No.199

青の稲妻(任逍遥)
★★

監督:賈樟柯 主演:趙[水壽](チャオ・タオ)趙維威(チャオ・ウェイウェイ) 呉[王京](ウー・チョン)

山西省の大同でとある失業中?無職?の青年2人が葛藤する姿を・・・描いているのだけど・・・この監督のこの路線は少々食傷気味(→「プラットホーム」感想にあげてないけど「一瞬の夢」もみました)。どこかもの悲しい雰囲気の地方都市であてもない日々を送る青年の退廃的なムードが苦手なのだと思う。それでも滑稽なほどの「米ドル信仰」(1ドル札で大金を手に入れた、と大騒ぎ)、銀行強盗未遂事件など、エピソードがシニカルで思わずニタリ、でもタバコの煙をやりとり?するキスなんて勘弁して欲しい。んでもってWTO加盟だの、オリンピック決定だの「いけいけ!中国」的なニュースが流れるなんざ、「またその手で攻めてきたわね」なんていいたくなるぐらい。なんで捕まって歌を歌わされるんだろう?とかね。どなたかその理由を解釈してください。
青の稲妻・・・タイトルはいい。かっこよく突っ走っていく青春、というイメージで。だけど現実は、こんなもの。かっこよく、おいしく、とはいかない。人民解放軍に入隊できなかったり、彼女に去られたり。だから原題の「任逍遥」の方がしっくりくる。流れのままに、自由に。何年か先にこの監督の作品がみたい。(あくまでも「何年か」先。)今は「感性が置いてかれている感じ」がするのだけど、さて、将来は?(もっと乖離がすすむのか、理解できるのか)

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