクションとして作ったのだから(あのシーンはいいのだ)」的な答でした。視覚的に、という指摘に関してはコメントがなかったな。最近高度なSFXものに慣れてしまっただけに、ちょっとねえ。

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