No.15

雲南物語(雲南故事)
★★★1/2

監督:張暖忻 出演:呂秀齢 濮存[日斤] (スパイシー・ラブ・スープ )林建華(花の影

 いわゆる残留婦人として数奇な運命をたどった、ある日本女性の実話を映画化したもの。
  実際にこんな体験をした日本人がいたと思うとすごい。ヒロイン、樹子が一人残された中国で結婚した相手(濮プー様)は雲南の少数民族、哈尼族出身で、除隊した夫と共に遠い故郷に戻るんだけど、やっとのことで村に着くやいなやプー様は死んでしまう(プー様はあっけなく死ぬ 役、多くないか?)。たった一人、主人公は風俗がまるで違う少数民族の集落で生きていくことになる。やがて年月がたって紆余曲折の末、すっかり村にもなじみ、家族もできて幸せな生活を営む彼女は偶然、日本にいる父母の消息を知ることになります。
 まず、雲南の独特の風習が興味深い。文革で主人公が糾弾されるシーンで詰めかけた紅衛兵の少年少女たちの出生記録を読んであげる場面 には感動した。それと一番泣けたのは実母との再会シーン。わかっていても泣けます。このモデルとなった人は私の田舎にも近い、岐阜県の郡上八幡出身で、日本のシーンもここで撮影されています。地元のエキストラのぎこちない演技と自然な「お国訛り」がよかった。実話では夫の死後、彼女は日本に永住帰国したそう。(2002.4.29)

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