No.168

フラワー・オブ・シャンハイ 海上花

★★★1/2  
監督:侯孝賢(非情城市 他)出演:羽田美智子 トニー・レオン 

 98年の暮れ、パリで上映していて、あちこちの地下鉄のホームにやたら大きなポスターが出ていた。おフランスでは受けそうな題材・時代設定である気がするけど、私の記憶では日本ではかなり地味な公開になっていたと思う。でもずっと見たかった作品でした。ホウ監督の作品は眠りに落ちるギリギリのところ(笑)で「ああそれでも見落とせない」 と覚醒するようなような気になる展開が静かにあったりするのですが、すんません、連日の寝不足で睡魔の方が勝っちゃいました。 で、再び録画していたのを鑑賞。
 清朝末の上海の遊郭という、究極の退廃が支配する世界で繰り広げられる、遊女の嫉妬ドロドロ・・・。うっとりするほど美しいけど、これほど単純で陰湿な空間もありません。引いたアングルで、暗い背景、 おまけに辮髪のトニー・レオンって・・・高原に見えちゃいました(って感想の最初がこれかよ・・・)トニー迷のみなさん、ごめんなさい。当然トニーと羽田さんは吹き替えだと思われるが、人によっては台湾(福建?)の訛りとか、聞き慣れない上海語?の「アラ〜」がでてきて不思議な雰囲気だった。とはいえ当時はそんなものだったのかもしれない。みんなが「官語=北京語」を話していたとは思えないものね。ここでも頻出した「メンツ」という言葉。ほんと、メンツにこだわるなあ。
 あの〜私は最後のシーンが気になるのですが(もう公開されちゃった後なのでネタバレのクレームもないと思うので)王さんといたあの女性は小紅さんだったわよねえ?遠目でわからんのじゃ。

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