YanTianの北京秋天 

ベストシーズンの北京に行ってきました。友達のマイレージのチケット、ホテルも知人に割引をお願いして、という「みなさまのおかげでした」旅行。実質動いたのは4日間でしたが、本当に充実した北京の秋を過ごしてきました。 (1997.10)

 


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★移動 北京へ ビジネスクラス 小公共汽車 バス タクシー 包車 地下鉄 ファーストクラス 

★ホテル 西苑飯店 長富宮飯店

★観光地 北京動物園 頤和園 香山公園 廬溝橋 影視城 銅雀台 慕田峪長城 天壇 日壇公園 故宮 北海公園 景山公園 

★レストラン 又一順飯荘 翠亭邨茶寮 萃華楼飯荘 ほう膳飯荘 都一処 東方明珠

★町 西単 建国門 東単 王府井 前門

★ショッピング 瑠璃ちゃん 友誼商店 天福名茶 同仁堂 張一元茶荘

★その他 石焼き芋 甘栗 趙雲の泥人形 三国志のしおり 三国志の麺人形


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銅雀台  

慕田峪長城

故宮   

天安門  


10月16日 北京へ

 ギリギリまで仕事が終わらず、あせったまま16日に。慌てて荷造りして出発。UAにチェックインすると「お席の都合で・・」と言われ、一瞬(マイレージだし)不安になるが、「ビジネスクラスにアップグレードさせていただいてもよろしいですか」。当然!

 ビジネスクラスは3年前に台湾旅行の帰りも同じ状況でアップグレードになった。が、食事はエコノミーのまま。しかし、今度は違う!ゴディバのチョコレートを食べながら幸せに浸る。周りはアメリカ人ばかりだし、本当にこれから中国に行くのか、実感がわかないまま到着。

 空港は、あまり変わっていない。だけど、市内への道が高速道路になって、格段に便利になった。タクシーで約100元。

 ホテルは動物園近くの「西苑飯店」。入ってみて思い出した。確か10年前にタクシーを拾うためにこのホテルに来たことがある。

 客室は新装したようできれい。服務員もフレンドリー。「日本人(りーべんれん)」といって、なぜか「日本一短い母への手紙」の小冊子をくれた。

 
10月17日 北京動物園、頤和園、香山公園

 朝食はビュッフェ。さっそく近くの動物園に。田中さんのめあてはもちろんパンダ。「四不象」は見つからなかった。

 頤和園に行く「小公共汽車」を探す必要もないほど、いきなり呼び込みに会う。満員になるまで出発しない。車の中で待っていると、しびれを切らして下りてしまう人もいる。それでも呼び込みをして、満員になってやっと発車。途中でも熱心な呼び込みをしていた。3元。

 呼び込みをやっていたお兄さんが、私が「日本人だ」と言うと、やたら質問責めに。よくある会話ではあるが、やはりいきなり月給を聞いてきた。よほど気になるのか、他の客もいつしか私の方をみている。一般的な給料を言ったら、驚いていたが、東京は物価が高いのだと例を示して言うとさらに驚いていた。話をしているうちに頤和園に到着。

 頤和園は、地元の子どもたちの遠足などで大賑わい。シーズンなのだ。

 それから今度はバスで香山に移動。やっぱり普通のバスは混んでいる。途中で石焼き芋を買って食べる。残念ながら、少しべっちゃりしていた。ここは日本人はあまりいない。地元の人の観光名所、という感じだ。

 香山公園は紅葉は少し早かったが、きれいな景色だった。リフトでかなり長い時間乗り、上に登るで、田中さんが恐がる。やはり、ミニバスでホテル近くまで戻る。椅子席は満員なのに、さらに小さな木の丸い椅子まで出して一人でも多く客を乗せようという商魂のたくましさ。

 夜は西単まで行き、ショッピング。やっぱり前とは随分変わったな、と実感した。夕食は北京名物羊のしゃぶしゃぶのお店、「又一順飯荘」でとる。一人48元で食べ放題、飲み放題。肉、野菜、お粥やデザートまで選べる。時間は1時間30分。ただし、食べ残すと罰金、という規定があり、残さないように食べる。服務員のお姉さんの言葉が聞き取りにくく、苦労する。だけど愛想はとてもいい。


10月18日 廬溝橋〜影視城

 あこがれの「中央電視台影視城」へ。包車が600元。廬溝橋によって、約1時間で到着。途中、「京石高速道路」を使ったが、噂に聞いていた、「高速道路をわたる周辺住民」を実際に見て驚く。高速道路だぞ!中には路肩にぼーっと腰を下ろしている人もいる。死にたいのか。

 入り口のところに地図があったが、あまりよく見ないで入場してしまった。入って知ったのは、案内板も特にないので、事前に把握すべきだったこと。広大な敷地の中に点在しているので、移動に恐ろしく時間がかかるということ。遠くが霞んで見えるほどだ。すごい土ぼこりの中、ひたすら歩く。漢代の街並み、唐代の街並みが忠実に再現されている。

 圧巻はやはり銅雀台。実際もこんなにすごい規模だったのか。セットとはいえ、あまりにも本格的な作りで驚く。ここは人も多く、あちこちで記念撮影している。私達もお約束の変身写真を撮る。

 もちろん、城壁など他の建物も、作りは本格的だ。武器と一緒に記念撮影したり、結構楽しめたが、中には食堂がなく、空腹になる。これといってめぼしいおみやげもない。歩き疲れたこともあり、車に戻り、ホテルで食事をすることにする。帰りは疲れて寝てしまったので、あっという間に北京に着いた。

 西苑飯店に戻って、四川料理のレストランで遅めの昼食。八宝茶のユニークな急須が面白い。ちょうど、ロビーでオーケストラの演奏会があり、服務員のお姉さんもみんなそっちに夢中。閉店間際だったからか、坦々面を頼んだらしばらくして「面がない」、と言われた。久々に「没有」攻撃だ。二人で100元ほど。

 タクシーで「長富宮飯店」に行く。チェックインをしようとしたら、大問題発生。予約が入っていないという。日本人のアシスタントマネージャーが出てきて「こちらのホテルではないのでは」などと明らかにこちらを疑っている。山本さんに予約を受けた人の名前を聞くために連絡を入れるなど、そうこうしているうちにどんどん時間が経ってしまう。とりあえず、1700元という正規料金(高い!)でチェックインし、連絡がとれたら、ディスカウントということになった。

 不安を残しながらも観光に出る。といっても、夕方になってしまったので、ショッピング。まずは地下鉄に乗って和平門駅近くにある瑠璃ちゃんへ。地下鉄は2元。前に乗ったときはものすごいラッシュで閉口したが、意外にすいていた。瑠璃ちゃんは閉店間際の店が多く、大半は閉まっていたが、5年前に来たときに買わなかった趙雲の泥人形を買う。20元。それから印鑑を注文。2日後にとりにくることにする。再び建国門に地下鉄で戻り、以前よりおうへいな態度が改善された友誼商店や新しくできたショッピングセンターなどを見る。パン屋さんで明日の朝食用のパンを買う。隣の「翠亭邨茶寮」で食事。飲茶は時間が遅かったため、終わっていた。二人で140元ほど。

 帰って山本さんに電話をし、担当者を教えてもらう。フロントに連絡。部屋に戻ると中からチェーンがロックされている状態になってしまい、ドアが開けられない。信じられないことだ。まさか、中に人がいるわけでもないし。再びフロントに行き、ドアをあけてもらえるよう依頼。すると担当者からメッセージが入っていると言われる。料金のことも解決し、ほっとする。

 ようやく部屋に入って落ちついた、と思ったら、お風呂に入った田中さんがパニックに。排水口が詰まっていて、お湯がバスルームにあふれ出した。やれやれ。


10月19日 慕田峪長城

 

「地球の歩き方」によると、東直門のバスターミナルから慕田峪長城行きのバスツアーが7:30に出ているという。早起きをして地下鉄で東直門へ。ところがバスがなかなか見つからない。聞けば、目的のバスはここにはないという。ミニバスだと乗り換えが必要。どうしようか迷って、タクシーに交渉してみることにする。2台目のタクシーに慕田峪長城に行きたいというと、運転手が笑い出した。「昨日も慕田峪長城に客を乗せていった」そうだ。2日連続慕田峪長城行きは確かにめったにないことだろう。包車料金は500元。昨日の基準からいえば妥当だと思い、交渉成立。途中、中国ではやっているらしいポップスのテープをかけながら、慕田峪へ向かう。

 9時30分ごろ、慕田峪長城に到着。すでに観光客でいっぱいだ。ここはロープウエイで行くことにする。上に上ると、周りの紅葉とともに、雄大な景色が広がっていた。メジャーな八達嶺とは違った景色が魅力の長城だ。だけど、ここはお勧め。まず、360度大パノラマ、そして紅葉。外国人は八達嶺ほど多くない。

 急な傾斜の階段を上る元気がなく、それ以上行くのは断念した。朝の残りのパンを食べて少し休む。その後田中さんのリクエストで人民解放軍の人たちと記念撮影。見れば若い坊や?たち。途中、甘栗を田中さんが買ってくれた。10元。日本のよりも炒りが浅いが、まずまずいける。12時半ごろ戻り、市内に引き返す。

 部屋に戻ると、ホテル側からフルーツが届けられていた。昨日のお湯があふれでた件は、清掃の時に気づくだろうから直してもらえるかと思ったが、甘かった。やはり水があふれてきてしまうので修理を頼んでおく。

 時間もあるので、天壇へ。その大きさに田中さんが驚いていた。ここでも写真スポットは競争が激しく、素直に待っていたら、いつまで経っても写真がとれない。「影が入ってしまうから、どけ」と言われたのには閉口した。人が少ないのならまだしも、大勢の人が集まっているところでそこまで言うか、という感じ。だけど仕方がない。タクシーで天安門まで行く。とりあえず写真撮影。前門から地下鉄に乗り、建国門へ。京劇をやっている「長安戯院」に行って上演スケジュールをチェックする。「白蛇伝奇」という演目で、迷ったが、パス。

 どうせなら、ということで東単まで歩く。ここまで来たら、王府井も近いし、レストランも何件かある。金魚胡同を通り、王府井に出る。「歩き方」に載っていた、山東料理の「萃華楼飯荘」で食事。地元の人で賑わっている。味はさっぱりとしていて、いける。それに値段も二人で70元と、安上がりだった。帰りに寄った「天福名茶」のお店でお茶を大量買い。店の人とも仲良しになって出る。夜市をざっとみて、懐かしの北京飯店からタクシーに乗り、帰る。

 一体、今日は何キロ歩いたのだろう。へとへとに疲れて、就寝。


10月20日 故宮〜北海公園〜景山公園〜市内ショッピング

 観光最終日。今日のメインイベントはなんといっても故宮。まず朝食前に近くの日壇公園に行ってみる。あちこちで体操をする老人グループ、小鳥爺さんなど、おなじみの朝の光景だ。マクドナルドで朝食。もちろん、朝食セットはない。

 タクシーで天安門まで行き、故宮へ。

 切符売り場で切符を買おうとしたら、発音が微妙に違ったのか、どこから来たのか聞かれた。日本から、というと、ここは中国人用だ、あっちに行け、と怒鳴られる。外国人用のチケットは最初からすべて含んだ高いものになっているのだ。55元。入り口で日本語の解説テープを借りる。

 故宮はすべてがけた外れに大きい。10年前はわりと軽く通っただけだったので、解説を聞きながらゆっくり進む。やはりここでも撮影は困難だ。時計館、珍宝館なども見学して満足。

 ここから北海公園の中にある宮廷料理のお店、ほう膳飯荘に行く。(一番安い)一人100元のコースを注文。ここは清代の宮廷服を着た服務員もいて、サービスもなかなか。小皿の点心がたくさん出てくる。「歩き方」にお店の写真が載っていたので、みんな嬉しそうに見ていた。どれもおいしく、上品な味。2歳だという小さな女の子が外国人に気に入られ、写真を撮ってもらっていた。すでにポーズを決めることを知っている。恐ろしや。

 北海公園から隣の景山公園に行く。ここの頂上にある万春亭から故宮を眺めると、とても景色がいい。しかし、地元の団体客が多く、ここも撮影のための競争が激しい。

 再び故宮の神武門前にでて、タクシーを探す。ぼることを目的としているのか、瑠璃ちゃんまでだというと、30元、という。冗談ではない。1台、ワゴンタクシーが現れ、ちゃんとメーターで行ってくれるという。乗車するやいなや、運転手は他にどこに行くのか、営業活動をはじめた。もう明日帰る、というとホテルから空港まで乗せていくという。ワゴンだし、悪い人ではないようなので、頼むことにする。

 瑠璃ちゃんの西街から見る。山本さんのおみやげに三国志のしおりを買う。他にも農民画、耳かき、お箸など。他の店で、やはり三国志の麺人形発見。「五虎将」がセットになっていて800元。高いし、私が欲しいのは趙雲。バラで売ってくれないかというと、すんなりOK。それも単純に800を5で割って160元でいいという。山本さん用に関羽も買う。320元で細かいお金を探していると300元でいいという。元々高い値段がつけられていたのかもしれないが、ラッキー。一昨日の印鑑屋にも行き、できあがった印鑑をもらった。

 買い物を終え、前門に行くことに。地下鉄の和平門駅に戻るより、そのまま東に歩く方が早そう、ということで、歩く。そこはまったくの胡同の、細い道。そこを(ほこりよけのため)マスクをした2人の日本人が通るものだから、そうとう目立ったようで、みんな不思議な顔をして見ている。10分ぐらい歩いて前門大街に出る。

 トイレに行くため、マクドナルドに入る。何事か交渉してジュースを取り替えてもらっていた留学生グループがいた。スプライトを飲んで私もわかった。彼らが言っていたのは「没気ル」。アル化した北京語だったが、「気」がない、つまり気が抜けていたのだ。

 お楽しみのシュウマイのお店、「都一処」を探すが見つからない。それもそのはず、地図にある場所はなんと、工事中。改装しているようだ。どっと疲れが出た。気を取り直して、「同仁堂」や「張一元茶荘」などの老舗を見て回る。そのあとライトアップを見るために天安門へ。近いのだが、直接いける地下道がなく、かなり回り道をしてしまう。

 疲れていたこともあり「落ちつけて、高くない」(by歩き方)とある「東方明珠」へ。ここは高級ナイトクラブという内装で、確かに客も少なく落ちつける。しかし、高い。それほど注文しなかったが、二人で250元もした。頼んだ料理はあたりはずれがあった。

 地下鉄で建国門へ戻る。ホテルに帰る前にショッピングセンターで最後の買い物。衣料品などは高く、一般の庶民は買えないのではないかと思う。プリクラが30元もする。

 今日もそうとう歩いた。だけど荷造りもしなければ。疲れた。


10月21日 帰国

 昨日のタクシーの王さんは結局現れなかったので、ホテルから呼んでもらう。

 座った席のシートベルトが壊れていた。スチュワーデスに言って直してもらったが、やはり壊れてしまう。席をかえてくれることになったが、田中さんとは別だと言う。中国人の女性の係が出てきて、強い態度で中国語で「前に行け!」という。一緒になるようにしてほしい、と言うと、隣に座っていたおやじが口出ししてきて、面倒なことになりそうだったので、私一人移動する。

 初めてのファーストクラスだったが、やはり一人はつまらない。食事は豪華で、アメリカ人向きなのか、量も多すぎて食べきれなかった。退屈なので、ひたすら寝る。行きと同様、中国を感じないまま、成田に着いた。


 あっという間の6日間。近いけど、やっぱり違う文化をもった中国。近代化は急速だけど、なかなか文化性、国民性までは変わらないのかも。10年前、5年前と比べてもその変化のスピードに驚く。10年前は100元払えば高級ホテルに泊まれたのだから。うん、今度はまた奥地?に行きたいな。

 

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