No.132

北京ヴァイオリン (和ni在一起)

★★★★★  
監督:陳凱歌 出演:唐韻 劉珮[王奇] 王志文(始皇帝暗殺)陳紅

 ★1/2は数々の名曲に対して。
 「キリング・ミー・ソフトリー」はどうも見に行く気がしなかったけど、私の好きな陳凱歌が帰ってきた、という感じの感動作です。
 はじめは天才バイオリニストの息子の成功を夢見て献身的になる父の姿、 田舎から世界へのサクセスストーリーっていうのが、ちょっとありがちなテーマで魅力を感じなかったんですが、父親役の劉珮[王奇](「秋菊の物語」の夫役)がとてもいい味を出していて、とにかく彼のキャラでぐんぐん引き込まれていく。そして息子・チュンのほのかな恋心を抱くリリ(陳紅は陳凱歌の奥さん。やっぱ晩婚の人って若い女性と結婚するんだ)が迫力ある都会のねえちゃんを好演している。加えて同じ歳の王志文!自分も老けたけど、彼も老けた!(ちょっともの悲しい)。ロウアイ役でならした彼が驚異の寝癖頭で登場しようとは!しかしそれだけに彼の変身ぶり?にも注目してください。
 ところで演奏部分はどれもすばらしくて、思わず拍手を送りたくなります。とくにラスト、チャイコフスキーのコンチェルトはちょっと忘れられない感動を与えてくれます。ラストシーンもええんだなあ、これが!
  唐韻くん、本当に弾いていたみたいだったけど、彼は何者?パンフにも資料なし。ええい、今度中国のネットで調べるしかないかな。(2002.9.18)

追記
中国のネットで探しました。・・彼はやはり上海音楽学院の2年生、13歳。偶然あるバイオリンコンクールに出場したところを今回の「北京ヴァイオリン」の助監督の目に留まり、すぐ陳凱歌に写 真を送って主演が決まった、まさにシンデレラボーイ。 ただ彼は今の状況をかなり戸惑っているみたい。どの道をいくにしろ、彼の将来を暖かく見守って欲しいですね(って気にしているくせに)

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