第8日目(2008.3.11

Home>index>

 
写真のスライドショーはこちらから↑javaをONにしてね。見えない場合はこちらから。


移動もバタバタ、マルタ
 お〜今日は3時45分に目覚ましがなり、3時50分に起きた。とにかく気合いで行動である。荷物をまとめ、フロント行った。オヤジだった。荷物を預かってほしいというと、階段下のスペースに入れてくれた。心配したわりにはあっさりだぞ。(なんでここまで荷物を置いていくかにこだわるかというと、ライアンエアーは託送荷物に別途お金がかかるのだ。しかも託送荷物なし、で予約していたから、荷物があると困るのだ)
 4:30ホテル出発。まだうすぐらい駅には空港行きのバスを待つ。カートをひいてライアンエアーのCAのお姉さんたちも多数待機。専用の送迎バスで空港に向かっていった。ライアンエアーは徹底的にコストを抑えているので、お姉さんたちの給料も安いらしい。ここでキャリアを積んでみんな少しでもいい航空会社へ転職を目指しているんだそうだ。
 空港に着く。実はすでにインターネットでのチェックインをしているので、手続きは簡単なはず。2階のセキュリティチェックはどえらい列になっていた。んでそこを並んでようやくくぐりぬけ、搭乗ゲート前で待機。インターネットでのチェックインはプライオリティ用の列。3番目ゲットだから早めに機内に入れるはず(ライアンエアーは自由席、早い者勝ち)。
 やがてプライオリティ用の列に並んでいると、係員がチェックをしはじめた。パスポートと搭乗券がわりの、プリントアウトしたものを見せると、係員がいうにゃ「EU以外のパスポートだからこれではダメ。下に行って、再度ボーディングカードを発券しなければならない」。

 はああん?そんなこと一言も書いていないぞ。アナウンスもなかったぞ。何、この「EU以外は人にあらず」扱い?!
 切れそうになったが、飛行機に乗らないわけにはいかないので、さっきのセキュリティの行列をわけをいってチェーンをあけてもらい、逆走。1階のカウンターに行く。カウンターは列になっているわけではなく、何人かが適当に(先を争って)係のお姉さんに用件を伝えている。よくあるパターンだが、仕事はなかなかはかどっていない。(やれやれ)。そして要領悪いのでなかなかやってくれる係が捕まらない。ようやく用件を告げる。めんどくさそうに「発券には4 ユーロかかります」。げえ。さすがケチケチエアー。2人で4ユーロ。これがまた時間かかる。
 そしてまた2階にいき、再びセキュリティチェック。なんなんだよ。
 というわけで、結局ギリギリの搭乗。席は後ろの方に確保。ちぇ。
 ライアンエアーはブランケットぐらいはタダで貸してくれるが、飲み物は有料なので、がまん。
 とはいえ、地中海の空を飛んでいるうち、熟睡。

マルタの青い空
 目が覚めると、海の色が青くなっていた。小さな平らの島が見えてきた。マルタ島だ。
 8時30分、いかにも小さな空港に降り立つ。一応マルタは(当時)まだEU外扱いなので、入国検査はそれなりにちゃんとしている。バレッタのバスターミナルに向かうバスに乗り込む。1ユーロ。安い(ちなみにジローナ→空港までは4.3ユーロ)。途中、よるバス停がとてもローカルな雰囲気で驚いた。日差しはとても強い。アフリカが近いんだなと実感する。 どうみても田舎の小さな道っぽいのが、実はメインストリートのひとつらしい。30分ぐらいでバレッタ市の城壁の隣にあるバスターミナルに到着。止まっているバスは新しいものもあるが、なかなか年季が入った車が多い。バスだけではなく道を走っている車もそんな感じ。島の中ならそれほど移動距離もないし、高速で走る道もない。大事に乗って長持ちさせるんだろうか。
 ゲートをくぐるとバレッタの旧市街。重厚な建物が建ち並ぶ。ゲートにも近い大統領府のとなりのロータリーに面して、宿泊する「ホテル・カスティーユ」があった。フロントには愛想のいいおじさん。いろんな言葉が話せるのが得意らしく、客それぞれの言葉にあわせて挨拶している。「こんにちは。チェックインまで荷物を預かってください」。一応マルタは旧英国領なので、英語が公用語なのだが、ちょっとばかし癖がある発音。なんというか、イタリア語っぽい。時計を見ると9:30、チェックインは2時かららしい。
 小腹もすいたし、少し落ち着きたいので、観光の前に有名なカフェ・コルディナに行ってみることにした。ここでアップルパイとチョコパン、カプチーノ(3.5ユーロ)を注文。建物は歴史を感じさせ、いい雰囲気。客層も落ち着いている。ゲイのカップルがラブラブで座っていた。
 さて、そのカフェのすぐ前にあるので騎士団長の宮殿に行ってみると・・・入れない。入り口を間違えたか、と思い一周してみた。やっぱり入り口らしきところには警官が立っていて入れない。聞けば今日、「調印式」があるので公開していないのだそうだ。調印式って何さ?ここは今でも大統領府と議会があるから国の政治の中枢部なわけで、今日は国の重要なイベントがあるらしい。ちょっと残念だけど、あすた・まにゃーな。
 リパブリック通り(メインストリート)を歩き、ゆるい坂を下りながら要塞を目指す。途中、ミネラル・ウォーターを買おうと小さなお店に立ち寄った。お店のおじさんが、ユーロとマルタポンドの換算表を見ながらおつりを計算する。まだまだなれないそうだ。ふいに猫が現れ、おじさんが「キョート、キョート」と言う。何のことか最初はわからなかったが、この猫の名前が京都というのだそうだ。へえ?だがなぜ?
 半島の先端にある要塞、エルモ砦は今日は立ち入り禁止で柵ごしにしか眺められない。海に出ると日差しが強く、海の青さもまぶしい。ずっと海岸沿いに歩いていくと途中で海に降りられる階段があったので、降りてみる。青空にはえて青い海、黄土色の建物。なかなかに荒々しい波が押し寄せているし、水深も深そう。対岸のスリーシティーズがよく見える。
 ここマルタは以前イギリス領だったのでイギリスにならって日本と同じ右側通行、右ハンドル。日本と同じ・・・なんて見ていると路上駐車してあったトラック、日本語がかいてある。「ゼンチク千葉営業所」・・・。もちろんナンバープレートはマルタのがついていたけど、いったいどういうルートで千葉からマルタに来たんだろう?ロシア経由?盗難車じゃないだろうぁ。
 強い日差しの下を歩き、ローアーバラッカ・ガーデンへ。グランドハーバーがよく見渡せる。
 さらにぶらぶら坂を歩きながら「聖ヨハネ大聖堂」へ。マルタの守護聖人は聖ヨハネなのだ。テープを借りてまわる。装飾がとにかくゴージャスだが、圧巻は騎士たちの墓碑だ。とにかく手が込んでいる。修復も同時にあちこちで進められている。DVDでその修復の模様をやってた。騎士はそれぞれの故郷で産出した大理石を使っているため、その修復も同じ大理石を使うんだそうだ。だから各地からとりよせるんだと!その徹底ぶりに驚いた。各語族(出身地)別の礼拝堂もあり、それぞれが特色がある。(と、言っても何がどんな特徴かはよくわからん)
 ホテルの方へ戻って、近くのアッパーバラッカガーデンで休憩。眺めがよい。昨日のハモンセラーノで作っておいたハムサンドを今頃食べる。
 引き続き、バレッタの町をブラブラ。とにかく区画されていて、道がわかりやすいけど、ほとんど坂。今度は反対側の海岸へ行ってみる。
 続いて、考古学博物館へ。とにかく見所がコンパクトにまとまっているので、各ポイントを歩いて移動してもそれほど距離はない。ここで「マルタのビーナス」などを見学。発掘されたタルシーン神殿はあとで行く予定になっているので、ここで予習だ。とにかく古代、信仰の対象になっていたらしい女神は、「下半身どすこい体型」。ところが現代のマルタでもこの「ビーナス体型」の女性が驚くほど多い。若い女性もわりと多い。5人に1人はおおげさではない。何をどうしたらそんなになるのか不思議。 
 そろそろチェックインしようと思い、ホテルに戻るため坂を歩く途中にネットカフェ発見。例の仕事があるから夜はチェックしないと。
 するとさきほどのリパブリック通り、どんどん柵が立てられてあっという間にパレード用コースができてしまった。どこからか人もわんさとやってきている。何事?さっきの「調印式」と関係があるのか?
 ホテルに行くと、相変わらず先ほどのおじさんがフロントにいた。昔のカスティーユ語族の騎士団の宿舎を改築したホテルで、重厚感ばっちり。部屋は25号室。入ってみると、バルコニーがついた、このホテルでも特別な部屋だとわかった。もちろん部屋はひろびろ。天井も高い。わずか5000円ぐらいでいいのかな?と思うような部屋だ。これもユーロ主体に変わっていくと高くなるんだろうな。なかなかラッキーだったかも。
 フロントの例のおじさんにいい部屋だ、というとこのホテルで一番いい部屋なんだよ、とのこと。いいのか?
 今日は4時にハイポジウムの予約を入れている。タルシーン宮殿が近くにあるのであわせていくことにしていた。
 シティーゲートはEUとマルタの旗を持った人であふれている。
 3時、バスターミナルから11番のバスに乗る。あちこちでやっぱり旗を持った人がたくさん。今日は平日だけど、まるでお祭りの雰囲気だ。やっぱり「調印式」に関係があるんだろうか?

異色の世界遺産は住宅街の中
 警察署のバス停で降りて、住宅街を歩き、タルシーン宮殿へ。こじんまりしているが、いきなり住宅街の真ん中に古代の遺跡がゴロゴロしているのには驚く。
 暇そうに立っていた係のおじさんにスタオくんがちょっと質問をしてみる。待っていましたとばかり、わかりやすい英語で(発音がきれい、というのではなくスピードという意味で)説明してくれた。そのとき、「前にテレビ番組で京都をやっていた。だからマルタは“京都”が流行♪♪」あの猫がキョートといったわけもわかった。おじさんにハイポジウムへの道を教えてもらう。
 10分ほど住宅街をあるいて、やっぱり住宅街の中にハイポジウムはあった。ここは保存のために見学者は毎回10人に制限されている。まず予約しないと見学できないのだ。
 4時の回に集まっていたのは、ドイツ人、ノルウェー人など。マルタ語でのガイドもできるそうだが、全員一致で英語のみに。ここはとにかく管理システムがすごい。さっきのタルシーン神殿はいくつかあるマルタの巨石墳墓のひとつで、おっさんがゆるーい感じで管理していたけど、ここはこれだけで1件の世界遺産。空調、ライト、音響、すべてPCで制御されている。かっくいー。地下墳墓は想像よりずっと大きく、壮大なスケールだった。ここも住居を建設する際に偶然見つかったそうだけど、びっくりしただろうなあ。
 たっぷり見学させてもらって大満足。何か質問は?といわれたが(いつものパターンで)そう難しい考古学の単語知らないし。スタオ、前にも書いたけど大学で歴史をやっていただけあり、意外と熱心に見学。
 とにかくわざわざ予約してきた甲斐があった。
 しかし建物を見ると周りは本当に普通の住宅街。

お祭り騒ぎだよ、マルタ
 バス停に行くとタイミングよくバスが来たので、乗りさっきの道を引き返す。ターミナルに近くなるにつれ、マルタとEUの旗を持った人が続々と集結中。ターミナルの隣にある公園にみんな入っていく。ここで何があるんだろう?
 さて、ツーリストインフォメーションがあいていたので、騎士団長の宮殿は明日あくか聞いてみた。開かないらしい。いつから開くの?答え「わからない」。それでいいのか?!
 長い一日。疲れてはいるが短いマルタ滞在を充実させるためにはでかけないと。お祭り?のためかわりとレストランも閉まっている。この中であらかじめチェックしておいたマルタ料理とイタリア料理のレストラン、COCOPAZZOへ。ここでアサリのリゾット、シーフードのフィットチーネなどを注文した。とにかく量がすごい。2人分で33ユーロ。しかし隣の人はぺろりと食べている。聞きしにまさるマルタ大食い伝説
 ネットカフェにより、少し仕事をこなし、情報収集も行い、ホテルに帰る。すると隣の首相官邸には人だかりができていて、テレビカメラも来ていた。ちょうど首相?が建物から出てきて人々の歓声に応えつつ、インタビューに応じていた。うわ、ご近所さんで普通にこの光景がみられるなんて、ミニ国家ならでは。
 ちなみにこの日はEUの正式加盟の調印だったらしい。
 
 数百メートル隔てた公園から、歌声とドンドンという低音が夜中中響いていた。しかし、熟睡。いったい何万人集まったのかな?明日も早いぞ。いい天気でありますように。


←前の日 次の日→

まだまだ工事中です

ブログあります。

このページは「蓬莱賓館」という岩姐運営のサイトの一部です。直接このページにきた方はこちらから脱出してください。