No.21

怪鳥 フライング・デビル(緊急迫降) (クラッシュ・ランディング)という名前でも公開されました・・・

★★★1/2
出演:邵兵(スパイシー・ラブ・スープ )徐帆(スパイシー・ラブ・スープ )尤勇(太陽に暴かれて

まず。この邦題はいったい何?って不評です。冗談でつけたのか?と疑ってしまう。
 「か〜いちょう〜ロプロス、空を飛べ〜」っていう歌を思い出すよ。(知道ma?)
 冒頭いきなりパイロットの夫(邵兵)と空中小姐の妻(徐帆)のけんかで始まる。妻のけんまくがとにかく中国的?。さえない私服から制服に着替えると邵兵ってかっこいいのだ。もちろん男性なら徐帆のさっそうとしたスッチーぶりに目が行くはず。他の空中小姐もみなきれいで、目の保養になります。
 中国通なら、これがなかなかさりげなくプロパガンダ的要素もあると思うかも。なんてったって緊急事態を聞きつけ、上海市長、上海市党書記が空港に駆けつけるんである。(どこかの国では報告を受けてもゴルフをやっていた首相もいましたねえ)そして対応を検討している会議で一言こういうのです。「専門的なことはわからないが、どのような結論が出ても私がすべて責任をとる」(きゃ〜やってくれるねえ)。しかもラスト、機体から脱出する乗客を一人ひとり迎え入れる市長。「あら、どこかで見た顔だわ」なんて言われながら。これぞ中国政府公認・模範的指導者像なんである。つまりどんな事件が起こっても中国では立派な幹部が揃っているから没問題!というわけだろか?ついでに上海の消防署長も自ら先頭にたって指揮。もちろん人民解放軍も乗客の救助を行います。使命感に燃えるのは国民性なのでしょうか?
 それとチクリとマスコミ批判。どうしてあんな状況で現場に入ってこられるのかはわかりませんが胴体着陸寸前にマスコミの取材車が事故を起こし、進路をふさいでしまう。すんでのところでみんなで救出してギリギリ助かる。で救出されるやいなやインタビューにカメラ攻勢・・・マスコミって本当、困ったもんだ、というネガティブキャンペーンになっています。
 それに実際には国内線の空中小姐がふだんからあんなにサービスが丁寧で、しかも緊急避難時にあんなに毅然としているのか大いに疑問だけど、最後のテロップにもあったように「飛行機は極めて安全な乗り物である」のだから、大丈夫なのかな?だけど映画の舞台は「上海紅橋国際空港」。夏に旅行に行くだけにちょっとリアルでした。
 結局、離婚寸前の夫婦仲も戻るなどパニックものにはありがちなストーリー展開だけど、かなり引き込まれたのは事実。 だから結末にはやっぱり安心しました。
 ところでこの映画、邵兵、徐帆以外にも「どこかで見た顔」がいろいろ出てくる。エンジニア役の人って「大地の子」で陸一心のあのヤなかたき役ではなかったかしらん?あの頃より太っているけど。もちょっと長く上映してたくさんの人にも見て欲しい1本でした。もったいない。(2001.4.27)

おすすめ関連作→スパイシー・ラブ・スープ

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